2016年12月03日

淡路島オーガニックマーケット:島の食卓

先日、淡路島で開催された「島の食卓」というイベントに参加してきました。
オーガニックをテーマとしたイベントで、出店しているのは、化学農薬や化学肥料を使わず、それぞれの畑の環境にあった栽培方法を追求している生産者、そして食材にこだわった飲食店の皆様です。

島の真ん中あたりにあり、今回私も初めて足を運んだのですが、20,000坪もの広大な里山の中にコテージ、ゲストハウス、プレーパーク、農園等が整備されたアウトドア施設で、周りは自然でいっぱいです。
午前10時頃に会場に到着すると、既にたくさんのお客さんで賑わっていました。

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入ってすぐ目に入ったのが、お米の食べ比べ。

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あまり知られていないかもしれませんが、淡路島ではお米もとれるんですよ。これがまた実においしい。島の食卓イベントでは、合鴨農法(田んぼに生まれたてのアイガモの雛を放し、雑草や害虫を食べてもらったり、糞を肥料変わりにする)でできたお米や、自然栽培で育てたお米を食べ比べ。どちらもとても美味しいお米でした。

少し話がそれますが、写真に生産者の名前があるのがお分かり頂けるかと思います。普段、我が家は島の産直市場で野菜を買うことが多いんですが、それらも全てこんな風に生産者の名前が書かれているんですよ。ちょっとしたことですが、生産者の方々と直につながっている気分になりますし、安心安全の美味しい野菜を頂けるというのは本当に贅沢なことだなと感じています。

さて、イベントに話を戻しましょう。
朝食をぬいてきたので、まずは腹ごしらえです(笑)。

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いくつか並んでいた飲食店の中から、「毎日食堂」さんの朝ごはん定食とカフェオレ、そしてデザートに「CHiQ(チキュー)」さんの麹ケーキを頂くことにしました。どちらも移住者が淡路島でOpenしたお店なんですよ。それぞれの移住の経緯に興味のある方は、毎日食堂さんはこちら、CHiQさんはこちらをご覧ください。

イベント会場の中央にテーブル(まさに島の食卓!)があるので、そちらで食べることができます。

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こちらが、本日の朝食です!

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写真右側に並ぶのが、毎日食堂さんの一汁一菜の朝ご飯。有機雑穀米、自然豚の豚汁、お漬物の定食で、どれもやさしい味がしました。中でも、アウトドアの美味しい空気を吸いながら飲む豚汁ってのは最高でしたよ。
定食を食べ終わった後、自家焙煎豆のカフェオレ、そして麹ケーキと続きます。砂糖を使わずに麹の甘さで作った和ケーキで、山ぶどう、スパイス、ラムが入っていて、海外好き/エスニック好きの私にはこれまた美味しいデザートとなりました。

充実した朝食をとった後、生産者の皆さんのお店を見て周ることに。
実は移住者の方々も多数出展されており、私はそういったお店を見て周るのを楽しみにしていたのです。
限られた時間の中で全てを周ることはできませんでしたが、いくつか紹介させて頂きます。

◆おのころ雫塩さん

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塩を造られています。
なんと原材料は淡路島の海水のみ!!
余分なものは一切入っておらず、40時間もかけてじっくり煮て作った塩です。
今では淡路島の多くの飲食店で利用され、塩にこだわりを持つ島外の方々からも高く評価されているそうです。島内のいくつかの道の駅でも販売されていると伺ったので、私も今度家にある塩と食べ比べしてみたいと思っています。
おのころ雫塩に興味のある方はこちら、ご夫婦の移住の経緯に興味のある方はこちらをご覧ください。

◆平野農園さん

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色とりどりの野菜が並んでいるお店で、思わず立ち止まってしまいました。
見るからに新鮮ですし、普段我が家が足を運んでいる産直市場にはない野菜も並んでいて、多くのお客さんで賑わっていました。こうやって生産者の方々と直接顔を合わせ、お話しながら野菜を買える場というのは貴重だな、改めてそう感じた次第です。
農家を営んでおられるこちらの平野さんご夫妻も島外からの移住者なんですよ(詳細はこちら)。

◆おのころ藍さん

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先日工房におじゃましたおのころ藍さんも出店されていました。
久しぶりにご挨拶させて頂き、接客中のお忙しい中、一枚だけ写真をパチリ(笑)。
藍染め製品はもちろんのこと、「藍の茎茶」等、食用としての製品も並んでいました。以前詳しくお話を伺った私にとってもまた新鮮な製品となっていて、お店を一見しただけでご夫婦の創意工夫が感じられました。
おのころ藍については、こちらの以前のブログをご覧になって頂ければと思います。

