まるで、懐かしいおばあちゃんの家に来たような錯覚に・・・
この大きな囲炉裏は、西脇の職人さんが泊りがけで作ったというオリジナルの逸品。
10人が一度に座れるという「どでか囲炉裏」なのです。
農家民宿「ひまわり」のお料理のコンセプトは
地元で採れた天然の素材を使い、昔から受け継がれた懐かしくも暖かいお料理を提供すること。
この日は、特別に島内女性がオーダーしたお昼ご飯に応えて手料理の数々を披露
ナマコの霙あえ、柿なます、七茶飯、山芋の茶碗蒸し。
ナマコは、民宿がある地元の由良産。霙は民宿の畑で作った大根。
柿も民宿の庭で採れたもの。柚子や橙の果汁も自家製で料理のアクセントに上手く使っています。
山芋の茶碗蒸しはお腹に優しいお味で、冬の季節にピッタリ
七茶飯は、鉄鍋で炊き上げてくれたんですよ
名前の由来は、七つ時に食べる飯だから・・・初めて知りました
大豆の香りがなんともいえない、これぞ田舎のおばあちゃんの味
囲炉裏ではアジや野菜、手作りのヨモギ餅まであぶり焼き
手際よくお料理を出しては片付けて・・・女将1人で最大10人の接待をこなすというからお見事!
子育て時代から、子どもさんの部活友達を招いての宴会などをよくしていたという渡邊さん。
そのころから、手作りが大好きで、器用で手が早かったといいます。
淡路島で生まれ育った後、神戸に出て結婚。
お母さんが亡くなってからは、この家を守るため週末田舎暮らしの日々を送ったそうです。
子どもさんを連れての里帰りは大変だったと振り返ります。
思い切ってUターンし、農家民宿を始めたのは今から約7年前。
1日1組限定の1軒貸切宿。
築90年の良さを活かし、屋根裏部屋にしまってあった様々な物をお部屋に置きました。
糸紡ぎや、機織りも組み立てなおしたそうですよ
お泊りの部屋も昔懐かしい家具があり、ほっこりと落ち着きます。
立派な太い梁は、ライトアップという心憎い演出。お客さんが喜ぶよね
薪で焚く五右衛門風呂は、釜が鉄なので、身体の芯から温まります。
少し大きめなので、2人でも入れるんだって
体験コースとして、お釜でご飯炊きや、薪でお風呂焚きもできるんですよ
これだけでも魅力たっぷりのお宿ですが、まだまだあります
それは、女将さんの特技の数々。
編み物、古布小物・服作り、布ぞうり作りなどの手仕事〜〜
お昼を食べるだけだった4人組ですが、
女将さん作の編み物や服もお買い上げ
島外の人だけではなく、島民だって泊まりたくなる昔懐かしいお宿でした
農家民宿「ひまわり」
洲本市由良町由良161
TEL&FAX:0799-27-1621
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