2016年10月01日

淡路藍ランドプロジェクト:藍が引き寄せてくれた交流

今回ご紹介するのは淡路島で藍染めにチャレンジされている移住者です。
淡路島には多くの移住者がいて、農業に従事されている方も数多くいらっしゃるのは知っていましたが、淡路島で藍を育て、あの独特な美しい青を作り出そうとしている方がいるというのは今回初めて知りました。

小高い丘の上にある工房に到着すると、根岸さんご夫婦が温かく迎えて下さいました。

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目の前は海。山も海も身近に感じられる淡路島らしい空気が流れています。

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工房の中には、収穫した藍、そして藍染めに使うと思われるシンクなど、初めて見る景色が広がります。

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藍染めの知識が全くなかった私ですが、根岸さんご夫婦にいろいろと教えて頂き、この藍という素晴らしい植物に対する理解が随分深まった気がします。

@移住&藍染めを始めた経緯

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ご主人は東京都出身。大阪での生活が長く、洋服のリフォームの仕事をされていました。一方の奥様のご出身は奈良県で関西を中心にイベントのデコレーションの仕事をされていました。
大阪で出会ったお二人、当初何となく京阪神に近い淡路島に興味をもって足を運んだところ、島で視界に入ってくる山や海の鮮やかな色にすっかり魅せられてしまったそうです。ご結婚と同時に淡路島に移住、食べ物や生活スタイルが一変し、「寿命が延びた気がする」とも仰ってました(笑)。

当初は都会と行き来しながらの移住生活をされていましたが、自然に根ざした循環型の”日常” ”仕事” ”遊び”を実践するという想いから無農薬、無化学肥料での土いじりを始め、タマネギや米、そして藍を育て始めた時、その大きな可能性に気づいたといいます。

一口に青と言っても様々な青がありますが、藍の青は深みと品があって独特です。他の草木染では絶対に出せない色ですが、その一方で草木染と組み合わせることで様々な色の表現が可能になります。例えばタマネギ染めは黄色ですが、藍染めと組み合わせれば緑が表現できるというように。
又、藍は食べることもできます。抗酸化作用があり、ポリフェノールはケールの約4倍、昔は漢方にも使われていたとか。

"藍×衣"はもちろん、"藍×食"、"藍×住"、藍を他の様々な製品と掛け合わせることで、家を彩り、生活を豊かにする新たなプロダクトを作り出すことができるかもしれない…。

A藍染め

本格的に藍染めのスキルを蓄えるべく、ご主人は昨年10月から今年3月まで半年間、藍染めで有名な徳島県で修行され、今年4月から淡路島に改めて根を張り始めました。
タデ藍を製藍した「すくも」を使い、伝統的な技法である天然灰汁発酵建てにより染料をつくります。
化学薬品を一切使わず、自然界からとれる原料のみを用いるため、布やそれを身につける私たちだけでなく、環境にとっても非常に優しい染色方法なのです。
「すくも」に、灰汁(木灰に淡路島の汲み水をかけとった上澄み液)を加えると、藍の成分が溶け出していきます。
さらに藍の菌のえさとなる淡路島の地酒やオーガニックのふすまを加え、10日ほどかけて染料に仕上げます。
先程シンクの中にあったのは、こうした伝統的な製法で建てられた藍だったのです。

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伝統的な製法以外にも、藍の乾燥葉を発酵させた染料や、沖縄の沈殿藍の製法を用いてた染料づくりなど、様々な試行錯誤を重ねておられました。

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B藍が引き寄せた交流

藍という核ができたこと、そして淡路島に根を張ったことで、交流はさらに広がっていきました。畑を貸してくれる人が現れ、飲食店とのコラボが実現し、陶芸/木工/革工等モノづくりに携わる方々とのご縁にも恵まれました。

実際の畑も見せて頂きました。1件目は飲食店やゲストハウスも兼ねた「食のわ」さん。庭の一角が畑になっています。

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藍の葉を使ったジェノベーゼパスタを頂きました。

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青い色のパスタが出てくるかと思いきや(笑)、そうではありませんでした。何のクセもなく、むしろとても美味しいパスタで、しかも健康にいいとなればアリですよ、これ。

食後、ちょうど収穫予定の畑があるとのことで、そちらも見学させて頂きました。
無農薬、無化学肥料にこだわっているので、どうしても雑草が生えてしまいますが、こちらの畑を貸して下さっている方が一部既に草ぬきをして下さっていて、スムーズに作業が進んでいきます。

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淡路島は雨が少なく、多くの水を必要とする藍栽培には向かないとも言われますが、藍を栽培しているからこそつながったご縁を直に拝見し、大いに可能性を感じた次第です。

根岸さんご夫婦は淡路産の藍を「おのころ藍」と名付け、

・生活を豊かにする新たなプロダクトを製品化
・手しごとによる丁寧な作業の積み重ねをストーリーとして伝えるモノづくりを推進
・ご縁がつながった方々に喜んで参加してもらい、農福連携等さらなる交流を仕組み化

といった大きな夢に向かって日々創意工夫を重ねておられます。私自身、何だか大いに元気を頂きました。来年3月には作品の展覧会も予定しているそうなので、また陣中見舞いに伺おうと思います。
                  (T)
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2016年09月03日

淡路島の地域交流を推進:NPO法人おれんじ

先日ある方からの紹介で、NPO法人「おれんじ」さんを訪問する機会がありました。場所は生穂。東岸沿いの海に面した町です。
車を走らせていると、おれんじさんの看板を発見。

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駐車場に車をとめ、看板の矢印の方に歩くとすぐに見つかりました。

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まさに古民家といった雰囲気の建物で、中に入るのが楽しみになりましたが、入口横の看板に思わず目が留まります。

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お話を伺ってこのブログを書いている今、改めて思うのですが、まさにおれんじさんを象徴する言葉です。

さて、中に入ってみましょう。
入口を入ってすぐのスペースは、まるで古民家カフェのようです。

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さらに奥のスペースには何だか自宅でくつろいでいるかのような空気が流れていました。

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素敵な中庭もあります。

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「ここに座って、友人とお茶でも飲みながらのんびり休憩したら楽しいだろうなあ」、そんなことを考えていると、ふと下の方で何かが動いているのに気付きました。

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カニが遊びに来ていたんですね。
飼っている訳ではなく、どこからともなくやってきたんですって。
さすが淡路島、癒されます(笑)。

何だかすっかりくつろいでしまいましたが、同時にここでどんな活動をされているのか興味津々の私。代表の日浦さんとお会いする機会を頂いたのですが、お話しているだけで日浦さんの強い思いが感じられました。

「淡路島の地域交流拠点を作り上げたい。」

@交流サロン
カフェのように見えたスペースは、地元のお年寄り、中でも一人暮らしの方が話をしに集まり、交流を深めるための場所だったのです。子供の待ち合わせ場所としても利用されているようで、お年寄りと子供との交流も深まりそうです。
食事メニューもありますが、あくまでも交流がメインで飲食店ではなく、お話だけなら無料で自由に使ってください、とのことでした。私はコーヒーを一杯頂いたのですが、本格的でとても美味しかったです。

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何でも南あわじ市福良のGiro d' Awajiさんで焙煎された豆を使っているんですって。

Aイベントスペース
アクセサリ作りやヨガ、マッサージなど、様々なイベントもこちらで開催されています。島外から淡路島に来て活躍されている方を集めて交流を図り、そこで出てきたアイデアをベースに新たなイベントが企画されることもあるそうです。
イベント開催中にも少しおじゃましてみると雰囲気は一転。

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淡路島在住のご夫婦と、これまた島在住のペルー人姉妹とのコラボイベントで、テーマは「癒し」。ハンド/フットリフレ、フェイクタトゥー、ハンドメイド雑貨などを楽しまれているお客さんとそのお子様で大賑わいでした。お子様が外でかき氷を楽しんでいるスキに、1枚写真を撮らせて頂いた次第です(笑)。

B訪問介護、家事代行
これらのスペースの奥に、実は訪問介護/家事代行サービスの事務所があります。スタッフは淡路島在住の介護のプロの方々。上で紹介した交流サービスと訪問介護/家事代行サービスをセットにして、NPO法人おれんじは活動しているのです。

介護サービスの裾野を広げると共に、まだ介護のお世話になる必要がないお年寄りにも「交流」の場を提供し、生き生きとした生活を送って欲しい、それが日浦さんの考えです。

日浦さんは神戸で会社勤めをされていましたが、淡路島が好きで、ずっと構想を温めていたそうです。
それがある時、縁に恵まれ、気に入った古民家も見つかり、一気に話が進んで昨年12月に淡路島で活動を始められました。
移住後、地元の行事に積極的に参加し、島で開催されている様々なイベントにも参加することで、日浦さん自身も地元の方と交流を図り、冒頭の「繋」を得て、ここまで育てられました。

高齢化という大きな課題に独自のアプローチで向き合うNPO法人おれんじ。
「淡路島ならではの交流拠点ができれば素敵だな…」、近くの海を散歩しながらそんなことを考えつつ、帰路についたのでした。

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なお、日浦さん曰く、「お年寄りに限らず、気軽に入ってきて下さい」とのことです。
自転車のメンテナンスも可能なので、サイクリストの皆さんも大歓迎みたいですよ。

(場所/連絡先)
淡路市生穂1798-5/0799-70-7304
(営業時間)
祝祭日を含む月曜〜金曜 9:00-17:30
土・日曜日定休
*お問い合わせには年中無休で対応*
(T)
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2016年07月26日

Uターンデザイナーが新店舗「萌蘖(ほうげつ)」を神戸市元町にオープン!