淡路島に移住したとはいえ、普段の生活の中で、生産者の方々と直接顔を合わせる機会というのはなかなかなく、島の食卓イベントは私にとって貴重な体験となりました。
一言に移住者といっても、本当にいろんな方がいて、いろんなライフスタイルがあるんですね。

改めて淡路島の豊かさに触れた気がします。
(T)
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2016年11月26日

淡路随一の鮎屋の滝!「ふるさと発見ときめきウォーク」

11月3日、鮎屋川地域元気づくり実行委員会の主催で行われた「ふるさと発見ときめきウォーク」に夫婦で参加してきました。
お世話の方も入れると200名近くの人が集まり、賑やかなウォークとなりました。

地元の誇り鮎屋の滝は、淡路島随一といわれる落差14.5mです。

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高い山が無い淡路島にとっては、この落差で最大の滝となります。
洲本川の源流にあり、古くから島民はもとより多くの人に「お滝さん」と呼ばれ親しまれてきました。

滝を眺め、清流の轟音を背に石段を登ると不動堂があります。

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日頃の運動不足を解消しようと参加した私たち。
事前の情報では約5.6kmを2時間かけて歩く・・・というもので森の散策ぐらいに考えて申し込んだのです。

ところが、不動堂裏からの山道は厳しい勾配が続いています〜

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準備の良い人はトレッキングスティックをお持ちです。
「杖をもってくるんだったなぁ・・・」と情けない言葉を漏らす夫。
自分よりもはるかに年配の人に追い越されながら、見栄で笑顔を保つも顔色が白くなっていくではありませんか・・・。

休み休み登ると・・・鮎屋の森展望デッキから見事な景色が広がります〜
中央の山は゛淡路富士゛との別名がある先山(センザン)で標高448m。

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間近に見える鮮やかな真っ赤な橋桁は、オニオンロード(鮎屋夢大橋)。
計画延長19.6kmの広域道で、淡路島特産の玉ねぎにちなんだ名前になっています。

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一息ついた後は、また歩く・・・なんとか森林浴を楽しめる余裕が出てきました(笑)
この鮎屋の森には、全国的にも珍しい貴重な南方系植物が多く生息しているということですし、高さ20mを超える常緑広葉樹からなる太古の森でもあります。

森を抜けると、大城池(ダイジョウイケ)。
貯水量1,047,000㎥、堤高30.6m、堤長148mのアースダム(中心刃金式土堰堤)で、昭和3年に築造されました。

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もともとが水不足の農村部で、農業用水確保のため大変な労苦の末、6年もの歳月を経て一大ため池が完成したそうです。大城池の名前の由来は「壮大にして城郭のごとく、また堅固で緻密にして大丈夫」の意味から命名されました。

池から少し下った所には鮎屋の滝温泉ふれあいの湯があり、この日は特別に足湯が設けられ疲れを癒しました。

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ここは硫黄泉ですが、残念ながら温泉設備はなく販売だけなんです。

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この温泉スタンドは、タイマー式で、100円で50リットルの温泉が出るように設定されています。

「昔は、ここに鮎屋壮という温泉宿があったんだよなぁ・・・」と地元っ子の夫。

そうなのです!
昭和27年から44年まで、淡路島では珍しい硫黄成分を含んだ療養泉で「洲本の奥座敷」として利用されていました。それが鮎屋川ダムの築造に伴い源泉がダム湖に埋没し、温泉は閉鎖となり宿も崩されたのでした。
その後40年が経過した平成21年、ダムの水位が低下したことを機に地元住民が調査し、源泉設備を探し当てたのです。
地元の名所であった温泉を次の世代に繋いでいくんだという住民の強い意志と熱意の賜物でしょう。誰でも気軽に温泉が楽しめるなんて本当に素晴らしいことです。


その鮎屋川ダムがコレです〜〜

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農業用防災ダムで、水田の干害の防止と農地を洪水の被害から防ぐ役割を持っています。建設の話が持ち上がってから完成まで30年という気の遠くなるような歳月がかかったそうです。

ところで、鮎屋川の名前の由来って、やっぱり鮎がいたんでしょうか??
゛鮎がたくさんいる谷、あるいは染料の藍の産地であった゛ことに因むとも言われているんですって。

自然と共に生きてきた先人たちの偉業にふれるウォークとなりました。
                          (YOKO)
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2016年11月19日

お子さんと一緒に淡路島のカフェでゆっくりしませんか♪

こんにちはKです。
この一ヶ月の間に、ここ五色町は西風が段々と強くなり冬モードへ突入です💨💨
先日、慌てて羽毛布団にこたつにストーブを一気に出しました💦
気温の変化が激しいので皆さんも体調崩さないようにお気をつけ下さいね

さて今回は子ども(赤ちゃん)も一緒でもゆっくり出来るカフェのご紹介をさせて頂きます
私はカフェに行くのが好きで、淡路島へ来て一人カフェをよくやっていました💡
娘が生まれてからも、娘とお友達と一緒にまったり出来るカフェに行って楽しんでいます

