2016年12月03日

淡路島オーガニックマーケット:島の食卓

先日、淡路島で開催された「島の食卓」というイベントに参加してきました。
オーガニックをテーマとしたイベントで、出店しているのは、化学農薬や化学肥料を使わず、それぞれの畑の環境にあった栽培方法を追求している生産者、そして食材にこだわった飲食店の皆様です。

島の真ん中あたりにあり、今回私も初めて足を運んだのですが、20,000坪もの広大な里山の中にコテージ、ゲストハウス、プレーパーク、農園等が整備されたアウトドア施設で、周りは自然でいっぱいです。
午前10時頃に会場に到着すると、既にたくさんのお客さんで賑わっていました。

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入ってすぐ目に入ったのが、お米の食べ比べ。

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あまり知られていないかもしれませんが、淡路島ではお米もとれるんですよ。これがまた実においしい。島の食卓イベントでは、合鴨農法(田んぼに生まれたてのアイガモの雛を放し、雑草や害虫を食べてもらったり、糞を肥料変わりにする)でできたお米や、自然栽培で育てたお米を食べ比べ。どちらもとても美味しいお米でした。

少し話がそれますが、写真に生産者の名前があるのがお分かり頂けるかと思います。普段、我が家は島の産直市場で野菜を買うことが多いんですが、それらも全てこんな風に生産者の名前が書かれているんですよ。ちょっとしたことですが、生産者の方々と直につながっている気分になりますし、安心安全の美味しい野菜を頂けるというのは本当に贅沢なことだなと感じています。

さて、イベントに話を戻しましょう。
朝食をぬいてきたので、まずは腹ごしらえです(笑)。

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いくつか並んでいた飲食店の中から、「毎日食堂」さんの朝ごはん定食とカフェオレ、そしてデザートに「CHiQ(チキュー)」さんの麹ケーキを頂くことにしました。どちらも移住者が淡路島でOpenしたお店なんですよ。それぞれの移住の経緯に興味のある方は、毎日食堂さんはこちら、CHiQさんはこちらをご覧ください。

イベント会場の中央にテーブル(まさに島の食卓!)があるので、そちらで食べることができます。

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こちらが、本日の朝食です!

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写真右側に並ぶのが、毎日食堂さんの一汁一菜の朝ご飯。有機雑穀米、自然豚の豚汁、お漬物の定食で、どれもやさしい味がしました。中でも、アウトドアの美味しい空気を吸いながら飲む豚汁ってのは最高でしたよ。
定食を食べ終わった後、自家焙煎豆のカフェオレ、そして麹ケーキと続きます。砂糖を使わずに麹の甘さで作った和ケーキで、山ぶどう、スパイス、ラムが入っていて、海外好き/エスニック好きの私にはこれまた美味しいデザートとなりました。

充実した朝食をとった後、生産者の皆さんのお店を見て周ることに。
実は移住者の方々も多数出展されており、私はそういったお店を見て周るのを楽しみにしていたのです。
限られた時間の中で全てを周ることはできませんでしたが、いくつか紹介させて頂きます。

◆おのころ雫塩さん

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塩を造られています。
なんと原材料は淡路島の海水のみ!!
余分なものは一切入っておらず、40時間もかけてじっくり煮て作った塩です。
今では淡路島の多くの飲食店で利用され、塩にこだわりを持つ島外の方々からも高く評価されているそうです。島内のいくつかの道の駅でも販売されていると伺ったので、私も今度家にある塩と食べ比べしてみたいと思っています。
おのころ雫塩に興味のある方はこちら、ご夫婦の移住の経緯に興味のある方はこちらをご覧ください。

◆平野農園さん

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色とりどりの野菜が並んでいるお店で、思わず立ち止まってしまいました。
見るからに新鮮ですし、普段我が家が足を運んでいる産直市場にはない野菜も並んでいて、多くのお客さんで賑わっていました。こうやって生産者の方々と直接顔を合わせ、お話しながら野菜を買える場というのは貴重だな、改めてそう感じた次第です。
農家を営んでおられるこちらの平野さんご夫妻も島外からの移住者なんですよ(詳細はこちら)。

◆おのころ藍さん

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先日工房におじゃましたおのころ藍さんも出店されていました。
久しぶりにご挨拶させて頂き、接客中のお忙しい中、一枚だけ写真をパチリ(笑)。
藍染め製品はもちろんのこと、「藍の茎茶」等、食用としての製品も並んでいました。以前詳しくお話を伺った私にとってもまた新鮮な製品となっていて、お店を一見しただけでご夫婦の創意工夫が感じられました。
おのころ藍については、こちらの以前のブログをご覧になって頂ければと思います。

淡路島に移住したとはいえ、普段の生活の中で、生産者の方々と直接顔を合わせる機会というのはなかなかなく、島の食卓イベントは私にとって貴重な体験となりました。
一言に移住者といっても、本当にいろんな方がいて、いろんなライフスタイルがあるんですね。

改めて淡路島の豊かさに触れた気がします。
(T)
posted by awajigurashi at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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