淡路市の5つの作業所のひとつ「あいあい作業所」の開所式が先日行われました。
この施設は「あいあい」にとって3度目の正直にも近いものがあります
さかのぼること約20年。
「一宮町手をつなぐ親の会」によって「一宮町あいあい作業所」が設立されました。
当時は6人の若い仲間(通所者)が集い、線香の箱折りや乾燥ハーブの袋詰めの仕事をしていました。
それを支えるのは2名の明るく元気な指導員。
仲間の個性も豊かで仕事への取り組み方も様々なので、時には穏やかにのんびりと、時には大騒ぎしながらも力を合わせての作業。
その後に始まった「ぽん菓子」の生産も「あいあい」の主な仕事で、淡路島内のイベント会場や訪問先の学校での実演も好評です。
そして「あいあい」の自主製品がもうひとつ!
講習を受けてきた仲間を中心にしっとり仕上げたパウンドケーキは地元のおじいちゃん、おばあちゃんに大好評!
新聞を丸めてクッション材を作る仕事もエコキャップの洗浄も理解ある地元企業からの依頼。
きちんとした作業が得意な仲間の中には、近所の製箱会社でパートの仕事を得た仲間もいます
このように仕事も増え、通う仲間の人数も増え手狭になった作業所は2度、3度の引っ越しを経て、
今回耐震設備の整った新しい建物での開所となりました。
ぽん菓子工房まで備えた新しい作業所では、現在12名の仲間と3名の支援者が活動しています。
先日の開所式にはその活動を見守り支える多くの地域住民が駆けつけました。
仲間もお手製カレーの振る舞いや、ウクレレの先生たちとコラボでのハンドベル演奏やカラオケの披露。
大盛り上がりのひとときとなりました。
障がいは個性!
大変なこともいっぱいあるけど、仲間たちの個性と存在をまちに島にこれからもどんどんアピールしてくれるように
応援したいです ume