まず1件目は「ラ・ウーべ」さんです。
ラ・ウーベ
OPEN;11:30
CLOSE;17:00(L.O16:30)
ランチ;15:00まで
定休日;水曜日
ホームページラ・ウーベ

駐車場も第二駐車場まで設けてあるので、広々と駐車することが出来ます🚙
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ワンちゃんも一緒に店内に入れます
屋外ではドッグランができるエリアもありますよ
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店内は広く、客席数がたくさんあります✨
お子さん連れの方にはソファーのあるお席がオススメです私もいつもソファー席です
ソファー席は一番奥の部屋なので、娘が多少大きな声を出しても気を使わずに居られます
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この日は3種のケーキセット(コーヒー&紅茶付き)を食べました
この時の3種はシフォンケーキ、ガトーショコラ、バナナケーキ+アイスクリームでした✨
他デザート、ランチメニューは上記のリンクからご覧下さい
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次に2件目は「Neki」さんです。
額縁と珈琲 NeKi(2016年6月オープン✨)
月曜日 (額縁のみ営業)
火・水・金・土曜日 AM7:00~11:00
木曜日 AM7:00~PM17:00
日曜日 定休日
ホームページ額縁と珈琲 NeKi
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このお店は店長(加藤さん)ご自身で改装工事をされました💡
お店に入った瞬間、とっても温かみのある雰囲気で、店長の素敵な笑顔で迎えてもらえます
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店内には何種類もの額縁のサンプルが飾られ、額装のことは何でもご相談して頂けますよ
壊れてしまった額縁、汚れた額縁のお手入れもして下さいます💡
私もカレンダー用に額縁が欲しくて、色々と相談させてもらって素敵な額縁が出来ました
一つ一つ丁寧に額縁の事、教えて下さいます✨
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お席もカウンター、テーブル、お座敷とあります。
私は娘がいるのでいつもここのお席です
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こちらメニューです✨
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そして私のオススメ、スコーンです
とっても香りのいい珈琲にとっても相性バツグンです
他には自家製アイスクリームこれもと~っても美味しいんです💕
ドリンク、デザートすべてテイクアウト出来ますよ
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今回は私の住んでいる所から近くにある2件のお店をご紹介させて頂きました。
まだまだ淡路島には子どもが居てもゆっくり出来るカフェがあると思います
またの機会ご紹介させてもらいますね。

是非、一度行ってみて下さい🎶


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2016年11月12日

南あわじ市の「にんぎゃか福良んど」

2016年10月23日(日)11:00から16:00まで

南あわじ市福良下町商店街がテーマパークに変身!!
にんぎゃか「福良んど」(ふくらんど)と銘打って賑わった。

南あわじ市地域活性化事業推進協議会が主催し、にんぎゃか福良んど
実行委員会が運営した。

空き家空き地が多くなっている地域を活性化させようと、市や商工会の若者が
中心となって企画、運営。

ストリートパフォーマンス、ダンボール迷路、グルメ、雑貨といろんなお店あり。
60店も出店。
まさににぎやかさいっぱいの一日。

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元気いっぱいの太鼓の音でストリートパフォーマンス。
ここはいったいどこなのか、国際色豊かなにぎやかな街に早変わり。

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手作りダンボール迷路。親子連れの子供たちが楽しんでいた。
幅広い年代の人たちが集まった。
かわいい子供たちの声が、あちこちで響いていた。

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会場では人気の栄堂さんの「もちぱい」も売られていた。

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やはり商売と言えば「えべっさん」の登場。
ここ淡路島では人形浄瑠璃のえびす舞が有名。
商店街の繁栄を願って!!!

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本日メインの魚の「競り市」。
えべっさんの登場とともに活気が出てきた。
サンマ、アジ、さわらなどなど、、、
福良の魚屋さんは活きがいい。
赤いTシャツで元気づけ。
お客さんも威勢よくセリに参加。




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地域のお店が集まった。
多肉植物のお店も出店。
中には島外からのお客さんもいらしていたそう。

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幅広い年代の人が集まって、ワイワイ、ガヤガヤ。
これだけの人が集まれる福良。
テーマ通りの「にんぎゃか」
淡路弁で「にぎやか」ということ。
いい響きである。


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福良と言えば「手延べそうめん」
のど越し最高のそうめん。

このように、いろんなことが満載の企画
一日限定ではあったが、この町の事がとてもよくわかった。

これを機会にみんなで福良に行こう!!
もっともっといいこと、楽しいことが発見できそうですね。

そんな素敵な、元気な福良。
楽しい福良にぜひお越しあれ〜!

