2011年3月11日、東北地方において、私たちの想像を絶するほどの大災害が起こりました。
この東日本大震災における被災者の方々にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧、そして復興を心よりお祈りいたします。
私たちが暮らすこの淡路島では、16年前に起こった、あの阪神淡路大震災で、それまでに体験したことのないような恐ろしさや生活の不便さ、そして「一体いつ元の状態に復旧できるのだろうか」そんな、不安な想いに襲われる日々を体験しました。
しかし今、このように私たちが震災から見事に立ち直ることができたのは、あのときに日本全国たくさんの方から頂いた、大きな支援のお陰だったと思います。
「今度は、私たちがわずかでもお返しをする番なのではないだろうか…」
そんな想いを抱いていた時に、ハーモニカ奏者のもり・けんさんが力強いお声がけをくださいました。
「復興に長い期間が必要になる大きな災害では、何よりも人々の心を癒すことが大事になってくる。そんな今こそ、淡路島から、日本の心を伝える童謡で愛のメッセージを贈るコンサートを開こう…」
もり・けんさんのお声かけにより、想いを同じくするミュージシャンの方々が淡路島に集結し、ボランティアで素晴らしい演奏を披露してくださいました。
台風接近で、心配された来場人数ですが・・・150人を超える方々が集まってくださいましたよ
第一部は、もり・けんさん、内海淳子さん、そしてKayoさんが登場。
もり・けんさんは、日本ハーモニカ賞を受賞されており、日本初の親子受賞です
中南米で使われている民族ハープを演奏するのは、内海淳子さん。
内海さんの娘さんであるKayoさんのフルート。
龍的伝人、コンドルはとんでゆく、芭蕉布etc。心に響きます・・・
第二部は、淡路島在住のメンバーで構成する声楽アンサンブル、ベル・フィオーレ。
佐竹裕子さん、松尾美和さん、太田久美子さんの素晴らしい歌声。
NHKで放映された「坂の上の雲」主題歌『Stand Alone』の歌詞は胸を打ちます・・・
ピアノは、岸本由佳さん。
そして第三部は来場者も一緒に声を合わせて懐かしい童謡の数々を。
海(松原〜)うみ(海は広いな〜)我は海の子、鯉のぼり、雪、赤とんぼetc、最後の曲は『ふるさと』
スタッフ関係者を含め約200人の歌声は、きっと東北地方の方々に届いたことでしょう
ご来場いただいた皆さまからは、演奏を聞いてのお気持ち、東北地方への応援のお気持ち、皆さんの全ての様々な想いを、「感動金」という形で、募金箱にお入れいただきました。
総額101,170円は、全てを被災地への義援金とさせていただきます。
ありがとうございました