2014年08月08日

洲本柏原山市民天文台がオープン!

8月7日立秋の日、洲本市の最高峰・柏原山山頂に程近い北展望台の横に、洲本柏原山市民天文台がオープンしました。

この施設は平成2年、環境庁(現環境省)主催・全国星空コンテスト写真測定部門で、洲本市の柏原山が第2位に選ばれたことを記念して、柏原山北展望台下に洲本市が天体観測小屋を設置しました。
10年余り市内在住のアマチュア天文家が使用していましたが、その後使用されなくなり、長年放置された状態が続いてきました。
一方、島内在住の天文愛好家の方から、恒常的に使える天文台が淡路島に欲しいとの声が寄せられ、使われていないこの施設の使用をあわじFANクラブが洲本市に申し入れたところ、26年度より使用が認められたものです。
ただし、補修、機材の設置など一切を当方が実施するとの条件で、4月以降みんなで力を合わせて補修を続けてきたものです。

この日は市内からは青空も見えていましたが、山上は紀伊水道から吹き上げられてくる湿り気を含んだ風がガスを発生させ、林道の先も見えない状態でした。夏場は淡路島の南に位置する山塊では避けられないことですが、それでも開所を知った方々やマスコミなど16人が集まってくださり、オープンを祝っていただきました。
IMGP2682a.jpg
時おりガスが薄くなり、月が顔を出してくれました。
ガスの切れ目に口径20cmのコンピュータ制御反射望遠鏡で月を見ていただきました。
IMGP2685a.jpg
今後、年に何度か星空観望会を開催し、広く市民の皆様に美しい星空を楽しんでいただこうと思います。
また、淡路島内だけではなく京阪神などからも星空愛好家の皆さんに淡路島の美しい星空を満喫していただける施設へと育てて行きたいと考えています。
なんと言ってもこの施設の南には光源がまったく無く、水平線まで見通すことができる好条件を備えています。この写真をご覧頂くとそのすばらしさをお分かりいただけるのではないでしょうか?
kashihara.jpg
撮影:栗栖茂洲本柏原山市民天文台長・東亜天文学会理事
観望会の案内等はBlogやFacebook等でご案内します。ぜひご参加ください!
淡路島に暮らすこと、それは豊かな自然の恵みを身体いっぱいに受け止めて日々暮らすことにほかなりません。
こんな淡路島で暮らしてみたいと思いませんか?
posted by awajigurashi at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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