淡路島の大きな魅力は、海!
そして一番輝く季節は、やっぱり夏!!

今回は、淡路島の西側・瀬戸内海に面した場所を訪ねました。

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東京から南あわじ市津井へ9年前にI/Uターンした清岡さんの『古民家Char*』がそこにはあります。

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移住して数年後にも取材し「移住者の声」で既に紹介しています。

仕事と育児を両立させながらも都会の子育てに違和感を持ち、まなみさんの実家に一家で移住。

「生まれ育った淡路島が嫌で東京へ出て都会で学び得た仕事も人脈も、今なら淡路島で活かせる。島でこそ自分らしい作品つくりが出来る」

その思いは的中!
自然いっぱいの田舎エッセンスと都会センスが融合した自然素材衣服たちが、ずらりと並んでいます。

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当時は元気に走り回っていた息子さんも、中学生と高校生に・・・子どもの成長に時の流れを実感。

子育ても一息ついたまなみさんが、今年2月に姉妹店を神戸にオープンさせた!
という情報を得て、お話をお伺いしてきました。

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あまづつみまなみ の名前で「萌蘖(ほうげつ)」というショップを元町で週4日営業しいています。
まなみさんが着用している素敵な藍染の゛ノラふく゛がメイン商品。

゛ノラふく゛ とは、“自分の手で染める”藍染めの農作業服なのです。

3年前に友達から農作業服を作ってほしいと依頼があったのが作品作りのきっかけ。
当時、農ギャルという流行もあり、オシャレでアウトドア的なものが脚光を浴びていました。
でも、まなみさんは違和感を覚え、昔の人の野良作業着を調べ試行錯誤を繰り返します。

藍染に綿入れや刺繍を施した「どんざ」が淡路島の農漁業者に愛用されていたことを知りました。
また、滋賀県で日本でも数少ない正藍染めを扱う紺屋さんに出逢い、藍染めの伝統的な技法に惚れ込みます。
さらに藍は虫除け効果もあり、汗もなどの肌荒れにも作用することから作業服にぴったり。
こうして藍染めの農作業服というコンセプトが固まっていきました。

機能性に優れながらもデザイン性も考慮することで、作業着・日常着・お出かけできる゛ノラふく゛を作り上げたのです!
泥が付いても手で払いのければ落ちるので、わざわざ着替えなくてもそのまま街にくりだせる。

写真のまなみさんが着ている物を見れば一目瞭然!!!


゛ノラふく゛がどのようにショップに並んでいるのか、さっそく見に行きましょう〜
神戸市元町ポートセンター街園のすぐ近くに「萌蘖・ほうげつ」はあります。

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萌蘖とは日本語でいう蘖(ひこばえ)のこと。
〜藍作と藍染を自ら行い藍染ノラふく、Char*島ふく、カディと共に古道具や百年それ以上残るものを未来へ〜

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一枚一枚手で藍染したノラふくや、インドの手紡ぎ手織りのカディコットンたち。

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長年愛された古き良きもの、手作りの小物、愛らしい手作業のそんな一品たち。

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私が伺った日は、夏の中国茶を愉しむ一日「藍とお茶の波紋」イベントが行われていました。

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普段の暮らしの中にも藍染が活かされるテーブルセッティング。
講師先生や、まなみさん、スタッフも゛ノラふく゛を愛用。

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この゛ノラふく゛は反響を呼び、神戸にとどまらず東京・北海道でも展示即売会が行われ盛況です。

まなみさんは、淡路島⇔神戸の生活のうえに、滋賀県へも通い「ノラノコ」というコミュニティで自然農の藍作りや稲作にも挑戦中。
自分や仲間が゛ノラふく゛を実際に着て作業をすることで、見えてくるもの沸いてくる感性があると確信しているのでしょう。

「淡路島に来てコミュニティ能力や繋がりの大切さを学んだ」

「これからは ≪衣(ころも)をつくる時代≫
藍作と藍染を自ら行いながら、ノラふくを販売することで藍が未来へとつながり、淡路島でも藍染めができますように、淡路コレクションを夢見て、洋服作りに関わる次世代へとつないでいきたい」

熱い想いを語るまなみさんの瞳は、淡路島の海色&藍色に輝いています

                               (YOKO)
...................
◯萌蘖◯
神戸海岸通4-4-4
営業日:木〜日曜日
営業時間:12〜19時
電話:080-4024-2189

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2016年06月01日

古民家カフェ「淡」で島のごちそうを頂いてきました

移住者4人で作り上げた古民家カフェ「淡」がOpenしたと知り、先日遊びに行ってきました。
場所は淡路市生田。車を走らせていると、何だか見覚えのある風景が…。
ここ、ホタルを見に去年も足を運んだ場所だったんです。
夜になると川沿いをホタルが飛び交い、それはそれはきれいでした。移住1年目だった私、改めて「淡路島って良い所だな~」と思ったのをよく覚えています。

こちらがホタルが住む田尻川です。川に沿って山の方へ進みましょう。

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こんな看板が立っていました。生田には貴重な天然ホタルが住んでるんですよ。

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古民家カフェ「淡」の周りは棚田が広がり、何だか昔話に登場する日本の原風景のようです。

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お待たせしました。こちらが、古民家カフェ「淡」さんです!

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中に入ると、スタッフの方が笑顔で迎えて下さいました。

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こちらのスタッフの皆さん、実は4人全員が移住者なんです。興味津々の私、いろいろ質問させて頂いたんですが、快く応対してくださいました。とても面白い話だったので、紹介させて頂きますね。

移住までの経緯

店主の藤原さん(写真右から2番目の女性です)は奈良県で調理の仕事をしつつ、いつか自分の店をもちたいという夢を温めていたそうです。ご出身は大阪府。瀬戸内海に浮かぶ淡路島は子供の頃から大好きな地だったそうですが、実際に島に物件を探しに来た際、最初に見たのがこの古民家でした。
  • 近くに海や山がある地に住みたかった
  • この古民家なら飲食業だけでなく宿泊業もできる
この古民家との出会いが、藤原さんの夢を大きく後押しすることになります。
さらに、同じ夢を持つ藤原さんのパートナー、職場の同僚、さらにそのパートナーも計画に賛同します。4人からなるチーム「淡」が結成された瞬間でした。

資金面で課題はあったといいますが、藤原さんはあきらめることなく、
といった形で1つ1つ課題をクリアし、移住が実現しました。

移住後

移住後、藤原さんは地元の方に「淡」の事業内容を説明して回り、町内会にも入れてほしい/手伝いたいと生田村との交流をはかったそうです。
  • 我々は移住者。ここに住ませてもらっている。
  • 孤立して店をやるなんて考えられない。村の人たちにも「淡」に来てほしい。
  • これまで村を守ってきた方たちと一緒に生田村を盛り上げていきたい。
さらっと仰ってましたが、簡単にできることではありません。行動力のある藤原さんならではだと思います。

そして2016年3月18日、ようやく念願だった古民家カフェ「淡」がOpenしました。
広いスペースを生かして、展覧会/ワークショップ/ライブといった催しごとにも使って欲しいと仰っていたので、興味のある方は連絡されるとよいでしょう。ちなみに、藤原さんご自身も現役のバンドマンなのだそうですよ。
又、宿泊サービスについては、さらに消防法への対応といった課題をクリアした上で始めたいと仰っていました。

店内のご紹介

さて、店内をご紹介しましょう。

古民家にあった部材を極力生かしつつ、美しいステンドグラスがおしゃれな空間を演出します。古民家とも相性バッチリですね。

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私がお世話になったソファ席。とても快適な時間を過ごさせて頂きました。

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食事は「島のごちそうランチ」を頂きました。
淡路島の旬の食材を使った前菜、メインの小皿料理からなるコースで、味も量も満足度高かったです。中でも私が個人的に気に入ったのが、カボチャとヒジキをトマトソースとクミン(カレーに使われるスパイスだとか)で煮込んだ一品。和の食材を使いつつも、洋風でもありインド風でもあり、初めての味で美味しかったです。そして、この日のメインは鯛の春巻き。山の幸も海の幸も豊富なのがここ淡路島なのです!

