津井の家「琴屋」
淡路島の西に位置する津井というところにある、築100年の古民家「琴屋」
この度縁あってお借りすることができたという青木さんに伺った。。
瓦の産地ということもあり、長屋門造りと本葺き屋根が素晴らしい。
そんな家にひと足はいると何とも言えない和室がある。
床の間にかかっているお軸にも年代が感じられる。
少し奥に入っていくと離れがあった。
子どもの頃祖父の家に行った時を思い出した。
きっとこの縁で涼をとっていたのだろう。
古民家ゆえのものを発見!!!
これが石臼。昔は一家に一基はあったと言うが、これだけたくさん見つかるとは
本当に宝物がこの家にはあるのかも・・・・。
遠くから何か音が聞こえてきた。
心地よい音である。それが瓦の楽器であった。
また、家の軒先におかれていた瓦の楽器。
土台は津井の海岸で拾ったという流木で造られていた。
つい叩いてみたくなる衝動に駆られ、音を出してみた。
心地よい気分になる。不思議である。
電気、ガス、水道が通っていないという琴屋。
かえってその不便さが、今の私たちには新鮮なのかもしれない。
本当に不思議な空間である。
つい先日、ここで「研ぎの日」を開催。
包丁だけでなく、鎌、刈込ハサミなどをみんなでワイワイ研いだという。
このように、地域の方ともつながり、大人だけでなく子供たちも集い
遊べる場所にしようと考えているようだ。
次はどんな企画をしてくれるか楽しみである。
ふらっと訪れてみたくなる場所、「琴屋」に一度行ってみませんか?
連絡先: Facebook 津井の家「琴屋」
青木 将幸 ・京