8月中旬から販売予定と記載があったので、取材に行ってきました
ご自慢のジュースを両手に笑顔の竹田慎之介さん
彼は農業資材店「農家の店しんしん」の長男さん。
高校卒業後は、大阪の大学へ進学。
その後は東京の企業で約2年間、大阪の企業で約6年間働き、4年前にUターン。
現在は、株式会社アグリエーゼット(農家の店しんしん)の専務取締役に就任しています。
「淡路島に帰ってきたのは、やはり父の店があったからですよね」
淡路島の長男さんは、家業を継ぐためにUターンしてくる割合が高いのです。
国道28号線沿いにある看板が目を引くお店。
農家さん向けに、苗や農業資材に肥料など、あらゆるものが揃っています。
もちろん一般の方が、ちょっと園芸をしようと考えた場合でもやはりこの店へ。
今回のジュース開発へのきっかけは、
多くの果樹農家さんもお客さんで来店する中、高齢化が進む現実を目の当たりにし
何か後継者増加のきっかけになる方策はないかと考えたのです。
温州みかんで市場流通できないキズ有りや、Sサイズ以下、2Lサイズ以上の物。
それらの廃棄されたり、安値だったみかんを適正価格で買い取り商品化できるのがジュース。
肥料展示で参加していた兵庫県かんきつ研究大会で、
和歌山の農業生産法人役員に「淡路島のみかんは甘いので、ジュースにしては?」
とのアドバイスを受け、昨年12月から淡路果樹協会との共同開発をスタートさせました。
協会会員から破棄や規格外になるみかんを譲り受け、そのまま薄皮ごと圧搾・搾汁。
半年間熟成した後、殺菌し瓶詰め、考案したラベルが貼られて商品に。
720ml入りと300ml入りの計1万2千本が8月16日に仕上がってきました
ジュースへの熱い思いなども掲示し、早速店頭に並びました
「僕の夢の手始めが、このジュース・・・」
彼は、自社で農産部を立ち上げ、農地を借りて野菜栽培を始めています。
地元の若手農家さんや移住して農業を始めた大崎さんや迫田さん達とも連携し、
試行錯誤しながら前に進めているということです。
種や苗から肥料に資材、栽培技術、収穫物販路の確保、そして加工品まで。
1〜10まで完結して巡回するようなサイクルを自社で作るのが大きな夢。
「農業後継者、新規就農者を増やしていきたい」と爽やかに語ってくれました。
さてさて、ジュースのお味は??
みかんのうまみ、ひとのおもい、ぎっしり。
とろ〜りとした舌触りで、あま〜い
「淡路島ギュッとみかん」は下記で販売されています。(8月17日現在)
農家の店しんしん淡路三原店
農家の店しんしん津名店
道の駅うずしおショップうずのくに
福良マルシェ
農cafe八十八屋