瓦文化が日本にやってきたのは今から1420年前。
仏教とともに、寺院建築の技術として伝わったそうです。
淡路島の瓦づくりは1610年、新しいお城を立てることをきっかけに
始まったと伝えられています。
瓦づくりに一番大事な土、淡路島の粘土は「なめ土」と呼ばれ、粒子がとても
細かいので、上質な瓦を造るという条件がそろっていたようです。
今回も400年の歴史を誇る淡路島地場産業の淡路瓦のPRとして
「淡路島瓦まつり」が8月27,28日に南あわじ市松帆脇田の「安富白土瓦」で
開催されました。
淡路瓦は日本の三大瓦産地の一つです。
それぞれの産地の特徴を書いてみますね。
▶ 日本最大の生産量の愛知県の三州瓦
▶ 雪や寒冷地に強い島根県の石州瓦
▶ 渋いいぶし瓦を主体とした兵庫県の淡路瓦
淡路島自慢は「いぶし瓦」です。
それは、瓦の表面に炭素膜で天然のコーティングを施すのです。
その色と言ったらいぶし銀と言われるように、とても渋いですよ。
ここではスタッフがおそろいのTシャツに「いぶし銀」 Since1610
と書かれているように、400年の歴史をPR。
クイズで「瓦の値段当てクイズ」でプレゼントされるという30万円相当もする
鬼瓦。
私たちも早速挑戦しました。
かなり真剣に考えましたが・・・・・・
残念ながら、外れてしまいました(T_T)
これがその鬼瓦!!
まさしくいぶし銀そのもの。
家の守り神になりそうですね。
また、かわいい子どもたちが、瓦をたたいて音楽会。
いろんな音色を楽しんでいましたよ。
会場入り口での「瓦葺きの実演」
高い屋根の上で、このようにして瓦を葺くということ。
瓦の使った家は、夏涼しく、冬暖かいと言われます。
家じゅうを優しく守ってくれているようですね。
子どもたちも、その素晴らしい粘土を使っての工作。
いったい何ができるのか楽しみですね。
この中から瓦師が誕生するかもしれませんね。
和やかな雰囲気の中にも、瓦に対する興味を持ってもらえるよう考えられています。
最後は何といってもお待ちかねの「スーパー瓦流しそうめん」
お椀片手にそうめんと格闘。
お腹いっぱい、笑顔いっぱいで楽しそうでした。
これもまた、淡路島地場産業の一つである「そうめん」を使っています。
いろんな人と、いろんなことでつながりを持つ淡路島。
一つの地場産業だけでなく、また一つまた一つとつながっていく
そんな素晴らしい時間を満喫できました。
今回のイベントが淡路島の地場産業の発展に役立つことを期待しています。
またここ安富白土瓦さんでは「かわらや」というおしゃれなお店をしています。
淡路瓦粘土彫刻体験ができます。
また、「焼処かわらや」では、『かわら焼』がおいしいそうですよ。
ぜひ一度訪れてみてはいかがですか。
淡路の経験と、淡路の味を楽しんでみてください。
かわらや
〒656-0312
南あわじ市松帆脇田甲105-2
п@0799-36-2303
淡路ちゃんでした。