淡路島のまち・地域づくりを進める団体や関心のある人々が集まり、情報交換し、現状や課題を共有し、
連携しながら長く続く地域課題解決型の活動へと繋げていく場・機会を提供している会合です。
淡路島で色々な活動している場を見学し、交流&ワークショップを続けています。
その中で「課題(人、物、金)や情報(ノウハウ)の全島的共有が必要である」と痛感し
『プラットフォーム淡路島』が昨年の9月に立ち上がり、キックオフセミナーを開催。
11月には「里山里海交流会」を行い、第3回目として島外への視察旅行を企画・実施しました。
1月30日、総勢30名が朝8時に集合し、マイクロバスで同じ兵庫県である多可郡多可町八千代へ・・・
最初の視察先は、田舎のコンビニ『マイスター工房八千代』

地元のお母さんが作る巻き寿司が飛ぶように売れるとの評判でマスコミでも多々取り上げられています。
節分の時は、一日に12000本が売れるんですって!!
視察当日はそんな忙しい時期に重ね、テレビ番組生放送もあり、騒然としておりました。
有名人の施設長・藤原たか子さんには、残念ながら会えず・・・テレビには勝てません

加西市農業改良普及センター 普及主査の岡本美都子さんが解りやすく説明してくれました。

視察用に作られたお弁当は、愛情たっぷり!

『マイスター工房八千代』
2001年にAコープと保育園の跡地利用としてリニューアルされ、生活研究グループを中心とした
女性スタッフ23名で運営しています。
地域の伝統&行事食である“まき寿司”を伝えていきたいとの思いが、年間22000本売上の事業へ。
若いお母さんの働き場にもなっており、自分の労働で得た金で子どもの進学等へ使える喜びを感じ、
意欲的に働いているとのことです。

1本のまき寿司にきゅうりが半本、卵は1個も使われている。残ったきゅうりはジャムに変身!

@建物を見捨てない
A食材を見捨てない
B生ごみも見捨てない
C人を見捨てない
Dこんな田舎でも見捨てたもんじゃない!

大いに刺激を受け、次の研修先、朝来市上代地区へ・・・谷間に棚田が広がる20戸の中間集落。
岩津ねぎが有名です!

『朝来市上八代営農組合』 組合長の藤本茂樹さんの熱い想いをたっぷりとお聞きしました。

名産の岩津ねぎや黒枝豆のおもてなしにも心がこもっています!

『朝来市上八代営農組合』
2010年に上代地区の景観と田畑に機能を守り、維持管理することを目的とし集落内の20戸(全戸)が参加し設立。65歳以上が6割を占める限界集落と呼ばれています。
自治会と営農組合が団結して一体化しないと集落は生き延びていけないという切実な状況です。
山間のため日照時間が極めて短く、通常で正午には日が当たらなくなる農地が多いとか

「一人では何もできない、一人でも嫌な人がいればできない」

「4つのできること」
できる人が できる事を できる時に できるだけ
おもてなしをしてくださった地元女性人に営農組合活動に対する生の声を聞いてみました!
★交流や勉強ができるので嬉しい。
★狭い地域で、女性も総数で10人だけ。お互いが助け合う場になっている。
★ストレス発散できてお給料がもらえるなんて最高!
★みんなと一緒に活動できるのが楽しい。
居住が20戸で空き家が10戸という限界集落の皆さんに元気と熱い想いを頂き、集合写真。

外に出て刺激を受け、島の中でそれぞれの活動に生かす・・・そんな実り豊かな視察研修でした
