今回は、昔の農機具“田植え定規”を使って、6月27日(日)に小林農園で「田植え」をしました。この企画は、単なる体験的なイベントではなく、農家さんの助けになるように真剣に農作業に携わるというもので、約8アールもの水田を用意しました。
参加者は、リタイヤ後に移住を考えている一家族、昨年から淡路に移住してきていて永住を考えている一家族、10年前に移住してきて永住となった一家族、週末田舎体験を楽しむ二家族と、地元の二家族。
大人と赤ちゃんも含めて23人の参加者に対して、農家を含めたスタッフ4名で農業教室を行いました。

作業を始める前には、それぞれが顔の見えるように丸く囲み、簡単に自己紹介と参加した理由などを話してもらった後、農家から植え方と田植え定規の扱い方のレクチャーを受けました。
本日のミッションは『力を合わせて8アールの田んぼを手植えでやりきること』
6年間連続で「田植え」に参加している家族もいて、見て下さい


生産者の掛け声に合わせて、田植え定規を回していきます。

田植えの合間に、田んぼのお散歩も・・・家族一緒で嬉しいね!

田んぼの生き物探しは、子どもたちのお楽しみ・・・大好きなカエル君が手に乗ったよ!

田植え機なら1時間もかからないところを、2時間20分かけて植えきりました


終了後は、また丸く囲み、感想を話し合いました。
「小学1年生の子が、4アール分を交代せずに、植えきりました!」
「植えきった達成感と、昔の人はこんなに大変な農作業をしてたんだなぁ・・・」
「僕は、小学2年生になって、田植えが上手く出来て嬉しかったです!」
「どろんこになって、いい経験が出来ました・・・」
「子どもだけに体験させるつもりが、あまりにも楽しそうなので、私も途中から参加してしまいました!」
「オタマジャクシを捕まえようと容器も持ってきて、いっぱい捕まえたけど、これはオタマジャクシに似ているけど違う・・・何かな?」
「うちの子が、最初から最後まで一生懸命がんばっている姿を見て、ちょっと驚き、凄く嬉しかった」
生産者から、オタマジャクシ⇒“豊年エビ”であることや、なぜ田んぼに水を入れてすぐにこんなにもたくさん生まれてきているのかということや、豊年エビの役割についても教えてもらいました。
捕まえた豊年エビを持って帰りたい子どもさんと、田んぼに還したいお母さんとで葛藤も

「さっき農家さんが、豊年エビ君には、大事なお仕事があるって話していたよね・・だから、田んぼで頑張ってもらおうね!」ということで子どもさんも納得。
豊年エビ君の仕事⇒田んぼの中を動き回るから、草が生えにくい。
今回植えた品種は、『ヒカリ世紀』美味しくて収量もまずまずの優れものらしい・・・
手植えした稲は、機械植えに比べると、間隔が開いていて空いて見えるが、太陽の光が良く入り丈夫に育つということです。また、たくさんの人の足で田んぼを踏んでいるので草が生えにくい。
この田んぼは、農薬を使わずに2回ほど除草機を手で押しながら歩き、収穫期まで生育を見守るとの事。
その他にも参加者からの素朴な疑問にも、キチンと答えてもらい、農家さんとの交流で少し田んぼの知識が増えたかな!?
収穫は、9月末。「みんなで鎌を使って稲刈りをしようね

田舎体験のおもしろさは、参加しないと分かりませんよ

7月19日(祝・海の日)には『チリメンモンスター探し大会&生産者交流会』を開催します。
詳細やお申し込みは、下記をご覧ください。
http://awajifan.blog65.fc2.com/