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ホタルは5月下旬から6月中旬にかけてがシーズンですが、その後は田植えが終わった棚田の風景がまた美しいとのこと。皆様も足を運ばれてはいかがでしょうか。
                       (T)
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2016年05月25日

「日本一おいしい淡路島玉ねぎを作る!」2525ファームの農業体験(^^♪

「お前が淡路島で日本一甘い玉ねぎを作れ」
というミッションと出資(つまり借金)を受けて2012年6月に移住した青年がいます。

神戸の大手ラーメン店で10年間働き店長にまでなっていた迫田瞬さんです。
もちろん農業なんて初めて・・・無謀としか言いようがない・・・。
当時の地元新聞に大きく掲載されたので、いったいどんな若者・よそ者かと会いに行きました。

兼業農家で育った私は、甘い考えでやってるんだったら「やめとき〜」とアドバイスしようかと思っていたほどでした。
しかし、実際に話をしてみると、彼の真剣な眼差し&熱い思いに惹きこまれ、即座にファンになったのを鮮明に想い出します。

「僕は成功するまで帰れないんです」
その強い一念で、忍耐強く試行錯誤しながら美味しい玉ねぎづくりに励みました。

最初から淡路島希望食品有限会社(2525ファーム)を立ち上げ、従業員は代表取締役の自分だけ。

それが4年目にして、正社員1名・アルバイト2名を雇うまでに成長したのです!

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4年で250トン(約10万個)の玉ねぎを栽培・販売し、確かな手応えを感じてきました。
今年からは、農業体験も年間通じて取り組み、消費者との強い繋がりでファンを増やすことにチャレンジ。

その第一弾として「新玉ねぎの収穫体験」を開催。

企画と当日運営を一手に引き受けたのが、アルバイトで吉備国際大学4回生の木谷芽生さん。
玉ねぎを引き抜くコツを分かりやすく説明していきます。

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ふかふかの土、大きな玉ねぎでもスポンと抜けるから不思議。

兄弟で仲良く競争だよ〜〜

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小さなお子さんは、お母さんと力を合わせてスポン!!

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お父さんも始めての体験が楽しくて子どもに負けない笑顔〜〜

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新玉ねぎは早生の品種で、水分が多く日持ちがしません。
葉と根を鋏で切り取り、2〜3日天日乾燥させて出荷するのです。

その作業もしてもらうため、まずは木谷さんが鋏の使い方を指導〜〜

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覚えの良いお子さんは、まったく同じ姿勢で作業しているではありませんか!!

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約1時間の作業で一畝(2列)をきれいに仕上げ、大きな玉ねぎを手に達成感の笑顔〜〜

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作業の後は倉庫に戻り、新玉ねぎスライスの試食会〜〜
生食のコツは水にさらさず、スライス後1〜2時間冷蔵庫で冷やすこと。
そうすれば、辛味だけが無くなり血液サラサラ成分は残るんですよ。

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参加者は、貴重な体験ができて大満足。
ますます2525ファームの虜になったようで、初企画は大成功。

★仕掛け人の木谷さんに直撃インタビュー★
A.なぜ農業をしようと思ったの?? 
Q.良く聞かれます(笑) 大学でも女子で現場に就くのは珍しいですよ。私くらいかも・・・。
  生きる=食べること → だから農業なんです!
 とにかく土に触れるのが好きで、作業がとっても楽しんです!
A.なぜ2525ファームに決めたの?
Q.就農相談会で迫田社長と面談し、経営方針・将来展望に感銘を受けてここで働きたいと強く思いました!


みんなから゛熱い男゛と慕われる迫田さんは、自慢の玉ねぎを持ち上げ「オレの玉ねぎ旨いでぇ〜」

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≪100%有機肥料で育てた特別栽培の淡路島たまねぎ≫
生で食べるのが美味しい早生品種はすでに完売。
加熱調理で甘みが増す中生品種は只今販売中。
保存が利く晩成品種は6月から収穫が始まります。


次回の農業体験は、生で食べられる甘〜い゛ホワイトコーン゛の収穫です!!
下記日程を予定していますので、お楽しみに〜〜
7月2日(土)・3日(日)・9日(土)・10日(日)・16日(土)・17日(日)・18日(祝)

「日本一おいしい淡路島玉ねぎを作る!」2525ファームは毎年技術を進歩させています。
その現場を見て確かめ、一緒に作業をして心地よい汗を流しませんか!?
                        (yoko)

淡路島希望食品(2525ファーム)の詳細はHPをご覧ください。 こちら
日々の農園の様子はフェイスブックで発信しています。 こちら

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2016年02月17日

『敢えて、ヨソモノとして暮らす。』


皆さん、こんにちは。

お久しぶりです!


私事になりますが、
この度、大学の卒業論文を遂に提出し、
合格をいただきました。


論文のタイトルは、『淡路島とボク』



内容は自分自身が、淡路島というフィールドに移り住み、
生活をする中で、淡路島がどんな場所なのかを捉えつつ、
自身の成長と島との関わりをエッセイのような文章で書く
という異例のものでした。


これも、語り手と聞き手が同じという立派な社会学であり、
僕が社会学部生だからこそ書けたものでした。



「一般的な論文とある少年が島に移り住んだことが纏められた論文があったら、どっちを読みたい?」

「後者です」

「じゃあ、それを書けばいい」

そんな教授との会話が始まりでした。



そして、約7万字のこの論文が書けたのは、
この島で出会った人、そして幾つもの出来事のおかげです。


そして、今淡路島で僕が笑って暮らしているのも、そのおかげです。


淡路島は、可能性を与えてくれる、そんな素敵な島なんです。


そんな暮らしの中で、
ある偶然の出会いがありました。


夏の終わり、
香りの街、江井の浜辺で、
写真を撮っていた時の事でした。


ある方との出会いがありました。


「実は、この街で、カフェE・I(イーアイ)というお店をしているんです」


淡路島での幾つもの素敵な出会いの中から、
今月はこの江井でのある出会いを綴らせていただきます。

※カフェE・Iさんは、2009年に「移住者の声」で取り上げさせていただいております。


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江井のバス停の目の前に、カフェE・Iは位置しています。


一際目立つ黄色の建物なので、すぐに分かります(笑)


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黄色の扉を開けた先には、

あたたかな空間が広がっています。

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なんと、素敵なログハウスだったんです。

あたたかな空間に、あたたかな薪ストーブ、

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何よりあたたかいのは、このお店の店主と奥さんでした。

低温ボイスがかっこいい店主、山口雅彦さんと

笑顔が印象的な奥さん、旬子さん。

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お二人は、大阪から数年前に移住されました。

今年でこのお店を開いて10年になるという。


メニューはカレーを中心である。

一風変わった味付けのカレーに、
好きなものをトッピングするのだ。

おすすめは、ピリ辛のソーセージだ。
これがまた、癖になる味。

そして、ゆっくりと時が流れるログハウスの中での、
お二人との会話も、癖になるんです。



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移住するにあたって、
移住者が最も不安なのは、
その場所に馴染めるかということだ。

僕もこれが移住の最も不安な要因だった。

テレビや雑誌などのメディアでは、
移住がいかにもいいように紹介されている。

だが、実際に移住したが馴染めない
などということを耳にすることもある。

観光客としてではなく、
移住者として、淡路島がどのような場所か
どのように映っているかをお届けしようと思う。

移住したての頃は、無意識のうちに、
その地域の人に合わせようとしてしまう。

言い換えるなら、
島民になろうとするのだ。

だが、移住者と元々暮らす者(島民)は
どこか分けられているかのようにも感じられる。

ヨソモノ(移住者)はいつまでたってもヨソモノ
というのはよく言われることだ。

でも、ヨソモノでいい。
敢えて、ヨソモノのままで暮らす。

そう教えてくださったのが、お二人でした。

そして、お二人もまたそう暮らされていました。

確かに、島民になってしまうと、
ヨソモノだからこその新鮮な目や感覚を
失ってしまうことにもなります。

移住者(ヨソモノ)だからこその
メリットが沢山あるんです。

そして案外、島の方も
そのヨソモノの感覚を必要としているのかもしれません。

淡路島が好きです。
その真っすぐな思いが伝われば、
島の方はあたたかく歓迎してくれます。

そんなあたたかい島だと思うんです。

この島には、色んな大切なものが鏤められています。

淡路島が好きだからこそ、
敢えて、ヨソモノのままで暮らす
そんな生き方もいいんじゃないかなぁ。


そんな生き方のヒントを教えてくださる
淡路島・江井のカフェE・Iへ。


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この扉を開けるときは、
何か、新しいことが見つかっているかもしれない。



カフェE・I : 淡路市江井2712-3
       0799-86-0086

(問い合わせは電話でお願い致します)

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店内は、プロジェクターがあり、映画上映、ライブ、
展示ができるようになっています。

展示は1ヶ月単位で無料で利用可能です。


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これが、これまでの展示の資料です。

新たな可能性を、淡路島からいかがでしょうか。





いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


これからも、こうして僕が感じたままの淡路島を
そのままお伝えできれば、
それが何か移住の手助けになれば、と思います。


ゆっくりとした島時間が流れ、
見失っていたものを見つけられる、
大切なものを再確認できる、


そんな素敵な暮らしを、
淡路島でしてみませんか?



