淡路島の中心地、洲本市の「レトロこみち」にある、淡路島唯一の映画館「洲本オリオン」に出かけてきました。
お目当ては5月30日から全国公開されている、篠原哲雄監督映画「種まく旅人 くにうみの郷」です。
この作品は淡路島の農業や漁業が抱える問題をテーマにしたもので、ロケはすべて淡路島で行われたのです。玉ねぎ畑の風景や美しい山や海が鮮やかに映し出されています。
≪5月31日には篠原監督、栗山千明さん、にこいちのお2人が舞台あいさつに来館≫
また、雨の少ない淡路島に多く点在するため池の底にたまった栄養分を海に流す「かいぼり」という珍しい作業が紹介されたりしています。
これらを通して、日本の縮図ともいえる淡路島が抱える海や山の問題を提起されていて、
島民のみならず、多くの人がスクリーンを通して自然環境について考える機会になりそうです。
根岸季衣さん、豊原功補さんをはじめ豪華キャストが勢ぞろいですが、
みなさん淡路弁がかなりお上手!違和感なく画面に引き寄せらせます。
桐谷健太さん、三浦貴大さんが演じる兄弟の葛藤や、
栗山千明さんが扮する主人公が淡路島で学び成長していく姿にも感動しますが、
谷山美月さんが淡路人形座で浄瑠璃に取り組む姿も印象的です!
≪こちらはエキストラではなく「にこいち」さん≫
そして地元淡路島のエキストラ出演者がなんと300人だとか!
鑑賞する島民にとっては一般の方とは別の楽しみもありますね。
知っている人が出てこないか、見たことのある施設やお店が出てこないか・・・
かなりテンションが上がります。
そして次回は私も出演したい!なんて人もいませんか?
ストーリーはもちろん、美しい山や海と淡路弁も楽しんでいただけることと思います。
また、神戸市出身の「にこいち」のおふたりが歌う主題歌「今日も風が吹く」も、
この映画にぴったりで心にやさしく響きます。
せひ、ご鑑賞くださいね。(ume)
「淡路島を舞台にした映画を観に、たくさんの人が来てくれてうれしい。」
そう語る洲本オリオンの野口さんから、今後の上映・イベント予定を聞いてきました。
★「種まく旅人 くにうみの郷」の上映は7月10日(金)が最終日
★6月27日(月)近藤房之助ライブ (この日の映画上映は10:00〜のみ)
★6月28日(日)洲本文化体育館にて
同映画のテーマソング「今日も風が吹く」を歌うデュオ「にこいち」が来場、演奏
★7月20日(月・祝)黒澤明監督の作品映画(2作)上映会
★8月1日(土)淡路短編映画祭
洲本オリオンの問い合わせ先
兵庫県洲本市本町5−4−8 пF0799-22-0265
映画「種まく旅人 くにうみの郷」についての問い合わせ先
淡路島観光協会 0799-25-5820 淡路県民局 0799-26-2015