                       淡路ちゃんでした。

posted by awajigurashi at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路の催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月05日

公民館主催 淡路島史跡探訪講座

先日、公民館が主催する史跡探訪講座に参加してきました。

正直、私は子供の頃から公民館というものにお世話になった経験があまりなかったのですが、淡路島に移住後、状況が一変しました。偶然ある方から公民館が主催するカルチャー講座の話を聞き、去年、今年とお世話になっています。
いろんな講座がありますが、この史跡探訪は、バスで淡路島の史跡を周りながらその歴史を解説してもらうという講座です。
淡路島のまだ知らないスポットに足を運べるということに加え、もう1つ私には参加する大きなモチベーションがあります。

朝8時に公民館に集合し、既に顔見知りとなった公民館の方と朝の挨拶を交わします。そして、去年お会いしたご夫婦が今年も参加されており、早速声をかけて頂きました。とても仲の良いご夫婦で、お話していて気持ちが良く、この日も多くの時間を共有させて頂くことになります。
そう、この講座、移住者である私にとっては、地元の方と触れ合うとても良い機会になるのですよ。

では、今回訪問した場所をご紹介しましょう。

(1) 高田屋顕彰館・歴史文化資料館

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いきなりですが、今回の講座で最も印象に残った場所です。

皆さんは高田屋嘉兵衛という名をご存知でしょうか?
私も初めて知ったのですが、江戸時代後期に淡路島に生まれ、船乗りとなって海運業に乗り出し、身分や国境を越えて北海道の開拓者として活躍した海の男です。当時まだ寂しい漁村でしかなかった函館の発展に貢献し、日本とロシアの間に立って両国間に起きた事件まで解決してしまいます。

近くには日露友好の像もありました。

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司馬遼太郎さんが「江戸時代で最も偉かった人物、世界のどんな舞台でも通用する人物」とこよなく愛した人で、その物語は小説「菜の花の沖」にまとめられています。
展示を見れば見る程興味が湧いてきて、私は早速小説を買ってきて読んでいるところです。

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余談ですが、高田屋顕彰館の周辺はウェルネスパーク五色として整備された公園になっており、宿泊施設や温泉もあります。
もう3年半も前のことになりますが、私が移住先として淡路島に興味をもち、初めてこの島を訪れた時、ここでキャンプしながら島を周りました。その時は高田屋顕彰館は目に入ってきませんでしたけどね(笑)。公民館に感謝であります。

(2) 河上神社

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一気に時代を遡り、平安時代(西暦900年代)から崇拝されてきた神社にやってきました。
公民館の方々による事前調整のおかげで、宮司さんが我々のために神社の歴史を詳しく解説して下さいました。

この神社は淡路唯一の天満宮で、万物育成の神「河上大神」と学問の神「菅原大神(菅原道真)」が祀られています。
写真のやや左手に大きな木がありますが、こちらは天然記念物に指定されているイブキの巨木。江戸時代になって、このイブキの木が拝殿に倒れかかり、拝殿の修理のために切ろうとしたところ、翌日には短くなっていたという言い伝えがあるそうです。
他にも、淡路島は徳島と合わせて名東県と呼ばれていたことがある等、興味深い話をたくさん聞かせて頂きました。

(3) 大昭和精機

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この史跡探訪講座の面白いところは、名所旧跡だけでなく、現在まさに活躍中の淡路島の地場産業も訪問する所です。
今回お世話になったのは大昭和精機株式会社。
金属加工する際にドリルなどの刃具を工作機械に固定するアダプタ("ツーリング"と呼ぶそうです)を開発、製造、販売している会社で、世界を舞台に事業展開しておられます。本社は大阪ですが、淡路島に工場があり、今回そちらを見学させて頂きました。

社員の方々がとても丁寧に説明してくださり、小学生の頃に行った社会科見学を思い出しました。と同時に、淡路島にこんな会社があったんだとビックリ。
品質への追求を付加価値として、世界と勝負する実に日本らしい会社で、益々の発展を期待したいところです。

(4) 寺町八ヶ寺

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昼食後、寺町八ヶ寺へ。城下町の雰囲気が残る通りに、宗派の違いを超えて8つのお寺が集まっています。
時代は江戸時代へ戻ります。当時、淡路を統治していた蜂須賀氏によって洲本に城下町が建設されたのですが、その際、城下町防衛のために寺院を集め、出丸的な役割を持たせたのが寺町のおこりなのだそうです。

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これまた公民館による事前調整のおかげで、遍照院というお寺の住職さんからお寺に関わる歴史上の人物などの話を伺うことができました。
そして、参加者全員で寺町めぐり。スタンプラリーですね。
無事8つのお寺を全て周り、参拝記念として数珠を頂きました。

