こんにちは。Tです。
一次産業の現場の素晴らしさを伝えたい
〜淡路島で暮らす〜つくりびとをたずねて
淡路島で活躍している"つくりびと"にフォーカスしながら、淡路島の豊かな土や海で育てられた食材をお客様に感じて頂こうというイベントです。
とても興味を持ったもので、私はイベント初日に行ってきました。
とても興味を持ったもので、私はイベント初日に行ってきました。
高校時代まで関西で過ごした私にとって、梅田はとても馴染み深い街です。当時と比べると梅田の街も随分変わりましたが、子供の頃の記憶が残る私にとって、阪急うめだ本店は梅田のランドマーク的な存在。迷うことなく到着しました。目指すは地下1階"フードステージ"です。
まず目に飛び込んできたのは、大きな看板でした。
看板に刻まれた温かいメッセージの一部を抜粋させて頂きます。
そのモノの裏側にはヒトがいて、そのヒトの想いがあり、ストーリーがあります。モノの奥行きを知ることで、そのモノはより輝きを放つのではないでしょうか。生産者の想いとストーリーを、モノを通じてお客様につなげたい。だから、今回は"つくりびと"に焦点を当てました。
実はこのイベントに興味を持った私、ダメ元で阪急うめだ本店のバイヤーさんにコンタクトをとり、取材を申し込みました。私もモノや売り場を紹介するだけでなく、ヒトに焦点を当てたかったという訳ですが、何とご快諾頂きました!
◆阪急うめだ本店バイヤー 竹林豊さん
看板と共に写真に写って下さったのが、今回のイベントを企画されたフードマーケティング部バイヤーの竹林豊さんです。
今回のイベントを企画するにあたり、竹林さんは淡路島の北から南まで何と2日間に渡って生産者を訪問して回られたそうです。そして、こんな話をして下さいました。
- 今の時代、当たり前のようにモノは素晴らしい。
- この売り場では、モノを見て頂くだけでなく、モノを生産しているヒトや現地の空気も情報発信し、食を通してお客様にヒトの温かみを伝えたい。
- 今はSNSによって個人が情報発信する時代。食の情報発信においても、ヒトによりスポットが当たる日がくるのではないか…。
食品にいわば「形容詞」を与えたいんだ、とも仰っていました。
モノの"作り手"ではなく"売り手"側に従事される方がここまでモノ、さらには生産者にまで関心を持ち、実際に行動し、アツく語られるというのは、かなり先進的というか画期的です。
モノの"作り手"ではなく"売り手"側に従事される方がここまでモノ、さらには生産者にまで関心を持ち、実際に行動し、アツく語られるというのは、かなり先進的というか画期的です。
お話を伺っていて、竹林さんという方はずっと「お客様にいかに"食"の素晴らしさを伝えるか」を考え抜かれてきた方なのだと感じました。
「どうして淡路島なんですか?」という質問には、こんな答えをしてくださいました。
- コンパクトなエリアに肉、魚、野菜、牛乳、それらをベースにした加工品等、何でも揃っているユニークな島
- 阪急うめだ本店に来られるお客様にとって馴染みのある場所で、実際に行ったことのある方も多い
実際、買い物を楽しんでおられるお客様から、「あ〜、これ淡路に行った時に買いたかったけど買えんかったやつや!」という声が…(笑)。
思わず納得です。
では実際の売り場を一つ一つ紹介させて頂きましょう。
◆蜜玉(玉ねぎ)by 2525ファーム 迫田瞬さん
淡路島と言えば、何と言っても玉ねぎ!
私が伺った時、ちょうど迫田さんが店頭に立っていらっしゃいました。私が淡路島に移住して間もない頃、こちらの2525ファームさんの玉ねぎ収穫体験イベントに参加したことがあり、実は馴染みの農家さんだったりします。別の方が書かれた記事ですが、このブログでも以前紹介させて頂いたことがあるんですよ。
神戸市出身の迫田さんは「日本一美味しい玉ねぎを作る」と淡路島に移住し、独立&起業。私がお目にかかった時はまだお1人で活動されていましたが、今では3名の社員を雇用するまでに成長されています。
「蜜玉」と名付けられた玉ねぎはとても甘く、スライスしただけのサラダで、もしくは電子レンジで温めて、ポン酢をかけてシンプルに頂くのが我が家の定番です。
◆野菜・イチジク by フレッシュグループ淡路島 森靖一さん、山下敏彦さん、金ア真治さん
まずは淡路島の風景写真に囲まれた売り場をご覧ください。
フレッシュグループ淡路島さんは、以前このブログで記事を書かせて頂きました。
私が伺った時に収穫されていたスティックニンジンも店頭に並んでいました。我が家ではニンジン部分はマヨネーズやバーニャカウダで、葉は天ぷらにして頂きましたが、それはそれは美味であります。
他にもバジルやピーマンなどの野菜、イチジクなど、まぶしいくらいの色鮮やかな野菜や果物が目を楽しませてくれます。
代表の森さんは奈良県出身の移住者ですが、農家をグループ化することで専業農家を規模の大きなビジネスに変えようとされている起業家でもあり、個人的に大変注目しています。
◆自凝雫塩(おのころしずくしお) by 脱サラファクトリー 末澤輝之さん
なんと淡路島の海水を40時間もかけてじっくり煮込み、海の成分をしっかり含んだ塩を造られている方です。こちらの末澤さんも神戸市出身の移住者。私は淡路島の「島の食卓」というイベントでお目にかかり、記事を書かせて頂いたことがあります。
自凝雫塩は今では淡路島の多くの飲食店で利用され、塩にこだわりを持った島外の方にも評価されている天然塩です。最近、島内の道の駅で見かけることも多くなっており、末澤さんが造る"ホンモノ"が確実に認知されてきているように思います。
◆純国産鶏の卵 by 北坂養鶏場 北坂勝さん
淡路島出身の養鶏家さんで、日本に約6%しかいないと言われる純国産鶏の卵を生産されています。
残念ながらまだお目にかかったことがないものの、よ〜く存じ上げております。なぜなら、淡路島みやげとしても有名な「たまごまるごとプリン」は、この北坂養鶏場の商品なんです。
実は、先程書いた「あ〜、これ淡路に行った時に買いたかったけど買えんかったやつや!」という声は、このプリンを見たお客様のものです(笑)。
◆淡路島素材のカレー by 農cafe八十八屋 延原直樹さん
農cafe八十八屋さんは淡路島出身の延原さんが「生産者と消費者をつなぐ」をコンセプトに、淡路島の野菜を使った創作料理を提供する古民家カフェ。最近はテレビや雑誌等で取り上げられることも多く、週末などは混み合うため、私は友人を連れていく時など予約してから伺うようにしています。
今回はイベントに登場する淡路島素材を使った限定カレーを販売されていました。
これ、だまされたと思って食べてみてください。マジで美味いですから。
玉ねぎを煮込んだというカレーは絶品ですし、野菜の素材の味を塩と共に楽しむこともできるよう工夫されています。温泉卵との相性もバッチリですしね。
今回のイベントで私自身改めて気付いたことがあります。
私はこのブログがキッカケとなり、島内で活躍されている実に様々なヒトとお会いしてきました。さらに今回、阪急うめだ本店で生産者にまで目を向けようとされるヒトとのご縁まで頂いたことになります。
私はこのブログがキッカケとなり、島内で活躍されている実に様々なヒトとお会いしてきました。さらに今回、阪急うめだ本店で生産者にまで目を向けようとされるヒトとのご縁まで頂いたことになります。
モノを作る、モノを売る、結局仕事というのはヒトなのだと思います。
子供の頃、私はよく親に阪急百貨店に連れていってもらいました。
美しい店内、近所の市場やスーパーでは見かけることのない商品、食堂で食べる美味しいランチやデザート、子供の私も行くのが楽しみだったのを今でも覚えています。
大きく環境が変わった今、こうした先進的な取り組みをキッカケに阪急うめだ本店を訪問し、企画のご担当者から直接お話を伺う機会まで頂いたことに、改めて感謝したいと思います。
イベント開催は9/5まで。
淡路島の"つくりびと"にご興味のある方は、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・
by T
東京から淡路島に移住してきました。
移住者の私の目から見た淡路島を紹介させて頂きます。
・・・・・・・・・・・・・・
自然豊かな淡路島で暮らそう
田舎暮らしに少しでも興味のある方、気軽にご相談ください
「あわじ暮らし総合相談窓口」HPは こちら