2010年04月15日

あわじ暮らし、いかがですか?15〜久我ファミリーのあわじ暮らし〜

新学期が始まりました。入学・進学・就職とおめでたいことの多い季節。こちらのブログでも、おめでたい話題で画面を飾りましょう♪

今回ご紹介するのは、久我さんご一家。新婚ホヤホヤ、長女のジャズミンさん(25歳)にお話しをお聞きしました。

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「淡路島はのんびりできていいね」と流暢な日本語で話す久我さん。(後ろ右)
「アワジ、チョットイナカ、デモスキネ!」と奥さんのソフィアさん。(後ろ左)


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「久我」という苗字、「ジャズミン」というお名前・・・はて?とお考えの方もいらっしゃるでしょう。実はこのご家族の出身は、日本から遠くはなれた南米ペルーなのです。

どういうこと?と思われましたか?

それとも、その昔日本から海外の様々な国へ移住して行った祖先を持つ「日系人」の存在をご存知でしょうか?
お父さんの久我アレキサンデルさん(以下久我さん)もその1人。久我さん(53歳)のおじいさんもその昔、新しい生活を求めてはるばるペルーの地へと旅立ったのでした。

それから時が流れ時代が変わり、久我さんが生まれ育ったペルーでは経済状態がずいぶんと悪くなりました。久我さんは高校の教員や大学のカウンセラーとして働いていたにもかかわらず、暮らしていくのが厳しくなってきたのが1990年代。

その頃、日系人なら日本で定住ビザが取れ、働けるということを知ります。先に日本で暮らし始めたお兄さんを頼って家族を残し、まずは日本の様子を見に来ました。愛知県で自動車関連の工場での職が見つかりビザを取ることもできることがわかりました。

家族と相談し、まずは久我さんが来日。その後、夫を訪問したソフィアさんも日本で働くことを決め、改めて来日。残された3人の子ども達、ジャズミンさんたちはその1年後に日本の両親に迎えられることとなりました。

久我さん3.jpg
「淡路1速い少年」と呼ばれたサンちゃん。(右)
ジャズミンさんは写真店勤務の傍らエステの研究も。


当時ジャズミンさんは11歳、妹のデニッセさんは9歳。6歳だった弟のアレキサンデルさん(ペルーではよくあることですが、お父さんと同じ名前です。以下サンちゃん)はお母さんが出ていく日、追いかけようと2階の窓から飛び降りたといいます。親戚の家でお世話になりながら、きょうだいの面倒を見てきたジャズミンさんは、自分の結婚披露宴で当時の不安な気持ちを振り返り、列席者の涙を誘いました。
                                                               
お母さんの来日から1年後、おばさんに連れられて3人のきょうだいも日本へやって来ることができました。数年ぶりの父母との再会は、3人にとってどれほど嬉しいことだったことでしょう。想像するだけでもウルウルしそうです。

それから始まった愛知での5人そろっての生活が3年ほど続いたとき、久我さんのもとに淡路島での仕事の情報が入りました。
自然や田舎が好きだった久我さんは、家族と淡路島へ移住することを決めました。

1999年夏、久我ファミリーのあわじ暮らしのスタートです。

久我さん夫妻は淡路瓦の工場で働き、ジャズミンさんとデニッセさんは地元中学校、サンちゃんは小学校に通い始めました。

3人の子どもは愛知での通学も経験していて日本語もわかるようになっていたものの、学習面で苦労することは多かったようです。友達や先生にも恵まれましたが、高校進学を控えたジャズミンさんにとっては将来が見えず不安や悩みの多い時期でした。

久我さん4.jpg

それでも努力し公立高校に通うことができたジャズミンさん。そこでは一生の友達もできました。披露宴での友達からの祝辞や友達へのお礼の言葉・・・そこには国籍の違いなどものともしない深い友情が示されていました。

久我さんにとってはおととし夏のデニッセさんの結婚に続いて2回目の「花嫁の父」。ソフィアさんの和服姿もしっかり馴染んでいます。

まったくのペルー人であるソフィアさん。時にペルーを想い、ホームシックになるのではと心配しますが、去年半年間5歳の末っ子ケンジ君を連れて里帰りできたことを喜んでいます。

娘さんは2人とも淡路で暮らし、長男サンちゃんは大学陸上部で大活躍中、ケンちゃんもピカピカの1年生。ソフィアさんも淡路に腰を据え、日本語学習をがんばっています。

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会社勤務の傍らネールアートを研究中のデニッセさんと
日本語スペイン語バイリンガルのケンジくん。


明るく陽気、そして温かい久我さん一家を見ていると、家族の絆の深さをとても感じます。
それは離れて暮らした時期があるからこそでしょうか、それともラテン特有のもの?もしかしたら現代の日本人が忘れかけている「日本の心・家族愛」が引き継がれているからかも知れませんね。

久我さん6.jpg

*一家と私のお付き合いももう10年。その間の4人の子ども達の成長は目覚しいものがあります。これからも「お姉さん」をよろしくね♪
by ぽんぽこ


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posted by awajigurashi at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 淡路に移り住んだ人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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