(5) 淡路文化史料館

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最後に訪れたのは淡路文化史料館。
淡路島の歴史と文化を集めた博物館です。
以前個人的に一度来たことがあるのですが、参加者の方々と一緒に、「この農具、私の家にあった!」「昔、淡路島に鉄道走ってたのよ!」といった話を伺いながら周ると、また新鮮な気持ちで見学できました。

時計を見ると、もう夕方の5時。
バスで公民館に戻り、解散となりました。

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淡路島のまだ知らないスポットに足を運び、個人で訪れても聞けないような話を伺い、地元の方々と語らう、丸一日かけて淡路島の歴史と今を肌で感じ、充実した時間を過ごすことができました。
移住者が地域社会に溶け込む上で、公民館は貴重なインフラとなるのでは…、そんな気がしています。
もし将来皆さんがどこかに移住することがあったら、一度訪問してみるといいかもしれませんよ!
(T)
posted by awajigurashi at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路の歴史、文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月29日

『第12回ふるさと回帰フェア 2016』参加してきました!

東京で行われている大規模な移住相談会『ふるさと回帰フェア』に今年も参加してきました!
今年は、洲本市の移住・定住、田舎暮らし推進の実行部隊「マチトイナカ交流推進協議会」メンバー有志の一人として参加。

アクセスの良い淡路島でも東京へは、高速バス約1時間・飛行機約1時間・移動調整時間を入れて4時間ほどかかります。
ブース準備の都合もあるので、前日から東京入りしました。

日々閑静な農村地帯に住んでいる私は、東京のビルの高さや人の多さに目を回しながらもワクワクしてしまうのです。
相談会の準備を済ませてから、関連する施設を見学しました。

まずは、浅草にある『まるごとにっぽん』へ。

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「おすすめのふるさと」コーナーで、兵庫県からは養父市と洲本市が商品を出店販売しています。
嬉しい事に20ブース中、洲本市が地域別売上高1位の人気を集めていて、中でも「粉末オニオンスープ 5本スティック」は品目別で首位を独走なのであります!

有志メンバーで売り子さんをして、お客さまと直接触れ合ってきました。

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やっぱり、一番人気はオニオンスープでしたね。
私が気になった商品は、由良産の海苔。

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゛こっちゃ゛というのは、由良弁で゛私の゛なんですって!
淡路島で生まれ育った私でもはじめて知りました。都会へ出て逆に勉強した次第です。

次は、千代田区にある『ふるさとチョイスcafe』へ。

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ここでは、ふるさと納税について気軽に相談ができ、地域の魅力を五感で感じることもできるんです。
常に社員さんが店頭に立ち、丁寧に対応してくださいます。
地域の特産品・工芸品などの展示があり、季節の旬の食材もその場で食べられるのです。

窓から田んぼを眺め、本みりんジュースを飲んでみましたよ。

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*この風景、映像なんです*

ここからは、本番『第12回ふるさと回帰フェア 2016』の様子です!!
オープニングセレモニーでは、主催者の認定NPOふるさと回帰支援センター理事長である見城美枝子さんから激励の挨拶。

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代表理事の高橋公さんからは最近の動向報告がありました。
最初は団塊の世代を故郷に帰そうという運動だったのが、12年の地道な活動で実を結び、多世代の田舎暮らしという新しい生き方選択へと拡がりました。
田舎を蘇らせる国民運動が、ここ3年ほど前から盛り上がり文化運動に発展しているということです。
Iターンだけではなく、20代・30代のUターンも増えており、同センターへの相談件数は一月で2000件にも上るそうです。
「自治体として、どの世代にターゲットを絞るのか明確に!」という言葉が印象に残りました。

当日は、47都道府県約350団体が参加し、来場者は18,176人(昨年は16,031人)
兵庫県でも昨年3地域だったのが、今年は6地域がブースを出し積極的にPRしました。

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洲本市(マチトイナカ交流推進協議会)のメンバーを紹介しましょう。

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市職員の田中さん、地元町内会長の狩野さん、Jターンの山上さん、地域おこし協力隊員の束田さん、そしてベテラン相談員の域に達したと自負する私。
多彩なこのメンバーなら、どのような相談にもお応えできること間違いなし!
*Jターンとは地方出身の都市住民が出身地に近い中核都市に定住する事で、山上さんは淡路島→東京→神戸へ移住*

法被にも淡路島愛を感じます。
町内会長さんは、お客様より目線を下げての対応で、おもてなしの心が満杯。

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子育て世代がブースに近づくと、逃さず呼び込みます。

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ブース訪問は30組ほど、アンケート記入は20組、座ってじっくりと相談なさった方が14組でした。
昨年に比べると明らかに淡路島の認知度が上がっていることを実感。
だって、洲本市のブースを目指してお客様が来てくださるのですから!
移住の老舗本ともいえる宝島社『田舎暮らしの本』で「子育て世代にぴったりな田舎」ランキング1位という実績が大きかったのでしょう。