何か質問、疑問があれば、どしどしコメントお待ちしております!


それでは、また来月も
よろしくお願いします( ´ ▽ ` )


「移住者の声」紹介記事はこちら



Kura

posted by awajigurashi at 03:21| Comment(8) | TrackBack(0) | 淡路に移り住んだ人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

田舎暮らしを満喫!充実のシニアライフIN淡路島

暑かった今年の夏もお盆を過ぎ、朝夕の涼しい風に小さな秋を感じる今日この頃。
淡路島へ昨年の夏にお一人で移り住み、シニアライフを満喫している男性に密着レポート!

2地域居住で京都の山間には大きなお屋敷と愛妻を残しています。
定年後、ジャイカのシニアボランティアとして9年間海外で活動。
残りの人生は、自分の好きな事をしたいと、単身で淡路島入り。
セカンドハウスとして彼がこだわったのは「海」が見える物件。

洲本市サントピアマリーナのリゾートマンションにタイミングよく賃貸物件があり即決!

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毎朝、約1時間半のウォーキングが日課ということで、6時から取材スタート。

彼のマンションの裏には三熊山があり、まずは「山の香り」を楽しみます。

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軽やかに歩き、出会う人も常連さんたちで「おはよう〜」と笑顔で挨拶を交わす。
この日は、うす曇で、同行する私は大助かり(笑)
猛暑でも、この日課に変更は無く毎日続けたという75歳に脱帽です。

東の丸まで登ったところで、海を眺めながらストレッチ〜〜

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これは健康寿命が伸びるわーー!!

ここから少し上がると、朝日を浴びる洲本城の模擬天守閣が・・・

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ラジオ体操を終えた地元のシニア世代とも言葉を掛け合い、お互いの健康を確認。

展望台からの眺めは本当に美しい。
海・山・町が一望でき、「島暮らしバンザイ!」って思わず叫んでしまうほど・・・。

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疲れが一気にとれ、ウォーキング後半へ突入。
森を下り、大浜海岸へと「海の香り」を楽しみに向かいます。

そして彼が愛称を命名した「洲本シーサイドスカイウォーク」から海を眺めてご満悦。

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これは大浜海岸から彼の住むマンションへと続く1.15kmの歩道で、約7年間かけて拡幅工事が行われたものです。
今年の春に開通し、公募された愛称にも採択され、正しく彼の移住を待っていたかのようなタイミング。

「海辺に続く天空の歩道から見渡す景色に心が癒される。特に情感漂う雲が好き!」

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確かにすっかり秋の雲に変わって、どこかもの悲しささえ感じます・・・

約6kmのウォーキングを終えると、マンションに戻り、シャワーを浴びてから朝食。
シニアの一人暮らしは、シンプルで機能的な空間です。

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現役時代は家事を全くしなかったという彼。
掃除は、夫人が綺麗好きだったから、整理整頓が当たり前に。←彼曰く「妻に感謝している」
料理は、レシピ本を見て、自分でも作れそうなものからレパートリーを増やしているらしい。

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今年の夏は、夫人・娘親子・友人とたくさんのお客様をこの部屋に迎えたそうですが、
彼の一人暮らしに全ての人が、『合格点』を出しました!


早朝から2時間近くも歩くと運動不足の私は、すっかり眠くなったのですが、彼は違います。

「では、約1時間泳いでくるからね〜〜」と、この元気な笑顔。

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市民プールで、ウォーキング500m、ビート版500m、自由型で500mですって(@_@。

これでやっと午前中が終わり、少し遅めのランチを新しく出来たイタリアンのお店で仲間と会食。

その後は、移住して直ぐに入会した地元のNPO法人あわじFANクラブの活動拠点へ。
都市・農村交流施設として活用している庭の除草をメンバーと一緒に・・・この体力に2度目の脱帽!

第3の人生でも、やはり地域貢献をしたいとの思いがあり、積極的に色々な事に取り組んでいます。

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さすがに日中はまだ暑いので、草引きは早めに切り上げ、
古民家をリノベーションしたカフェ八十八屋(都市・農村交流施設内)で、活動の打ち合わせ&世間話。

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充実のシニアライフを送る彼に、田舎暮らしの感想を聞いてみると・・・

「活動を共にする仲間と出会えたことが大きい。
 常に自分を見ていてくれる人がいるという安心感。
 相談できる人が身近にいるという事が何より嬉しい。」

やっぱり、人との繋がりが田舎暮らし成功の秘訣のようですね!

とはいえ、なかなかその一歩が踏み出せないのが世の常。
そんなあなたのために、今月末より、彼もメンバーとして関わる下記イベントが始まります。
まずは、田舎とのご縁を紡いでみませんか??  (YOKO)

「あなたの淡路暮らしを本気で応援します」1泊2日ツアー
詳しくは⇒ こちら



posted by awajigurashi at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路に移り住んだ人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月15日

仲間の集う家「風庵」


60歳になってセミリタイア後「やりたいことをしたい」という気持ちと「海が好き」ということで
平成26年9月にこの淡路島に移住してきた有住夫妻。
南あわじ市慶野で『風庵』(しなどあん)で暮らしています。

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田舎ゆえ、広い敷地に建てられた通り門のある家。
風が吹きとおる素晴らしい門構え。

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家の前で自家製野菜を栽培。
しかも肥料まで自分でつくるという。何でも挑戦する有住さん。

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門をくぐっていくとお手製の家紋と表札。
流木で飾られた玄関。

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長火鉢のある部屋。
ゆったりとくつろぐことができる空間です。

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広い廊下には、趣味であるという楽器が並んでいます。
震災の時、炊き出しでこの楽器を持って歌を歌ったそうです。
現在も、大晦日、元旦、二日の3日間に越年歌声テント、略して「うたてん」を開催しています。

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まきストーブのある部屋。
この火がなおさら温かさを感じさせてくれます。

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素敵な奥様と一緒に、豆をひいてコーヒーを入れてくれました。
その上、奥さんの手作りスイーツもいただきました。
ご馳走様でした。

そんな素晴らしい空間で、音楽、演劇などアート系な事をみんなでやりたいそうです。
畑を耕しながら、大地に足をつけ、この風庵を拠点に仲間の集う場所にしたいというお二人。
-
最後に「住んでみていかがですか?」という問いに対して

「予想通りの快適さです。」と明るく答えてくれました。

淡路島の魅力を存分に理解し、満喫している生活、ますますこれからも期待したいです。

ぜひ一度訪れてみてはいかがですか?

連絡先  風庵 (しなどあん)
       有住佐兵衛 (ありずみさひょうえ)
       п@090−3924−0829  
有住さんのブログはこちら
     

                                            淡路ちゃん
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2015年02月04日

移住+ビジネスがここにもまた♪ “暮らしに寄りそう骨董”久留麻 小豆堂さんです!

「淡路島に住むのはいいけど仕事がないよね・・・」とはよく聞く話。
しかーし!なければ自分で作っちゃおうるんるんという手もあるのでは??

そんな“一国一城の主”を淡路島で実現した素敵な女性をまたまた発見exclamation

淡路市久留麻の「小豆堂(こまめどう)」店主 水谷藍子さん(34)

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お祖父さまの代から大阪で骨董業を営まれ、お父さまのお手伝いをしたのがきっかけでこの世界に。10年程前に自身のWeb店舗をスタート。
「自分の空間を作りたい」という思いから、先に淡路島に移住されたご両親を追って昨年の8月に実店舗をオープンされました。
店内にはおしゃれかつ普段使いできそうな骨董品がいっぱい

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― 島での生活は?
魚がおいしい!アクセスもよく、三宮など島外でイベントをするにも便利。ただ病院が少ないので健康面には気をつけないと・・・。
本屋さんなど、周囲にもっとお店ができてほしいです。

― ビジネス面では?
淡路島には古い物が好きな方も多く、路面店なので観光客の方にも立ち寄って頂けます。

― イチ押し商品は?
この矢羽根のそばちょこ。江戸中期の伊万里です。

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― 店名の由来は?
小さいものが好きなので「小」という字を入れたかった。「豆」にも“小さい”という意味がある。小さな豆が大きな大豆になればいいな!という願いを込めました。

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― 読者に一言
「骨董店」というと敷居が高い感じがするかもしれませんが、お手頃なものもたくさんありますのでお気軽にお立ち寄りください!
またイラストやラベルのデザインなども承ります。

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― 今後の予定は?
・2月20日〜24日 アンティークフェア@三宮さんちかホール
・毎月第2日曜日を「パンの日」とし、coboto bakeryさんのこだわりのパンを店頭販売
 (2月はナント洲本マラソン出場のため第3日曜の15日になるそうです^^)
 筆者注:すぐに売り切れてしまうので、開店前からスタンバイするのが得策かと☆
・お店で色々なワークショップを開催して交流の場にしたい。
 たとえば骨董の酒器でお酒を楽しむ会、かご編み、などなど。

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どうです?自分でビジネスを始めるには勿論それなりの準備や覚悟が必要でしょうが、志をもってチャレンジするワカモノが増えているのも確か(これまでにも当ブログで多数ご紹介!)。淡路島の“引き寄せ力”、ますますUPしているようです  SAKA

小豆堂
http://www.komamedou.com/

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2014年12月29日

心を癒すウォルドルフ人形で淡路島から愛を発信!

