「みんなで考えてみよう 第26回成ヶ島ハマボウ祭り」が行われました

自然の宝庫「成ヶ島」
淡路島の洲本市由良町の対岸に位置し、南北に約2kmの細長い島でその美しい景観は「淡路橋立」ともいわれている無人島です。
マングローブ林とみられるハマボウ、ハママツナなど貴重な海浜性植物が群生し、ハヤブサ、シロチドリなどの営巣地でもあります。
ウミガメの産卵も確認されているし、一時は絶滅したとみられていた『ハクセンシオマネキ』が元気に顔を出しています。
島の展望台から見る景色は、まさしく「淡路橋立」


鮮やかハマボウは、朝に開いて夕方にしぼむ一日花なんですよ。

ハマゴウは、葉っぱをこすると芳しいお香が漂います〜〜

愛らしいハマナデシコも咲いていました。

ハママツナの群生は、秋には紅葉するんですって!

こちらは、ハクセンシオマネキ。

繁殖期は6-8月で、この時期にはオスのウェービングが見られます。
白い大きな鋏脚を振り上げる様が白い扇子を振るように見え、和名はここに由来します。
絶滅のおそれが増大したとの判断から2006年の改訂で絶滅危惧II類(VU)となっている希少生物です。
このように自然の宝庫として注目されている国立公園なのですが、実は深刻な問題が・・・
それは、この膨大な量の漂着ゴミなのです


今回のイベント主催である「成ヶ島を美しくする会」がゴミの清掃活動を担ってきたのです。
「成ヶ島を美しくする会」の紹介
荒れ放題となった無人島をよみがえらせようという思いで平成元年に結成されました。
定例の清掃活動、成ヶ島まつりの開催、地元中学と共催でのクリーン作戦、各グループとの自然観察会などを持続して行うことにより、成ヶ島の美しい自然とともにゴミの問題を広く世の中に問題提起しています。
長年に渡り活動してきた代表の花野晃一さん。

長年の気長すぎる保護活動を経て現会員の高齢化も進み、
今年から『世代交代』をテーマにして、現会員の島や自然に対する思い、スピリットを継承する場として
今年は、このお祭りを若い世代が盛り上げていけたらと考え、晃一さんの息子さんが一大奮起

花野恵介さん(右端)とその仲間たち。

その想いに賛同する多数のアーティストやミュージシャン達が連日島に渡り準備をしました。
漂着した流木をクレーンで運び、巨大なオブジェを創りあげたのです


無人島が一気に活気を帯び、島外から多くの若者世代が集いました。
これまで長年活動してきたにもかかわらず、意外と淡路島の人も成ヶ島に渡ったことがなかった・・・
それが、今回の若者パワーが人を引き寄せ、島の人々も老若男女を問わず続々と参加してきたのです。
振る舞いのコーナーには、長蛇の列が・・・

それぞれご自慢の一品を無料提供してイベントを盛り上げていましたよ。

女性グループは、ハマボウの花で美しいレイを作っていました。

最高の盛り上がりは、ライブ〜〜


ユライの歌に合わせ、ハマボウの花が揺らめく魅惑の踊り・・・
パフォーマンスとして熟しつつあるいのちのしま♪
フラを、始まりの波紋として、民族の伝統を超えた唄と踊り。
Rainbow Tribal Hula いのちのしま
その輪は、幾重にも重なりいつしか・・・ひとつの波へ。
観客もじっとしてはいられません!もう総立ちになって踊りだし祭りは最高潮に〜


≪主催者である花野恵介さんからのコメント≫
みなみなさまお疲れ様でした!
今年から世代交代をテーマにした成ヶ島ハマボウ祭りはあらゆる場所や世代の人たちを飲み込んで400人を越える来場がありました!
天候や多くのボランティア、魔法使い達にも恵まれてお祭りは天にまで届きそうな勢いで大盛況のまま終えることができました!
新成美会員募集も20人ほどの募集がありました!
こちらはまだまだ入会受け付けておりますので、何か熱いものを感じた方は来年のハマボウ祭りのお手伝いや新たな環境活動、情報発信の拠点として僕らと共に成ヶ島を美しくしていきましょう!
今回のお祭りに参加してくれた同志のみなさま、遊びに来てくれたみなさまに厚くお礼申し上げます。
夢のような夏の楽しい思い出ありがとうございました!
来年また成ヶ島でお会いいたしましょう!
「新成美会」(成ヶ島を美しくする会)入会希望される方は、
淡路島ゲストハウス花野0799-65-0807花野恵介までお願いします。