こんにちは!
たまにライターとして登場するYokoです。
梅雨で不安定な季節、なんとなく憂鬱な気分になってしまうのは私だけでしょうか。
そんな気持ちを吹き飛ばす、元気な話題を今回はお届けしますね!
淡路島東南部には、山に生息する野生の二ホンザルを餌付けして、ふれあえるところがあるんです。
″サルと話が出来る女の子″
″サル文字&サル団子″
など、話題豊富でマスコミの露出も多い施設なので、ご存知かも!?
私も子育て時代はもちろん、還暦を迎えた今でも度々訪ねる「淡路島モンキーセンター」。
野生なので、朝に山から下りてきて、夕方には山に帰っていくそうなんです。
人間に会いに来てくれているって、なんだか嬉しいですよね。
おサルさんのお目当ては、施設で貰えるエサなんですけどぉ(笑)
今の時期は山にヤマモモモなどの美味しい実があるため、お昼頃には山に帰ってしまうそうです。
だから、急いで午前中に行きましたーー!!
あちらこちらに愛らしい赤ちゃんザルがいます。
お母さんのオッパイをくわえ、ミルクを飲んでいるのか…引っ張てるのか…
こちらは、おしっこタイムかしら??
極めつけは、このまんまるお目目!!
(写真提供:淡路島モンキーセンター)
同じ赤ちゃんでも、早く生まれた『コユビ』ちゃんは、だいぶ大きいのが分かります。
お姉ちゃん風を吹かす『コユビ』ちゃんです。
『コユビ』ちゃんは生後二か月になります。
お姉ちゃん風を吹かす『コユビ』ちゃんです。
『コユビ』ちゃんは生後二か月になります。
Awaji Monkey Center, 24/ 6/ 2018(文章引用:淡路島モンキーセンター)
赤ちゃんの誕生は4月から7月にかけて続き、毎年30匹前後が生まれるそうです。
そのうち1割〜2割は亡くなってしまうらしいですが・・・。
おサルさんの寿命は20〜25年なので、平均して300匹が生息しているようですね。
その全てのおサルさんに名前が付けられていて家系図もあるというから驚きです。
所長の延原利和さんに色々とお話をお聞きしました。
家系図まであるのは、上下関係が厳しいニホンザル社会では非常に珍しい仲の良いサル社会を形成するこの群れ、学術的にも貴重な生きた資料として注目されていて、個体識別や家系管理を行ないながら行動分析やデータ収集が行なわれているためなのです。おサルさんにGPSまで付けているんですよ。
ここ10年程、特に大学などからたくさんの研究者達が調べに来ているそうです。
そして、科学的に実証された事があります!
″やさしさの遺伝子がある&群れ全体に寛容性がある″
だから"サル文字"ができるんですね〜
例えば「サル」という字の形に餌をまくと、ここのサルたちは餌を捕りあったりせず、きれいにその文字の形通りに並び、体を寄せ合うようにして仲良く食べるのです。素晴らしい家族愛ならぬ群れ愛ですよね。
また、最近は協力してエサを取るという実験もおこなわれていて、この日も研究者さんが来ていました。
そんな話をしていると、一匹のおサルさんが延原所長のもとへ寄ってきましたよ。
10代目のボスザル、マートン君です。
ここのボス交代は争わずに死ぬまで全うする安定政権なのだとか…。しかもボスになるのは、強いサルではなく″やさしいサル″なのです。
子育ても群れ全体で行うそうで、新米ママさんの育児をひいばあちゃんが手助けするとか…いやあ実に素晴らしい事です。
昨今、人間社会では育児放棄とか児童虐待とか軟禁とか、悲しい報道を目にする機会が多くなりました。みんな、ここの福祉社会を見習えば良いと心から思います。
と、・・・ちょっと気になる親子サルが・・・
少し青白くなった赤ちゃんを大事に抱いているお母さん。
あれは?? と延原所長に聞くと、
初産の子どもが死んでしまったんだけど、離さないんだよね〜
早く埋葬してあげたいんだけど、無理に離そうとすると群れの仲間も怒ってくるので…。
もう涙が出ちゃうほどの感動モノです!
ぜひ、みなさんもゆっくりとおサルさんの様子を見て、延原所長のお話も聞いて下さい。
人間も持っている″やさしい気持ち″が、身体の奥底からでてきてホッコリしますよ。
エサやり体験もお勧めです。
人間がオリの中に入って外のおサルさんにピーナッツやイモなどのエサをあげるんです。
手渡しして、握手するスリル感は病みつきになってしまうほど(笑)
そんなこんなでタップリと楽しんだ後は、お食事タイム。
施設に併設されているお食事処『ちゃりこ』さんで、一番人気の「地だこの天ぷら定食」いただきました。プリプリなのに柔らかくて、とっても美味しいんです!
帰り道には、ちょっと海辺に下りて目の前に見える″沼島″を眺めるのも贅沢な時間。
やさしさ、美味しさ、美しさ、3拍子揃って体験し憂鬱はどこかへ消えちゃいましたね^^
(3年前に書いた記事も良かったらお読みください。こちら)
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