目の前に明石海峡が広がる淡路市岩屋の小高い山の中にある立派な一軒家。

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ここは『てくてく工房』トムテの丘。足立さん夫妻がライフワーク実践の場所として選んだお家。
ヨーロッパ発祥の手作り人形「ウォルドルフ人形」の作り方を教える教室を開いているのです。

足立さん夫妻は以前は三木市に住んでいました。
子育て中に娘さんに作ってあげた人形の中で一番気に入ってもらえたのが、「ウォルドルフ人形」。
本格的に作り方を学び約20年前に三木市で教室を始めたということです。

阪神・淡路大震災の時、地震でおもちゃを無くした子ども達のために全国の人形講師らと協力して100体以上の人形を集め、被災地の保育所などへ寄贈したのが、淡路島とのご縁のきっかけでした。
海のある所に住みたいという思いが、知人の紹介で見つけた空き家物件で2年前に現実のものへと・・・

「朝・夕の桜色に染まる海を眺めて“命が延びるね〜”と夫と語り合うんですよ」と美和子さん。

ご主人が描く、絵画にもその喜びが溢れています。

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襖や障子を外した床の間の広いスペースでお教室をしています。

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キットセットを使うので初心者でもこんな可愛い人形が作れるんですって!

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最初は子どものために作っていた「ウォルドルフ人形」ですが、作る過程が素晴らしくて出来上がった頃には自分の物にしたくなるほどの愛着が湧く不思議な魅力があるそうですよ。
子どもからお年寄りまで、それぞれにあった感性が磨かれるということで、自分自身と向き合い、自分自身を見つめなおすことができるのが「ウォルドルフ人形」作りの極意だとか・・・

「歳を重ねても、人形を作ることで意欲や希望が湧いてくるからこれからも作り続けます!」

現在、淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」で展示されている「ウォルドルフ人形」を紹介!!
童話をモチーフに物語の流れが感じられるように約40体が園内の緑の空間に配置されています。

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『たのしいスケート遠足』

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『やかまし村のこどもたち』

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『白雪姫と7人の小人』

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『長靴下のピッピ』

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『へそまがりのメリー』〜マザーグース〜

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*人形とミニチュアガーデンで綴る童話の世界*は1月18日まで開催中!
皆さんも是非、人形の優しさに包まれてくださ〜いわーい(嬉しい顔)

自然・遊ぶ・集うをキーワードとした『てくてく工房』では下記プログラムを開催中です。
「ウォルドルフ人形教室」 毎月第2・第3週の水・日 10:00〜16:00 ランチ付きで3000円。
「子どもの体験教室」 四季をたっぷり感じる体験イベントで、餅つき・凧揚げ・トレッキングetc
「一緒に描く旅のスケッチ」 旅とスケッチを一緒に楽しみます。
「四季の集い」 春:野草料理 夏:合宿 秋:食とダイエット 冬:いろいろ鍋

『てくてく工房』
TEL:090−7352−7113(足立美和子さん)
E-mail:tekutekumiwako@yahoo.co.jp
ブログはこちら

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2014年12月20日

縁あって淡路島にギャラリ−を持ったご夫妻 

♢・・・ギャラリー juchi ・・・♢

南あわじ市阿那賀1137の観光旅館「うめ丸」内にあるギャラリー“juchi"

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神戸市垂水出身の優しいご主人 宮本潤さんの陶芸“たんがじ窯”と、長野県出身のかわいい奥さん
千夏さんの染織“つぐつむ”を一緒に展示しています。

つまり 『 陶芸 “たんがじ窯” + 染織 “つぐつむ” = ギャラリー“juchi” 』
というわけです。

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工房にはこれから絵付けをする器が並べられています。

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ギャラリーには入ると立杭で学んだとういう潤さんの作品と、織物の勉強をし雑貨屋さんで働いていた
という千夏さんのかわいい作品が仲よく並べられています。
ギャラリーの棚や飾り付けも自然が大好きというお二人の手作りだそうです。

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潤さんの作品。
あまりにも素敵なので、箸置きをプレゼントに買いました。

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淡路島の玉ねぎを使って玉ねぎ染めをしているという千夏さんの作品。
とても優しい色合いですね。

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ついつい手に取って「かわいいね〜!」と言ってしまった小物。
自然とやさしい気持ちになってしまいます。


潤さんにこだわりを聞いてみました。
すると「その時その時の“空気感”を大切にしたい。」と答えてくれました。

また、千夏さんには、淡路島の好きなところはと聞いてみました。
「海から見える夕日」
「散歩するのが幸せ、そして食べ物がとてもおいしい。」
と、にこにこ答えてくれました。

これからもお二人ならではの作品期待しています。

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たんがじ窯陶芸体験
 手びねり・電動ロクロ・絵付けをしています。
 この陶芸体験をされた方は、旅館うめ丸内のうずしお温泉入浴という特典がついているそうですよ。
 ぜひ、一度体験をしてみてはいかがですか。

 ギャラリーは9時30分から19時までやっています。
 イベント出店でいないときもありますので、р稠acebookでお気軽にお問い合わせください。
      090-7884-2609
    facebook http//www.facebook.com/juchi.juchi
   













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2014年09月06日

移住夫婦が淡路市で『ホタルカフェ』営業してまーす!

棚田が広がる山あいの集落で移住者がカフェ営業をしているとの情報を入手
観光客よりも村の人たちが良く利用し、地域で喜ばれているというのです!
それは、行かねばならぬーーダッシュ(走り出すさま)

高速道路の北淡インターチェンジから10分程、田舎道を走ると、水車小屋が・・・

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そのすぐ横が『ホタルカフェ』です

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笑顔で迎えてくれたのは、福島淳さん(49歳)・由美さん(45歳)夫妻。

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ここは「そばカフェ生田村」の姉妹店として昨年4月にオープンしました。
地名にもなっている田尻川(たのしりがわ)ではホタルが舞うのでこの店名なのですー(長音記号2)
地域の住民で作る生田地域活性協議会が当初1年間は運営していました。
福島さん夫妻は、今年の4月に地域から店舗を借りて自営することになったのです

「都会の人にのどかな時間を提供したい」という思いでケーキだけ提供のカフェでしたが、
昨年1年間のお客は、島外2割、島内8割。
アンケート結果からは、平日ランチも提供してほしいという要望が多くあり
地元客向けのメニュー開発に取り組んだということです。

地元の人が好む洋食+こだわりの家庭味メニュー・・・

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ご夫婦は関東出身で、両親は新潟生まれだったため塩辛い味付けで育ちました。
約10年前に京都に移住、5年前から淡路島で暮らしています。
やっと関西の味がわかるようになってきたと言います。
自分達の味と地元の味の違いを感じ、地元の人に教えてもらいながら日々試行錯誤。
濃い口醤油から薄口醤油へと徐々に変化していったのです。

食材も8割を地元農家から仕入れています。
目の前にある畑を見渡して、熟した旬の食材を農家さん調達するそうですよ

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島外のお客さん向けにこだわっているのはペット連れ大歓迎という点
オーナー夫妻も2匹のワンちゃんと暮らしていて、どこに行くのも一緒。
もちろん、お店の営業でも看板犬として活躍しています

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(取材の日は、美容室へお出かけということで会えませんでした)

テラス席からは、田んぼと田舎の風景が広がり、長閑な時間が流れます

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2階席は、ペットはお連れできない空間にしてあります。

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由美さん手作りのケーキも好評です

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結婚当初から将来は、自営業が夢だったお二人。
40歳の頃に会社員を辞め、その後は開業に向けて色々な職業を経験しながら修行を続け
ご縁に恵まれ、のチャンスをつかんだのです

夢はスタートしたばかり!
都会の人、田舎の人、そしてペット愛好家にも喜ばれるカフェを目指して頑張ってください

淳さんのブログもぜひご覧くださいね→こちら

『ホタルカフェ』
電話0799-70-4230
淡路市生田田尻313
[月〜火・木〜日]
11:00〜18:00
[ホタルの飛翔時期]
11:00〜21:00 (5月下旬〜6月中旬 要問合せ)
ランチ営業、日曜営業
(六菜ランチは要予約)

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2014年05月21日

移住したご夫妻が『Kumi's Kitchen』をオープンさせます!!

