こんにちは、紡ぎ屋の藤本沙紀です。
早いものでこのブログも5回目…
私も淡路に越してきてから、ちょうど半年が経ちました。
そんな淡路はすっかり秋の陽気で、朝晩は肌寒さを感じるくらい。
さてさて前回のブログでは、若干東京をディスり気味でお送りしてしまいましたが(笑)
この1ヶ月は逆に東京から知り合いが来てくれることが多く、“淡路島の客観的意見”をたくさん聞くことができました。
その中で東京で会社経営をされている、いつもお世話になりっぱなしの社長さんが来てくださったときのこと。(早朝、「さきちゃん今日ひまー?」とLINEが飛んできたと思ったら、神戸の打ち合わせが終わったら淡路行くわ!と、その軽快なフットワークに驚いたのと同時に、淡路ってやっぱり便利な場所にあるなぁと、つくづく感じた瞬間なのでした。笑)
「たまねぎが食べたい!」とのピンポイントなご要望にお応えするべく、どうせなら淡路の魚もお肉もなんでも食べられるようにと「うずの丘」さんにお連れしたのですが、運よく大鳴門橋も見える絶景の席でランチを堪能することが出来ました♡
淡路の大自然に、だいぶテンションも高まっている様子でなによりだったのですが、そんな中、ぼそっと言われた一言が私の中に強く残りました。
「淡路島はバッファーが大きいね。」
それは東京で生き抜くことの大変さをひしひしと物語る、重みのある言葉でした。
でも正直、半年住んで感じるのは、「そうでもないぜ」ってこと。(笑)
確かに自然があるのとないのじゃそれだけで受け止め方は大きく違うのかもしれない。けど、東京にいる方が圧倒的に人口が多い分、抜きんでることは大変かもしれないけど、なんでも気楽にできるというか。
淡路は人口も少ない分、知らない間に「情報の独り歩き」は多いし、知らないことに対しての受け皿もまだまだ浅いし、その分仲間内色も強い。
そんなことを段々と理解してきてよそ者の私が思ったことは
ただただ、「もっとみんなで仲良くすればいいのに。」
悪く言えば、派閥が多い。良く言えば、コミュニティーがちゃんと出来てる。
だからある意味、自分という人間の軸をしっかりつくるには、淡路はいい環境かもしれません。もしかしたら東京にいるよりメンタルも鍛えられるかも。(笑)
私もすでに相当、打ちのめされてるところですが。(笑)
まぁでも、自分は何を大切にして生きていくのか、それを何度も何度も立ち止まって考えられる余裕があるって、自分で気付ける瞬間が多いって、ある意味幸せなことかもしれませんね。
あ…だとしたらやっぱり、バッファーは大きいのか。
でも間違いなく一つ言えるのは、というか淡路に限らずだと思うけど、
田舎だからって甘く見ない方がいい。
あまり夢見て来ないほうがいい。
これは、私も淡路に来る前にある方に言われた言葉です。
そのときは「なんてことを言うんだ!」なんて思ったけど、
実際に来て住んでみて、その意味が理解できました。
同じ移住者さんとの話でも、
「隣の芝生は青くないし、未来は明るくなんてない。」
それくらい、世の中甘くないよね、と。
でもだからって、「決して無理ではない。」
だからこそ、いくらでも変えていける余地がある。
なので、移住を考えている方は本当にNPOあわじFANクラブさんを始め、地域の方にしっかりご相談を!良いところばっかりじゃなくて、はっきり悪いところも聞きましょう。
私個人としては、淡路にもっともっと、いい意味で共に波風を立てていける、愛のある移住者さんが来てくれることを切に願っております…☆
〜紡ぎ屋〜藤本沙紀---☆
2017年3月東京から単身、淡路島へ移住。
―小さな想いを大きな景色に―