「ひょうご田舎暮らしセミナー」〜移住者から学ぶ兵庫の田舎暮らし〜が開催されました。
ひょうご田舎暮らし・多自然居住支援協議会が主催し、昨年に引き続き2回目です。
定員30名のところに40名のご参加があり、田舎暮らしの盛り上がりを実感!
兵庫県は田舎暮らしランキングで全国8位。(3年連続トップ10入り)
近畿圏では、堂々の1位なのです。
第1部は、田舎暮らし入門講座
「田舎暮らし倶楽部」代表の西垣憲志さんが、田舎暮らしに必要なチェック項目を話してくださいました。
西垣さんのところに相談にこられる年代は、30歳代が一番多く、20歳代→40歳代→50歳代→60歳代の順だということで、働き盛りに田舎への移住を検討している方が増えているという現状があります。
★まず「田舎暮らし」に求めているモノ・コトは何かがはっきりしているのかがポイント
★移住先の気候 風土 交通の利便性 経済条件 特長 閉鎖的か開放的か
★風俗 習慣 入会権 自治会や集落の決まり事 まつりごと
*入会権とは、入村金や町内会入りするのにお金が必要な場合があるということなんですよ!
地域間でかなりの幅があり0〜100円!! これは事前に要チェックですよ〜〜
★空き家・不動産情報 教育環境 医療施設等 子育て支援 移住定住支援背策
★すでに移住者がいるか その様子は? 相談窓口や移住コンシェルジュの存在は?
「夢の田舎暮らし!なんていう良いコトずくめではない!!
別荘暮らしではないので、地域の一員となりコミュニュティの中で助け合って暮らしてください」
第2部は、移住者が語る「ひょうご田舎暮らし」
3名の移住者が本音トークを繰り広げてくださいました。
まずは、大阪府から約2年前に神河町に夫婦で移住された杉野利秀さん。
里山保全のボランティアをつり組むうちに徐々に田舎で暮らしたいという思いが強くなって移住を決意。
★夫人は大の虫嫌い! それが1年後にはカエルを手で捕まえられるようになったとか・・・
★価値判断の変換 儲かるか・儲からないか → 楽しいか・楽しくないか
★地元の人との壁を感じる (自分たちは町づくりをするためではなく楽しみたいから来た)
「都会で培った感覚で田舎の素晴らしい環境で暮らす。
そんなハイブリットな日々を過ごしてみませんか?」
次は、大阪府から約4年前に赤穂郡上郡町高山へ夫婦で移住した藤井登喜子さん。
習い始めて半年だというオカリナ演奏まで披露してくださいました。
播磨自然高原内 で「アトリエ野乃花」をオープンしています。(パンフレットも自作)
押し花教室・ポーセラーツ教室・ガラスエッチング教室を主宰。
学生時代、カフェを開くのが夢でした。たまたまネットで見つけて移住。
夜は真っ暗だけど、月明かりと星がとても綺麗な場所です。
★最初は寂しくて、暗くて、怖くて(獣・虫など)涙が出た → 見上げた星空の美しさに感動!
★お金では決して手入れる事の出来ない至福の時間 → 春夏秋冬の自然の恵み!
「不安はあると思うけれど住んでみれば何とかなりますよ!
夢をあきらめず勇気を出して一歩踏み出してみて下さい」
最後は、神戸市から約2年半前に南あわじ市に移住し淡路島希望食品有限会社を設立した迫田瞬さん。
前職のラーメン店勤務の時に淡路島の玉葱の甘さに魅了され、日本一おいしい淡路島玉葱を作りたいと思い会社を設立。今では玉葱、レタス、米、オクラなどを生産しています。
「移住者の声」紹介記事はこちら
★農業は時間に追われ、農繁期は休みなし 気候に左右される大変さがあるので覚悟が必要!
★1〜2年目は失敗の連続で、3年目にしてやっと目処がついた → 農地を借りるのが難関!
★公共交通機関が無い、家賃・プロパンガス使用料金が高い
「人と人との繋がりが強い田舎では、付き合いが大事! それなりの覚悟もいります」
第3部は田舎暮らし個別相談会。
淡路島のブースには、脱サラして農業を始めたいと考えている男性3人組が・・・
先輩移住者&新規就農者である迫田さんにも手伝って頂き、細かな注意点を説明しました。
田舎暮らしをお考えの皆さま!!
何はさておき、まずはご相談をしてくださいね〜
今後の移住相談会予定
多自然居住支援協議会主催:5月にJR三宮駅前での開催を予定
ひょうご田舎暮らし・多自然居住支援協議会のHPを要チェック! こちら
淡路花博15周年記念実行委員会主催:「あわじ田舎暮らし臨時相談所」
淡路花博期間中(3月21日〜5月31日)の毎週土曜日に開催。
詳しくは、NPO法人あわじFANクラブHPをご覧ください! こちら