昨今、淡路島では様々なお店が次々に開業しています。
そんな中、「あわじ暮らし総合相談窓口」で昨年から交流のある大阪から移住したご夫妻から、
5月24日(土)に飲食店をオープンさせるとの連絡を受け、早速出かけてきましたダッシュ(走り出すさま)

空き店舗を活用した『Kumi's Kitchen』

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場所は、目の前に岩屋港が見渡せる県道31号腺沿い。

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向かいは淡路市役所岩屋総合事務所、ラクラク号のバス停「岩屋保健センター」も近くにあります!

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看板メニューでもあるハンバーガーを前に決めポーズ

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石伏秀一さんと久美子さん夫妻は、料理店兼住居を建てるため2005年、岩屋に土地を購入。
ロケーション抜群の立地にハワイアン料理店を開業すべく、今年初めに移住しました。
「大人の隠れ家レストラン」を目指して準備中も、諸事情で着工が遅れていました・・・。

そこに、思わぬ転機が
岩屋まちづくり推進協議会の店主募集チラシ。
〜岩屋の飲食店が減少する中、観光客や町の人に利用しやすい下町風の食堂を開きませんか〜
早速応募したところ、見事に企画採用

まずは、気軽に立ち寄っていただける『Kumi's Kitchen』をオープンする事となったのです。
4月から内装や調理器具、椅子&テーブルにメニュー開発とフル回転の毎日。

人通りの多い場所なので、ご近所さんが次々に声をかけてくれる・・・
「いったい何の店をするんや?」
「いつオープンするんや?」
「楽しみにしてるよー 絶対食べにくるからねー」

ご期待にお応えして、こだわりのハンバーガーが出来上がりました

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久美子さん手作りのライ麦入りバンズに、秀一さんが焼く淡路産の牛肉100%パテ。
ボリュームたっぷりだけどジューシー。
バンズもフワフワで、昼食後なのにペロリと食べちゃいましたわーい(嬉しい顔)

ハワイのファーマーズマーケットでの味を思い出しながら作ったというジンジャエールは絶品

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ランチで提供するのは、
「地元生産者の食材を使った、野菜ソムリエによる季節の旬を感じられるハワイアンプレート」
ドリンク付きで1000円程度とリーズナブルな価格も魅力です!

イートインだけでなくテイクアウトもできます。

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未晒し麦を使用した容器に、ハワイアンロコフードを詰めるそうですよ。
「ライスボール + メインディッシュ + サラダ」

店内は自然光が入る明るいキッチンとカウンター。

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奥には、10人が座れる大型テーブルを設置。

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中央にある油絵には、亡き愛犬が描かれています。

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ハワイ名誉市民でありレジェンドのサーファー(ワールドチャンピオン)リン・ボイヤー女史直筆の油絵。
サーフボードの会社経営をしていた秀一さんとは古くからのお付き合いだそうです。
石伏ご夫妻は、ハワイと日本の2地域居住を長年にわたり経験されています。
だから、自然な流れで、海が見える淡路島の地でハワイアンのお店・・・となったのでしょうね

野菜ソムリエの資格を持つ久美子さんは、オリジナルメニューを現在進行形で開発中。
「淡路島の食材 × ハワイアンロコフード」なんて期待大ですよね

『Kumi's Kitchen』5月24日(土)オープン
営業時間:11:00〜16:00
定休日:不定休
夜の営業:予約制で受け入れ
住所:〒656-2401 兵庫県淡路市岩屋11-23
電話:080-4028-2450
https://www.facebook.com/kumis.kitchen
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2014年05月12日

今春大卒の青年が淡路島へ移住して就農!!

2年前に「日本一美味しい玉ねぎを作りたい!」と移住した迫田君の会社に新入社員が
このHPで何回か取り上げた希望食品有限会社2525ファームが大卒者を受け入れたんです!
関連記事はこちら

近畿大学総合社会学部環境系を卒業した青山昌也君です

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農業に関心を持ったのは、当時大学の客員教授だった浜美枝さんの存在が大きかったようです。
女優引退後、ライフコーディネーターや農政ジャーナリストとして活躍されています。

〜地域の産物を地元で味わうおいしさ、都会の人にもできる農業体験の楽しさ、
質の良い農作物をつくるための生産者の努力と歓びなど、そこに直接たずさわる方々を通して、
農村のすばらしさをご紹介しています〜(公式HPより引用)

青山君は在学中に福井県の農家に約3年間通い、その内の一年間はインターンシップを活用。
主に稲作を勉強し、卒業後は農業に従事することを決意しました。

希望食品有限会社2525ファームとの出会いは、ひょうご就農支援センター主催の就農セミナー。
「若者に農業の魅力を伝えたい!!」という意気込みで迫田社長と意気投合
4月から南あわじ市へ移住し、一人暮らしをしながら農業研修中となったのであります。

将来の夢は、農業系での起業だというから何とも頼もしい限りですよね

早速、彼の企画で5月10日に玉ねぎ収穫体験が行われました。
大阪から2人の女性が参加。その内の一人はオーストラリア在住ですって!

今年は約8反の玉ねぎ栽培をしている2525ファーム。
早生の品種が植わっている1反ほどの圃場で体験をしました。

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体験の講師は、青山君が担当ですよ〜〜
まずは、抜き取り方を説明。

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「思っていたより簡単に引き抜けるわーー」と張り切って作業する参加者。

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葉っぱと根っこもハサミで綺麗に落としますよーー

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そして、玉ねぎのサイズ分けも体験。
サイズ早見版を活用するから、初心者でも大丈夫

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最後は、コンテナに収穫した玉ねぎを入れていきます。

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コンテナ一杯でこれだけの玉ねぎが入ります〜美味しそう〜

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掘りたては水分が多いので、約2日間天日干しをしてから出荷となるそうです。
本日収穫した品種は「T−357」有機肥料100%、減農薬特別栽培のこだわり玉ねぎで生食向き。

サラダで美味しいく食べる方法を教えてもらいましたよ
〜薄くスライスし1〜2時間程度バットに広げ空気にさらし、
タッパなどの容器に入れ冷蔵庫で半日〜1日冷やしてお召し上がり下さい〜

体験圃場には、収穫を待っている「七宝早生」も植わっています。
迫田社長が「葉っぱが横に寝て少し黄色身を帯びるまでじっくりと待つんです」と説明。

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お持ち帰りの玉ねぎをお買い上げ後に記念撮影〜〜

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参加者の感想は、
「少し体験しただけでも腰が痛いので、農業って忍耐力がいるなーー」
「美味しい玉ねぎの背景を実体験できて楽しかったーー」

初めて企画したイベントで手応えを感じた青山君。
「今後も現場を通して勉強しながら、若者に農業の良さを発信していきたい!」
移住して農業を本気で頑張る青年たちの今後に期待しましょう

淡路島希望食品
https://www.facebook.com/2525farm


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2014年04月10日

淡路島から「元気をお届け vol.9」〜『淡路島希望食品有限会社』〜

2年前、東京から淡路島に移住した、北川太一郎さんがレポートする淡路島の魅力発信です

≪淡路島希望食品有限会社≫

人物紹介 
迫田瞬 30歳 神戸出身 南あわじ市神代在住(淡路島2年目)

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経歴
大学卒業後、ラーメン屋で店長や新規企画などを経験した後、淡路島で農業を開始。
レタス、たまねぎ、白菜を栽培。
有限会社も設立。経営理念は地域貢献・社会貢献。

<昨年、初めて栽培した玉ねぎ>
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今の淡路島についてどう思うか?
若い人が出て行って戻ってこないケースが多いので人口が減ってきてますよね。
そこを若者代表として、何とか食い止めて盛り上げていきたいです。
あと空いてる農地が多くて使いたい人がいるにもかかわらず、借りるまで至らないことが多いと思います。
そこの農地を整備して使いたい人に貸してもっと活用できるようになってほしいですね。

<冬のレタス栽培では島外から弟さんが援農>
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今後の展望は?
2年後には今までのスキルを活かして古民家でラーメン屋を開きたいですね。
そこで自分の作ったたまねぎを使っての6次産業化を実現したいです。
3年半後には畑作業が自分が付きっきりにならなくても回るようにしたいです。
そしたら販売のマーケティング戦略に取り掛かりたい。
営業に行っても知識がないから最終的な決め手を打ち出せない。
お店が売れる方法を考えて提案すればもっと自分の野菜を使ってもらえる機会が増えると考えています。
最終的に淡路島では、雇用を作りたいです。
そのためにも今の会社を大きくして多くの人を雇用できるようにして、島外の人を呼びたいです。

拠点紹介
現在、レタス畑8.5反、たまねぎ畑8反、白菜畑3反をおこなっている。
・農作業を体験したいという方、是非ご連絡ください。作業があればいつでも歓迎します!
・野菜を直接買いたい方もいつでもお待ちしてます!ご連絡ください!!

