今回はちょっと趣を変えて筆者オススメ“淡路島本”をご紹介
1.改訂 淡路学読本
淡路学読本編纂会議 にこちゃん塾 発行
ISBN978-4-9904317-5-4
淡路島を「島力の源」「自然」「歴史」「人物」「文化・芸術」「産業」「展望」の項目別に解説した、まさに淡路島の教科書″的一冊。もし「淡路島検定」な〜んていうのがあったら必携でしょうねー
地元の方々を中心にすべてボランティアで執筆に当られたとか。頭が下がります。
淡路島へ移住をお考えの方はもちろん、地元の方にとっても読み応え十分かと
「郷土を知る」ことにより、「郷土をよくする」ことができる− あとがきにある言葉です。
因みに島内の学校では同様の内容を「ふるさと淡路島」という副読本を使って学んでいるようです。
2.淡路島 神の国を背景にしたブランディング
地域デザイン学会 監修
ISBN978-4-8295-0625-7
地域振興をコンテンツだけではなく文化を捉えたコンテクストにより実現することを目指す地域デザイン学会監修「地域ブランドブックス」シリーズ第三弾(他の二冊は土庄町(香川)と明日香村(奈良県))。
淡路島が日本のはじまりの地であることと、淡路島はあくまでも島であることを強調したブランド戦略による地域価値の創造を提言しています。
淡路島の食材や花(コンテンツ)は国内に浸透してきているが、唯一グローバルなアイデンティティを確立できる可能性があるのは日本のはじまりの地″神の島″というコンテクスト(背景、ストーリー)である、と。
「淡路の人は、飛鳥や、出雲、高千穂の人のようにみずから声高く国生み伝説を語ることはしない。なぜなら彼らにとってこの島は日常の生活の場であり、人を呼び込む必要性を必ずしも強く感じてはいないからだ。しかし人口が減り続ける中、何らかの形で淡路島をPRし、訪れる人を増やし、住む人を増やさなければ高齢者ばかりの経済的に没落した魅力のない島となっていくだろう」とも・・・
読んでいて、移住者として共感する部分、また「そうなったらステキだなぁ〜」と思う提案が多々ありました。
国生み神話は上記「淡路学読本」の冒頭で島の力の源″として取り上げられていますし、まさに唯一無二のブランドですよね
3.国生み神話 日本のはじめと淡路島
にこちゃん塾 (財)淡路島くにうみ協会 発行
ISBN978-4-9904317-1-6
国生み神話を日英対訳で記した貴重な絵本。
外国からの訪問者に説明する際の私のバイブルです
4.生き生き 植物観察記
南光重毅 著
ISBN978-4-343-00709-4
元洲本の中学校校長をされていた著者が淡路島に自生する野生植物だけを図鑑にまとめられました。きれいな写真がいっぱい
絶滅危惧種も多く、この本の出版が淡路島の野生植物保護・増殖・育成園、引いては淡路島を光らせる先進的自然保護センターへとつながれば、とあります。
以上、よろしければご一読を・・・ SAKA