みなさん熱心にお話をされるので、私は7組の方々を対応しましたが、お昼休憩以外は、一日中しゃべっていたというような状況でした。
年代も20代から70代までと幅広く、描くライフスタイルも様々。
子育てを自然豊かな田舎で、半農半X(はんのうはんえっくす)、本気の農業、web関係、独立起業したい、温暖な地域で悠々自適なシニア生活etc。

「いつかは田舎暮らし」→「今すぐにでも田舎暮らし」 そんな世の中になってきたのでしょうか。
確かな手ごたえを感じて、淡路島へ帰ってきた私の元に更なる朗報が!
ブースにみえた埼玉県在住の20歳代ご夫婦から連絡があり、特別面談「リサーチ!あわじ暮らし」への予約が入ったのです。11月初旬には淡路島へ下見にお越しになります。

早々の反応に喜びながらも、人さまの人生を直接左右する取り組みであることを改めて肝に銘じたのでありました。
(yoko)


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2016年10月22日

子育てサークルへ参加してきました。

こんにちはKeiです。
最近淡路島も涼しいを通り越して朝晩は寒くなってきましたね
先日、衣替えをして秋冬に備えています。
淡路島の西海岸は風が強く、冬の寒さは厳しいのです
さて、前回の初投稿につづいて今回も子育て記事をご案内します!

先日子育て支援センターの子育てサークルに参加しました。
そして、今回のサークルから、よちよちママクラス→こぱんだちゃんクラスへ
ひとつ大きい組になりました✨

今回の内容は’’自由あそび・体操・お誕生会’’です🎶

始まりは10時~ですが、みんなゆる~く集まり、集まった子ども達から自由あそびスタート💡
日頃の育児についてなど、ママ友同士の会話の場にもなりますね。

子育てサークル


遊具はミニカー、キャラクターのお人形などのおもちゃ、ミニ滑り台、ボールプールのようなものなどたくさんあります🎶
この中に入っている女の子はとっても楽しそうでした💕
私の娘はこの中に入れると大泣き💦でしたが(^0^;
中に入っているボールにはすごく興味があるようですね。

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一方では藤井先生(写真左側)、岩熊先生(写真右側)に育児の相談やママ大先輩からのアドバイスを聞いたり、主婦トークだったりと、ママさん達もとっても楽しそうでした💓

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自由あそびの次は先生方が絵本の読み聞かせをして下さいました✨
今回の絵本は「いっぽ にほ さんぽ!」📖
みんな夢中になって聞いていましたよ👂

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絵本が終わって、次はお誕生会です🎂
今回参加の中では10月生まれのお友達がいなかったので、10月生まれのママ達のお誕生会でした。
🎶たん たん たん たん たんじょうび〜 
◯◯ちゃん(君)、◯◯ちゃん(君)のお誕生日🎶おめでとう〜
みんなで一緒に歌ってお祝いしました

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次は体操です。
まだ歩けないのでママ達が抱っこしてみんなで輪になって音楽に合わせて体操しました🎠
手足を大きく動かし、一回転したり、輪の中で走ったり、子ども達もママも自然と笑顔が出てきます

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最後はみんなで円になって寝転がり写真を撮りましたが、みんな動き回って上手に撮れませんでした💦
みんな元気な洲本っ子です✨

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毎月のイベント・行事等の詳しい情報はこちらから見て頂けます🔜🚩子育てセンターからのお便り

ここに参加することで、娘の成長の気付きや娘のお友達と一緒に遊べ、ママ友の交流が出来るので、
このような施設があることは、私にとって心強い居場所のひとつにもなり、有難いです




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2016年10月15日

日本遺産認定「国生みの島・淡路」

第九回 神楽祭(かぐらまつり)

2016年9月22日に淡路島伊弉諾神宮特設舞台にて開催されました。

淡路島は神話の島。
古事記や日本書紀などの古記録にある「神代」の伝承を「神話」と呼ぶように
なったのは、明治時代以降の事だそうです。
全国各地にたくさん神話がありますが、淡路島を舞台とする「国生み神話」、
そして「高千穂神話」、「出雲神話」を三大神話と言います。

そして今回三大神話「神楽祭」が第九回目を迎えました。


ここ淡路島に神話を持っているということに誇りを持とうと思われました。
本当に文化の価値を大切に思えてきます。

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伊弉諾神宮の参道に大勢の方がお越しになっています。
これから始まる「神楽祭」を楽しみに遠方からも来ていました。
毎回参加しているという方もいらっしゃいました。
これを機会に、文化や歴史を学ぶよい機会であると思いました。

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当日は雨が降っていたので、開催を心配しましたが、お祭りが始まる
ころには雨が上がってきました。
これも何か神様のお助けがあったのかと思われるくらいでした。

