2011年02月01日

元熊野といわれる「諭鶴羽古道」を行く

豊かな海と温暖な自然に恵まれ、古来より交通の要衝にあった淡路島には、
多くの魅力的な歴史や伝統文化が残っています。

そのひとつである「諭鶴羽(ゆずるは)古道」は、
淡路島最高峰(標高607.9m)にある熊野に並ぶ平安時代からの修験道です。

諭鶴羽ダムがある裏参道から登り、
灘黒岩側の表参道を下るコースで歩く体験イベントに参加してみましたるんるん
少々体力に不安がある私なのですが・・古道の魅力に触れたくて・・
最初に急な坂道があり、覚悟を新たに登ります。

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諭鶴羽山は、シイやカシなどの豊かな森で覆われているため、
様々な動物が棲んでいるということ。
ウグイス、ホオジロ、トビなどの鳥類、
イノシシ、ニホンシカ、ニホンザルなどの哺乳類の他、
アオスジアゲハ、ナガサキアゲハなどの蝶を見ることができるらしい。
ニホンザルは、淡路島ではこの諭鶴羽山系にしか生息していないとのこと。


坂道が緩やかになって、ホッとしているとお目当ての一つ
『神倉(かんのくら)神社』が出現。

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神代の時代、諭鶴羽神(イザナギ・イザナミの神)が乗られた鶴が、
ここの大樹で羽を休められたという由緒のある場所。
だからユズルハはこの漢字になるのですね。


山頂が近くなると、
淡路島の平野では珍しい積雪が日陰に残っていて、
子どもに戻ったように心が弾む。
そして、約1時間半、休憩を取りながらも登り切るとこの眺め。

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大パノラマを目の当たりにして、疲れが吹っ飛びましたグッド(上向き矢印)


今回、初めて知ったのが奥の院『篠山神社』の存在。
山の神様として、古くから灘の人々の八幡神社でした。

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諭鶴羽神社宮司 奥本賢治さまからも丁寧な説明を受けました。
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兵庫の巨樹巨木に選定「親子杉」は枯れそうになりながらも懸命な治療と
木の生命力で、今も立派にそびえています。
触ると元気と長寿を授かるとか・・・

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熊野権現御垂迹縁起によると唐の天台山の霊神が、
淡路国諭鶴羽の峰に渡られた後に、熊野新宮神蔵の峰に渡られたと・・

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水神社(水を主宰される神を祀っている)
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年間を通して霧が良く発生し、降水量の多い諭鶴羽山は、
古くから水源守護神として下流の人々から信仰を集めてきました。
水は飲み水や生活用水だけでなく、田植えや農作物の生育には欠かせない
“命”とそのもといえます。


神社の境内に仏である大日如来様が安置されています。
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諭鶴羽山は修験の山であったが、
約500年前の戦乱の頃に2回にもわたる焼き討ちにあい
明治初年の神仏分離、修験道廃止令などを受けて消滅。
平成20年に大日堂が建立され、大法要を行い大日如来を開眼しました。


下山は、表参道(2.0km)の急な坂道をころがるように歩きました。
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途中で枯れ枝を拾い、杖にしないと本当にころがってしまいますふらふら
ほとんど休憩をとらずに、歩くこと約1時間。
灘の海が見えてきた時の嬉しかったこと・・

疲れ切った身体を癒してくれたのは『行場の滝』
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3月下旬頃には「採燈大護摩供法要」
4月第2土曜日には「春例大祭」が開催されますので
神話と大自然に彩られた霊峰を訪れてみて下さいわーい(嬉しい顔)


諭鶴羽古道を守る会
南あわじ市灘黒岩472
TEL:0799−56−0315
携帯:090−3990−5334





posted by awajigurashi at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路の歴史、文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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