取材を終えて
まだまだこれからという立ち位置で希望に満ちあふれた印象でしたわーい(嬉しい顔)
目標年商10億ということ、期待してます

住所:南あわじ市神代地頭方1225
電話番号:0799-20-4301
Mail:info@hopefood.jp


『淡路島希望食品有限会社』からのお知らせ
希望食品有限会社255ファームプレゼン「2525玉ねぎ収穫体験」
実際に淡路島で有名な玉ねぎを一緒に収穫してみませんか?
開催予定日…4月26日・27日29日(祝)、5月3日4日を予定してます。
開催場所…淡路島、希望食品有限会社が保有している土地
収穫体験料…無料
但し、収穫した玉ねぎのお持ち帰りは有料となります。
時間帯は、13時頃から予定しております。
人数調整などありますので詳細は、追ってご連絡させて頂きます。
※1露地栽培となっておりますので、天候や玉ねぎの状態によって日程が前後する場合がございます。
参観されたい方は4月20日頃までに参加したい日程と名前を明記の上、
青山(aoyamamasayayui@yahoo.co.jp)にご連絡下さい。
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2014年03月05日

淡路島から「元気をお届け vol.6」〜『淡路島西洋野菜園』〜

昨年から始まったシリーズ:淡路島から「元気をお届け vol.6」
2年前、東京から淡路島に移住した、北川太一郎さんがレポートする淡路島の魅力発信です

≪淡路島西洋野菜園≫

人物紹介 
柴山厚志 51歳 愛知県出身 南あわじ市 (淡路島5年目) 

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経歴
飲食店の店長や、写真業にて独立を経て2009年12月に移住。
1年間の農業 研修を終え 2010年に独立し淡路島西洋野菜園として夫婦で農業を始める。

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今の淡路島について
                                      
海に囲まれていて、山があって気候も良いし、人も親切だし、
そしてなんといっても魚が美味しい。
農業に関して言えば、有機農業が もうちょっと地元に根付いてほしいですね。
農家が減っているという今は慣行農業だけじゃなくて、有機農業も 必要だと思います。
新規就農者をもっと引き込んでいくには、
就農希望者の意向に行政がもっと柔軟に対応し支援していく事が必要じゃないでしょうか。
あとは農業に関する大学が南あわじ市 にできて、学生や先生との交流が増えてきてい ますね。
今も学生さんに定期的に実習を兼ねて農作業の 手伝い に来てもらっています。
今の日本は農業に関して様々な課題がありますけど、
そういった中でもこういう交流はとても良い機会だと思います。

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将来どんなことをしていきたいか?
これからを担う若い人たちが、農業をやりたいなぁって思える環境作りを続けていきたいですね。
そして食や農業についての イベントを定期的に続けていくことによって、
作り手が消費者との関係を深めていき、一緒に考える機会が出来ればと思っています。
あと、食べる事も料理を作るのも好きなので、
自分が作った野菜と淡路島のこだわりの食材を使った料理が食べられるレストランをやりたいですね。
畑やりながらなんで週末だけとか、もしくは週に1日とか無理の無い範囲でやりたいですね。
趣味みたいな店ですが

拠点紹介
住所:南あわじ市市
HPはこちら 

淡路島西洋野菜園のお野菜が食べられるお店
南海荘
 兵庫県南あわじ市阿那賀丸山港
 0799-39-0515
 
リストランテ ミア アルベルゴ
 兵庫県神戸市垂水区海岸通11-1(ホテルセトレ神戸・舞子 )
 078-708-3331
 
取材を終えて
今までの経験すべてを活かして、他の人にはなかなかできないスタイルを確立しているように感じました。
人柄をあらわしてい るその畑は、細部まで手がいき届いてきれいな畑でした。
五感すべてでそのお野菜を味わってみてください

「移住者の声」で紹介した記事はこちら
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2014年01月22日

淡路島から「元気をお届け vol.3」〜『小林農園』〜

昨年から始まったシリーズ:淡路島から「元気をお届け vol.3」
2年前、東京から淡路島に移住した、北川太一郎さんがレポートする淡路島の魅力発信です


『小林農園』

人物紹介 小林剛彦(47歳) 神戸出身 広田在住 (淡路島17年目)

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経歴
神戸で生協に勤務後、17年前に淡路島に移住。
畑が使えるようになったため2000年より農業を始める。
現在は1丁2反。今はレタス、いちご、お米、白菜、たまねぎを栽培。

今は、美味しいイチゴを毎日収穫していますー(長音記号2)

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今の淡路島についてどう思うか?
時間がのんびりしています。
淡路島の畑がどんどん空いていってる。高齢者は年々収穫できなくなるからその分植えなくなってくる。
そうして休耕地が目立ってきてます。

どんな島にしていきたいか?
もっと若い人に収穫時期などにきて手伝ってほしいと思います。
そうすることによって農業を続ける人も増えてくるので地域の農業力が維持できると思います。
農業体験の機会が増えてそこから定住につなげて、もっと農業を元気にしていきたいです。
あとは今有機農業をやってる人はかなり強い志を持ってる人なんですよね。
普通の人ではなかなかできない。そこを有機農業の専業農家でも生計が成り立つようになってほしいですね。
  
拠点紹介
畑全体で1丁2反。現在はレタス、いちご、お米、白菜、たまねぎを作っている。
納豆菌や乳酸菌を使った自然の農薬を使うことによって、通常の農薬の量を減らしている。
あわじFANクラブと連携してレタスやさつまいもの収穫体験やたまねぎオーナー制もやってます!

田植えイベントの様子
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芋ほりイベントの様子
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稲刈りイベントの様子
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玉ねぎオーナー制(苗植え付け)の様子
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取材を終えて
淡路島の農業を盛り上げたいという強い志があり、農業を担う人を増やすためにも農業体験企画にも積極的に取り組んでいました。
これからの農業をけん引していく人という印象でした。
今もいろんな新しい野菜の栽培に取り組んでおり、今後が楽しみです!

電話:080-5322-5743
住所:兵庫県南あわじ市広田中筋1078
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2013年12月29日

脱サラ青年が作る「自凝雫塩(おのころしずくしお)」!

神戸市出身で会社勤務を辞めた青年2人が、洲本市五色町で起業し
昔ながらの製法で塩作りをしているという新聞記事を見つけ、いざ取材へダッシュ(走り出すさま)

浜風が吹き上げる海岸に作業所は建っています。

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海水を長時間かけて煮詰める製法だから、当然、海の傍でなければできません。
きれいな海を探して各地を調査して周り、淡路島西海岸の美しさに魅せられ、この地に決めたそうです。

海水を煮詰める鉄釜から見える冬の海・・・

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このように鉄釜で40〜50時間炊き続けるそうです。

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2人で交替しながら、薪をくえ火加減調整します。
必然的に寝ずの番となるわけでありますあせあせ(飛び散る汗)

浮いてくる灰汁やゴミも取り除かなければなりません。

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脱サラした2人は、別な会社に勤めながらも約10年間の交友関係があり
共に、食の大切さに気づき、農業に興味を持ったそうです。

「納得のいく仕事をしようと思ったら自分でやるしかない!!」

2人は、一緒に大分県で無農薬、無科学肥料の農業を学び、塩作りの技術も習いました。
今年の2月に作業所を設け、試作を重ねて8月中旬に製品として販売を始めたそうです。

取材に快く応えてくださった末澤さん。煤だらけの笑顔がたまりませんグッド(上向き矢印)

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播磨灘のきれいな海水を炊き上げ結晶化した後は、杉樽で一日熟成させます。

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昔ながらの製法で、海水の水分を抜いて濃度を上げ、熟成させることで
マグネシウムやカルシウムを残した塩が出来上がるそうです。

杉樽から滲み出た塩をなめてみましたるんるん

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「甘い!!」
塩なのに・・・思わず叫んでしまいましたー(長音記号2)

海水は、夏と冬では含まれる成分が違うため、ほのかな苦味や甘みに微妙な差が出るといいます。
つまり、
「全く同じ味の製品は無い・・・」
これぞまさしく究極の淡路島産『手作り塩』なのでありますぴかぴか(新しい)

ところでパッケージ作業は何処でしているのでしょう??
熟成した塩は、神戸に住む末澤さんの家族が総出で異物を取り除く作業をし、袋詰めしているとの事ー(長音記号1)

愛の結晶ともいえる「自凝雫塩(おのころしずくしお)」がこれです手(チョキ)

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≪脱サラファクトリー経営理念≫
「人らしく、正しい生き方をする」
わが社は、人に「ありがとう」と言っていただける仕事を心がけています。
「ありがとう」がない仕事には、いつか矛盾や無理が出てきます。
お客様から、取引先から、従業員からも、ありがとうを言われる会社。
矛盾と無理なく、当たり前のことを実行し続けることで、人らしく正しい生き方を目指します。
行動指針は、「行動に迷ったときには自分の良心を行動指針にする」です。
人に喜んでもらえる物を作り続けることを目指す、小さな会社です。
(製品パッケージ掲載文から引用)