かえって、この雨は「吉兆の雨」ではないかと思うほどでした。

伊弉諾神宮に「神楽祭」りと「日本遺産認定」ののぼりが掲げられ、
これから始まるお祭りを盛り上げていました。

特に文化財をテーマとストーリーでまとめた地域の魅力を発信する
「日本遺産」として認定されたことがより一層盛り上げていました。

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まず手を清めて、心を静めて参拝します。

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やはりここ伊弉諾神宮に入ると背筋がピンと伸びるのは不思議な感覚ですね。


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地域の物産展も行われていました。
地元とも一体になって行われていました。


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地元の人たちによる「国生み太鼓」
大きく響き渡る力強い音がおなかの底まで響いてきます。

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出雲神話の八岐大蛇退治の舞。
迫力満点で、思わず声が出そうになりました。

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そんな中でのお弁当。
ゆっくり、美味しくいただきました。

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最後に淡路創生「国生み神楽」が地域の方々によって行われました。
暗闇の中で澄み切った声で読まれる和歌が、静かな境内に響いてきます。
とても自然に心にス〜と入ってきました。
最高のフィナーレでした。
大人から子供まで一つになって舞う姿に感動を覚えました。
このように、伝統を受け継いでいくことの重要性を考える良い機会でした。

日本で開催されるオリンピックの時に、世界に向けてこの神楽祭を発信できることを
期待しています。


次は記念となる10回目。
どんな神楽祭になることか考えるだけで、ワクワクドキドキ。

そんな神秘的な淡路島の事を、次々と発信してくださることを楽しみにしています。
                         
                        淡路ちゃんでした。



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2016年10月08日

超小型モビリティに乗ってきました!

淡路地域超小型モビリティ導入促進協議会が、社会実験として試乗を行っていることはHPやマスコミ報道で知ってはいました。
このほど、知人が「なかなかいいですよ! 一緒に乗りに行きましょう」と誘ってくれたので、物は試しと乗ってきました。

ウェスティンホテル2階に受付があります。6時間まで無料ですが、淡路市外へ出てはいけない、高速道路は走れないという制約と、乗車後にアンケートに記入することというのが条件として付きます。

軽自動車よりもさらに小さく、前後に二人乗り。
車輌サイズは長さ2340mm 幅1230mm 高さ1450mm
道路運送車両法に適合しないため、国土交通省の道路運送車両法に基づく基準緩和を活用した超小型モビリティの認定制度の許可を取得して走行している状態です。

おっさん二人がこの可愛い車でドライブ・・・ってのは他人から見れば (笑
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ドアは跳ね上げ式
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後席は見た目よりも余裕があります。
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リーフやiミーブに乗った経験からいえば、モーター音はかなり高く、また窓は空きっぱなしのため、横殴りの雨降りだと車内が濡れます。そしてなによりも冷暖房はありませんので、夏冬は厳しいかな?

動画でモーター音を体験してください

加速性能はまずまず。借りる時、『国道はできるだけ走らないで』と言われましたが、十分流れに乗れます。60qあたりまでは余裕で出ますね。

岩屋の道の駅〜花さじきへ。
駐車場を2周ほど回ってもらいました。

香港からの旅行者たちが記念写真!
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花さじきから仁井のいずかしの杜まで足を延ばし、おっさん二人でアイスクリームを食べました。

北淡に下り、西浦県道を北上。
思いついて大阪湾海上交通センターへ。かなり急な登り道ですが、あえぐこともなく、登り切ってくれました。
電池の減りはさすがに相当なものですが。

海上交通センター屋上からの眺めは最高!
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ここは、明石海峡を通過する船舶のコントロールをしています
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お腹も空いてきたので、そろそろ昼食をと思うのですが、さすがにおっさん二人でカフェに入る勇気はなく、ウェスティンホテルの前を通り過ぎて、回転寿司で昼食をとって、車を返却しました。

試乗できる期間は11月30日まで。土日は結構申し込みもあるようで、必ず予約が必要です。また午後の試乗は、午前に走った分を充電する都合があるので、待たされる場合があるとのこと。できれば朝から予約された方がいいでしょう。
予約電話 070-5343-9196 (ってクルマに大きく書いてあるがな)

上に記したように、窓がなく、ドアの上は開きっぱなしなので、寒くなると辛いかも・・・。

(蚯蚓 記)

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2016年10月01日

淡路藍ランドプロジェクト:藍が引き寄せてくれた交流

今回ご紹介するのは淡路島で藍染めにチャレンジされている移住者です。
淡路島には多くの移住者がいて、農業に従事されている方も数多くいらっしゃるのは知っていましたが、淡路島で藍を育て、あの独特な美しい青を作り出そうとしている方がいるというのは今回初めて知りました。

小高い丘の上にある工房に到着すると、根岸さんご夫婦が温かく迎えて下さいました。

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目の前は海。山も海も身近に感じられる淡路島らしい空気が流れています。

