東京で行われている大規模な移住相談会『ふるさと回帰フェア』に今年も参加してきました!
今年は、洲本市の移住・定住、田舎暮らし推進の実行部隊「マチトイナカ交流推進協議会」メンバー有志の一人として参加。
アクセスの良い淡路島でも東京へは、高速バス約1時間・飛行機約1時間・移動調整時間を入れて4時間ほどかかります。
ブース準備の都合もあるので、前日から東京入りしました。
日々閑静な農村地帯に住んでいる私は、東京のビルの高さや人の多さに目を回しながらもワクワクしてしまうのです。
相談会の準備を済ませてから、関連する施設を見学しました。
まずは、浅草にある『まるごとにっぽん』へ。
「おすすめのふるさと」コーナーで、兵庫県からは養父市と洲本市が商品を出店販売しています。
嬉しい事に20ブース中、洲本市が地域別売上高1位の人気を集めていて、中でも「粉末オニオンスープ 5本スティック」は品目別で首位を独走なのであります!
有志メンバーで売り子さんをして、お客さまと直接触れ合ってきました。
やっぱり、一番人気はオニオンスープでしたね。
私が気になった商品は、由良産の海苔。
゛こっちゃ゛というのは、由良弁で゛私の゛なんですって!
淡路島で生まれ育った私でもはじめて知りました。都会へ出て逆に勉強した次第です。
次は、千代田区にある『ふるさとチョイスcafe』へ。
ここでは、ふるさと納税について気軽に相談ができ、地域の魅力を五感で感じることもできるんです。
常に社員さんが店頭に立ち、丁寧に対応してくださいます。
地域の特産品・工芸品などの展示があり、季節の旬の食材もその場で食べられるのです。
窓から田んぼを眺め、本みりんジュースを飲んでみましたよ。
*この風景、映像なんです*
ここからは、本番『第12回ふるさと回帰フェア 2016』の様子です!!
オープニングセレモニーでは、主催者の認定NPOふるさと回帰支援センター理事長である見城美枝子さんから激励の挨拶。
代表理事の高橋公さんからは最近の動向報告がありました。
最初は団塊の世代を故郷に帰そうという運動だったのが、12年の地道な活動で実を結び、多世代の田舎暮らしという新しい生き方選択へと拡がりました。
田舎を蘇らせる国民運動が、ここ3年ほど前から盛り上がり文化運動に発展しているということです。
Iターンだけではなく、20代・30代のUターンも増えており、同センターへの相談件数は一月で2000件にも上るそうです。
「自治体として、どの世代にターゲットを絞るのか明確に!」という言葉が印象に残りました。
当日は、47都道府県約350団体が参加し、来場者は18,176人(昨年は16,031人)
兵庫県でも昨年3地域だったのが、今年は6地域がブースを出し積極的にPRしました。
洲本市(マチトイナカ交流推進協議会)のメンバーを紹介しましょう。
市職員の田中さん、地元町内会長の狩野さん、Jターン*の山上さん、地域おこし協力隊員の束田さん、そしてベテラン相談員の域に達したと自負する私。
多彩なこのメンバーなら、どのような相談にもお応えできること間違いなし!
*Jターンとは地方出身の都市住民が出身地に近い中核都市に定住する事で、山上さんは淡路島→東京→神戸へ移住*
法被にも淡路島愛を感じます。
町内会長さんは、お客様より目線を下げての対応で、おもてなしの心が満杯。
子育て世代がブースに近づくと、逃さず呼び込みます。
ブース訪問は30組ほど、アンケート記入は20組、座ってじっくりと相談なさった方が14組でした。
昨年に比べると明らかに淡路島の認知度が上がっていることを実感。
だって、洲本市のブースを目指してお客様が来てくださるのですから!
移住の老舗本ともいえる宝島社『田舎暮らしの本』で「子育て世代にぴったりな田舎」ランキング1位という実績が大きかったのでしょう。
みなさん熱心にお話をされるので、私は7組の方々を対応しましたが、お昼休憩以外は、一日中しゃべっていたというような状況でした。
年代も20代から70代までと幅広く、描くライフスタイルも様々。
子育てを自然豊かな田舎で、半農半X(はんのうはんえっくす)、本気の農業、web関係、独立起業したい、温暖な地域で悠々自適なシニア生活etc。
「いつかは田舎暮らし」→「今すぐにでも田舎暮らし」 そんな世の中になってきたのでしょうか。
確かな手ごたえを感じて、淡路島へ帰ってきた私の元に更なる朗報が!
ブースにみえた埼玉県在住の20歳代ご夫婦から連絡があり、特別面談「リサーチ!あわじ暮らし」への予約が入ったのです。11月初旬には淡路島へ下見にお越しになります。
早々の反応に喜びながらも、人さまの人生を直接左右する取り組みであることを改めて肝に銘じたのでありました。
(yoko)