200g入り630円。1kg入り2400円。
島内では「道の駅うずしお」などで購入できるそうです。


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2013年12月18日

淡路島から「元気をお届け vol.1」〜『あわじべじ♪』〜

今回から、新連載を始めますひらめき

昨年、東京から淡路島に移住した、北川太一郎さんがレポートする淡路島の魅力発信ですかわいい
毎月2回程度更新し、淡路島各地で元気いっぱい活動している人やグループ10組を紹介ー(長音記号2)

第一回目は、本人の自己紹介記事で〜す。
熱い思いが溢れ出てしまい長文になっておりますが・・・
ノーカットで掲載しますので、ゆっくりとお読みくださいませわーい(嬉しい顔)

人物紹介
北川太一郎 38歳 東京出身 洲本市五色町在住 (淡路島2年目)

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経歴
サラリーマンとして営業、マーケティングを経験したのち、2012年10月に東京から淡路島に移住。
2013年1月から有機野菜販売“あわじべじ♪”を開始。
今は有機農家さんのお手伝いをしながら、野菜を仕入れて、主に神戸で販売している。

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今の淡路島についてどう思いますか?
東京から移住してきた僕の一意見ですが、淡路島はあまり仕事がありません。
でもだからこそ、自分でいろんなことを始めやすい環境だと思います。サービスが少ないからです。
実際に自分で農業を始めたり商売を始めた人もたくさんいます。
そういった人たち同士は商売敵というよりは一緒に淡路島を盛り上げる仲間という意識があるので、
所属は会社などではなく、“淡路島”という意識が強いです。

収入を確保するのは難しいですけど、地域や仲間同士での助け合いが多いので、
物々交換などで支出を減らすことができるのも魅力だと思います。お金を使わずに楽しめます!

そんな中でも今の淡路島は面白い時期だと思います。
僕も含めていろんな人が島外から移住してきて、その移住者ともともとの地元の人たちが繋がり始めている。そのつながりから面白いことが少しずつ始まっています!

淡路島に移住した理由は、海がきれいなこと、広大な畑があること、
そして来島したときに人と繋がり始めたことです(笑)。
それまで淡路島については正直あまり知らなかったんですけど、住んで時間が経つにつれて
どんどん好きになってます!
農業や漁業が盛んなところ、人がいいところ、のんびりしているところ、淡路弁。

ただ、自分が盛り上げたいと思っている有機農業はまだまだ普及していません。
手間がかかるため生活していくための収入を確保するのが難しく、収穫量も安定しません。
そして特に収穫した野菜の販売先を確保することが難しいです。
もっともっと有機農業が盛んになれば、販売先も見つけやすくなると思うので、
僕も積極的にお手伝いしていきたいと思ってます。

そして移住希望者はたくさんいて、空き家もたくさんありますが、そこのマッチングがなかなかうまくいかないのが現状です。
空き家を持っている家主さんは全く知らない人に貸すことに抵抗があります。
どんな人かも分からないので、近隣の人へ迷惑をかけないかなど、心配がたくさんあると思うのでうなずけます。ここをスムーズにすれば、もっともっといろんな人が増えて、淡路島人口の減少を止め、若い人が増えて島全体が元気になると思います。

どんな島にしていきたいか
挙げるときりがないのですが(笑)、
まずは今の食料生産力を下げたくない、できればもっと食料自給率を上げたいです。
もともと天皇の食材を生産していた“御食国”でもあり、気候、土地は豊かなので、それをもっと生かしていきたいです。
できれば安全で栄養がある有機野菜をたくさん作る島にしたいです。
淡路島で食べ物の生産を増やして、日本全体でも食糧生産をふやすきっかけになればうれしいです。

あと、淡路島以外の地域も同じだと思うんですけど、大手スーパーや飲食店が増えてきて、地元の商店街やそのほかの個人店がどんどん減ってます。
そういった個性がある個人のお店が増やして街の活気を戻したいです。

そしてもっと若者が住みたいと思うような、楽しい島にしたいです。
といっても、都会と同じような楽しみではなく、自然を活かした楽しいことを増やしていきたいです。
淡路島は自然が豊富です。これ以上の便利は望みません(笑)。

上記のためにどんなことをしているか?
有機野菜の生産者のお手伝いを少しでもできればと思い、有機野菜の販売をしています。
その中でもただ仕入れてお客さんに渡す、これだけではなかなか有機野菜の価値がなかなか伝わりません。
なので、農家さんのお手伝いをしながら、その合間で野菜販売をしています。
自分の畑じゃなくても、野菜を育てる苦労は分かるので、そんなところも伝えていきたいです。
そしていつか宿を作りたいと思っています。
まずは淡路島に遊びに来て、島の魅力を伝えたうえで、遊びに来る人、移り住んでくる人を増やせればと思っています。

現状の地域(拠点周辺)について(過疎化している、自然を生かしてないなど良い点と悪い点)
僕が住んでいる五色町の鮎原という地域は市街地から離れた西側に位置します。
淡路島の中でも特に人口がどんどん減っており、飲食店もほとんどありません。休耕田も増えています。
しかし、棚田がありのんびりしていて、地元の面白いお祭りなどもありとてもいいところだと思っているので、良い点はそのままにしてもっと多くの人、特に若い人に来てほしいです。

そして近くに山はたくさんあるのですが、山の守りをする人がいなくなって、森のバランスが崩れてきてます。その影響で猪の食べ物がなくなり、郷まで降りてきて畑を荒らす被害が増えてます。

どんなことで地域活性化を図っているか
僕は移住者でまだ2年目なので、地域活性化というよりもまずは地元の人とのコミュニケーションを大事にしようと心掛けています。その中で地域のことも話して、地元の人と一緒にこの地域を盛り上げていきたいと思ってます。

今はこの地域で有機農業を頑張っている農家さんでお手伝いをしています。お手伝いをしながら、畑作業をしながら地域のことや農業のことを色々と話すので、農業も手伝いながら、地元の人とも交流が深まるので理想の職場です(笑)。

そして長期的な取り組みになると思いますが、山の整備もしていきたいと思います。
そのためにまず猪や鹿などの獣害を減らすために島内の若い人たちで狩猟免許を最近取りました。
でもそういった猪や鹿を獲っただけでは根本的な解決にはつながりません。
狩猟をすることで森と関わり、自然の恩恵を受けながら山の管理なども学んで、動物が住みやすい山にしていきたいと思います。

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今後の展望
今やっている有機野菜の販売を続けて淡路島の魅力である、“食”を伝えていきたいです。
そしてゆくゆくはゲストハウスを始めたいです。淡路島の野菜を食べた人に実際に淡路島に来てもらい、島の楽しさや野菜作りの面白さを伝えて、最終的には淡路島で農業をする若者を増やせたらと思います。

また、面白い人がいっぱいいるのでそんな人たちと一緒に、自然を活かした楽しいイベントを立ち上げたいです。若い人だけでもない、家族連れや、年配の人も楽しめる地元のお祭りのようなものをさらにふやしていきたいと思います。

そうして将来、子供の世代に「一時期人口も減って山のバランスも崩れていたけど、それをみんなで良くして今の淡路島があるんだよ!」と言えるようにしたいです。

『あわじべじ♪』
https://www.facebook.com/Awajibege
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2013年09月27日

Sさんちの古民家訪問♫

秋晴れのある朝、淡路島に移住ホヤホヤのSさんちを訪問しました。
島の北部、淡路市佐野にあるお宅はなんと築100年を超えるシロモノ!

手入れの行き届いた和風のお庭や蔵を目にして、古民家の魅力を感じずにはいられません。

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小粋な玄関から進むと素敵な部屋が広がります。
どの部屋も古民家の良さを残しながら現代風のインテリヤが光る、センスあふれるお部屋です。

ゆったり、ゆっくり田舎暮らしが楽しめる場所・・・
Sさんが淡路島への移住を決めたのはこんな暮らしを求めてのことでした。
長年会社員としてあらゆる仕事をこなしてきた後の決断は、大成功!といってもいいですよね?

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パートナーさんと共に、掃除からメンテナンスなどほとんど自力で手がけること数カ月。
この夏ここの住人となったSさんの話では、3年ほど使われていなかったという物件でしたが、すぐ近くに住む家主さんがかなりの改修をしていたとのこと。
 
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都会から田舎への移住希望が増えていますが、理想の古民家が見つからない人が多いのが現状です。
そんな中、Sさんって、かなり運の強い方のようです(^O^)

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運だけではありません。
良い縁にめぐまれたのでしょうか、すでにお友達も急増中!

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広々としたレトロチックなキッチンではさっそく淡路名産玉ねぎの作業かしら?
お友達とドライ玉ねぎ作りの準備ですって!
すでに淡路暮らしを楽しんでますね☆

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「運」や「縁」、そしてSさんの人を惹き寄せるキュートな笑顔。
元気いっぱいの淡路暮らしを応援してま〜すぴかぴか(新しい)



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