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工房の中には、収穫した藍、そして藍染めに使うと思われるシンクなど、初めて見る景色が広がります。

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藍染めの知識が全くなかった私ですが、根岸さんご夫婦にいろいろと教えて頂き、この藍という素晴らしい植物に対する理解が随分深まった気がします。

@移住&藍染めを始めた経緯

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ご主人は東京都出身。大阪での生活が長く、洋服のリフォームの仕事をされていました。一方の奥様のご出身は奈良県で関西を中心にイベントのデコレーションの仕事をされていました。
大阪で出会ったお二人、当初何となく京阪神に近い淡路島に興味をもって足を運んだところ、島で視界に入ってくる山や海の鮮やかな色にすっかり魅せられてしまったそうです。ご結婚と同時に淡路島に移住、食べ物や生活スタイルが一変し、「寿命が延びた気がする」とも仰ってました(笑)。

当初は都会と行き来しながらの移住生活をされていましたが、自然に根ざした循環型の”日常” ”仕事” ”遊び”を実践するという想いから無農薬、無化学肥料での土いじりを始め、タマネギや米、そして藍を育て始めた時、その大きな可能性に気づいたといいます。

一口に青と言っても様々な青がありますが、藍の青は深みと品があって独特です。他の草木染では絶対に出せない色ですが、その一方で草木染と組み合わせることで様々な色の表現が可能になります。例えばタマネギ染めは黄色ですが、藍染めと組み合わせれば緑が表現できるというように。
又、藍は食べることもできます。抗酸化作用があり、ポリフェノールはケールの約4倍、昔は漢方にも使われていたとか。

"藍×衣"はもちろん、"藍×食"、"藍×住"、藍を他の様々な製品と掛け合わせることで、家を彩り、生活を豊かにする新たなプロダクトを作り出すことができるかもしれない…。

A藍染め

本格的に藍染めのスキルを蓄えるべく、ご主人は昨年10月から今年3月まで半年間、藍染めで有名な徳島県で修行され、今年4月から淡路島に改めて根を張り始めました。
タデ藍を製藍した「すくも」を使い、伝統的な技法である天然灰汁発酵建てにより染料をつくります。
化学薬品を一切使わず、自然界からとれる原料のみを用いるため、布やそれを身につける私たちだけでなく、環境にとっても非常に優しい染色方法なのです。
「すくも」に、灰汁(木灰に淡路島の汲み水をかけとった上澄み液)を加えると、藍の成分が溶け出していきます。
さらに藍の菌のえさとなる淡路島の地酒やオーガニックのふすまを加え、10日ほどかけて染料に仕上げます。
先程シンクの中にあったのは、こうした伝統的な製法で建てられた藍だったのです。

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伝統的な製法以外にも、藍の乾燥葉を発酵させた染料や、沖縄の沈殿藍の製法を用いてた染料づくりなど、様々な試行錯誤を重ねておられました。

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B藍が引き寄せた交流

藍という核ができたこと、そして淡路島に根を張ったことで、交流はさらに広がっていきました。畑を貸してくれる人が現れ、飲食店とのコラボが実現し、陶芸/木工/革工等モノづくりに携わる方々とのご縁にも恵まれました。

実際の畑も見せて頂きました。1件目は飲食店やゲストハウスも兼ねた「食のわ」さん。庭の一角が畑になっています。

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藍の葉を使ったジェノベーゼパスタを頂きました。

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青い色のパスタが出てくるかと思いきや(笑)、そうではありませんでした。何のクセもなく、むしろとても美味しいパスタで、しかも健康にいいとなればアリですよ、これ。

食後、ちょうど収穫予定の畑があるとのことで、そちらも見学させて頂きました。
無農薬、無化学肥料にこだわっているので、どうしても雑草が生えてしまいますが、こちらの畑を貸して下さっている方が一部既に草ぬきをして下さっていて、スムーズに作業が進んでいきます。

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淡路島は雨が少なく、多くの水を必要とする藍栽培には向かないとも言われますが、藍を栽培しているからこそつながったご縁を直に拝見し、大いに可能性を感じた次第です。

根岸さんご夫婦は淡路産の藍を「おのころ藍」と名付け、

・生活を豊かにする新たなプロダクトを製品化
・手しごとによる丁寧な作業の積み重ねをストーリーとして伝えるモノづくりを推進
・ご縁がつながった方々に喜んで参加してもらい、農福連携等さらなる交流を仕組み化

といった大きな夢に向かって日々創意工夫を重ねておられます。私自身、何だか大いに元気を頂きました。来年3月には作品の展覧会も予定しているそうなので、また陣中見舞いに伺おうと思います。
                  (T)
posted by awajigurashi at 13:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路に移り住んだ人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする