はじめまして!
この春、東京の世田谷から移住してきました、
フリーライターの藤本沙紀と申します^^
淡路島での生活は、まだ2カ月といちばん浅いのですが、
始まったばかりだからこそ見える景色や感じた思いを、
リアルな視点でお伝えしていければと思っています♪
なので、せっかくいただいたありがたいこの機会、
観光スポットやオススメの“モノ・コト”だけを発信していくのではなく、
すでにこちらの生活で、私自身が心底感動している
「淡路島の“人”を通して見えてくる心の変化」
それを伝えていくことを、ここでの自分自身の役割とさせていただこうと思います。
淡路島移住をお考えの方はもちろん、私のように都心を離れ、
これからなにか新しいことに挑戦しようとしている方などに…
伝わるものがあれば幸いです♡
さてさて、第一回目の今回は、私の自己紹介から始めたいと思います。
東京では、クリエイティブディレクターとして、制作の仕事をしていました。
主にファッション・ビューティー関係の制作物のディレクション、ライティングをしてきました。
そんな私が今回、東京から淡路島へ拠点を移したのは3つ理由があります。
まず1つ目は、これから独立していきたいという思いがあったから。
そして2つ目は、東京でのハードワークに身体を壊してしまったから。
最後に3つ目は、そんな状況下の中で、東京を拠点に闘う自信がなかったから。
いまからちょうど1年前、初めて訪れた淡路島は、
「自然が豊かな食材の宝庫」といった印象でした。
当時の私には、ただそれだけで魅力的に映りました。
自然や食材だけで言ったら、他の場所も候補として挙がるのかもしれませんが、
最終的な決め手は、“淡路島の人達がいつでも受け入れる体制を作ってくれていたから。”(笑)
しかし淡路島へ来て早速、すぐに前と同じ日常が、生活に染みこんできました。
これまで身体を壊したのはずっと、「東京にいるせいだ。」
そう、思ってきました。
でもどうやら、それは違っていたようでした。
住む場所を変えたことで、もちろん環境的なストレスは大分軽減されました。
しかし、自分自身の生活リズムや日常の染みついたルーティーンは、そう簡単には変えられない。
意識の問題でした。
東京にいたころは、日々の生活を“1〜2週間単位”で、
常に先々の予定や展開ばかりを考えて、何かに追われるように生きていました。
しかし淡路島へ来てからは“今日1日”、いまこの瞬間を考えられるようになり、
“しなければいけない”とか、“こうあるべきだ”なんていう、
東京にいたころの堅苦しさや焦りは解けるようになくなっていきました。
結局のところ私は、東京というペースに流されて、
いまと向き合うことができていなかっただけなのです。
常に2,3メートル先を見据えながら、なんならちょっと小走りで歩いていたのが、
こちらへ来てからは、きちんと足元を見て、ゆっくり自分のペースで歩けるようになった。
いや、歩くことが許された、そんな感覚。
そんなことに気付いてから慣れるまで、2カ月かってしまいましたが、
淡路島のゆったりとした時間の流れや自分の時間を大切にする文化、
そしてなにより、“当たり前の優しさ”を持つ淡路島の人達に触れているおかげで、
少しずつ私も、自分を大切にできるようになってきた気がしています。
…と、すでにそんな、東京では気付けなかった“人が持つパワー”の絶大さを、
淡路島へ来てひしひしと感じている、今日この頃なのでした。
たくさんいただくご縁や素敵な出会い、
そこにある様々な生き方や人との繋がりに、
とにかく感謝が止まらない日々です。
その素敵なエピソードは、また次回から、ゆっくりと。^^
<3月10日。移住してきた初日に出迎えてくれた朝日>
〜紡ぎ屋〜 藤本沙紀 ---☆
2017年3月 東京から単身、淡路島へ移住。
―小さな想いを大きな景色に―