この衝撃的なタイトルを見て皆さまどう感じられるでしょうか?
ご飯が大・大・大好きな筆者は反射的に「それはならん」と心の中で叫びました。
一体どういうことなのか??それを知るため洲本のカフェ233のイベントに参加してきました
主催したのは淡路島で農業をしている方々
みんな若いです。家族がいる人もいます。夢を持って農業をしています。
無農薬で手間暇かけて作物を育てています。
そんな彼らが是非みんなに見てもらいたいという映画。
それが「お米が食べられなくなる日(NPOアジア太平洋資料センター制作)」です
30分程のショートムービーでしたが、“食べ物を競争の論理にゆだねる怖さ”を強く感じました。
映画の中で「10年後には日本で米づくりができなるかもしれない」と訴える生産者たち
そこには政府の政策に翻弄される姿がありました。減反、お米の輸入自由化で持ち込まれた価格競争。
「効率化」の名のもとに進められた農地の大規模化は山合いが多い日本にはそもそも無理がある・・・。
生産者の収入は減り続け、2007年の調査では時給に換算してなんと179円に。
これでは当然やっていけませんよね
また輸入に頼ることへの警鐘も。
自由化で主食のトウモロコシを輸入に頼らざるを得なくなったセネガルの顛末
明日は我が身か・・・?
映画では、お給料の一部を地元で採れたお米で支払う企業「OKUTA」さんが
紹介されていました。生産者と決めた価格で一括買取りするそうです
「解決策はシンプル。近くで自分たちの食べ物を作ること。これに気付けていない情けなさ。」という主催者の方の言葉が心に残りました。
安い食べ物を求めることで失うものはあまりにも大きいかもしれません。
何に価値を見出すか・・・?
などとあれこれ思いを巡らせた後のディナーの美味しかったこと
主催者たちが育てた作物を南海荘の竹中シェフが腕によりをかけて料理してくださいました
山脇さんの香ばしい玄米茶に始まり
柴山さんの西洋野菜のサラダ
花岡さんの合鴨農法で育てたお米と天然とらふぐのリゾットを岡本さんのあわび焼きのお皿で
同じく花岡さんのところで活躍した田助鴨のソテー。
わらを燃やして豊かな香りをつけて
玄米入りバゲット、デザート付き!!
生産者さんとシェフの気持ちが伝わる素晴らしいお料理でした。
食べ物って背後にあるストーリーも一緒にいただくと一層美味しくなりますよね。
こうしたイベントを今後もやっていきたいということなので、次回は是非
まずは「淡路島でできること」を彼らと一緒に考えてみませんか? (SAKA)