2018年06月30日

淡路島モンキーセンターで赤ちゃんザル誕生中!!

こんにちは!
たまにライターとして登場するYokoです。

梅雨で不安定な季節、なんとなく憂鬱な気分になってしまうのは私だけでしょうか。
そんな気持ちを吹き飛ばす、元気な話題を今回はお届けしますね!

淡路島東南部には、山に生息する野生の二ホンザルを餌付けして、ふれあえるところがあるんです。
″サルと話が出来る女の子″
″サル文字&サル団子″
など、話題豊富でマスコミの露出も多い施設なので、ご存知かも!?

私も子育て時代はもちろん、還暦を迎えた今でも度々訪ねる「淡路島モンキーセンター」

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野生なので、朝に山から下りてきて、夕方には山に帰っていくそうなんです。
人間に会いに来てくれているって、なんだか嬉しいですよね。

おサルさんのお目当ては、施設で貰えるエサなんですけどぉ(笑)
今の時期は山にヤマモモモなどの美味しい実があるため、お昼頃には山に帰ってしまうそうです。
だから、急いで午前中に行きましたーー!!

あちらこちらに愛らしい赤ちゃんザルがいます。
お母さんのオッパイをくわえ、ミルクを飲んでいるのか…引っ張てるのか…

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こちらは、おしっこタイムかしら??

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極めつけは、このまんまるお目目!!

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             (写真提供:淡路島モンキーセンター)
同じ赤ちゃんでも、早く生まれた『コユビ』ちゃんは、だいぶ大きいのが分かります。
お姉ちゃん風を吹かす『コユビ』ちゃんです。
『コユビ』ちゃんは生後二か月になります。
Awaji Monkey Center, 24/ 6/ 2018(文章引用:淡路島モンキーセンター)


赤ちゃんの誕生は4月から7月にかけて続き、毎年30匹前後が生まれるそうです。
そのうち1割〜2割は亡くなってしまうらしいですが・・・。
おサルさんの寿命は20〜25年なので、平均して300匹が生息しているようですね。

その全てのおサルさんに名前が付けられていて家系図もあるというから驚きです。

所長の延原利和さんに色々とお話をお聞きしました。

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家系図まであるのは、上下関係が厳しいニホンザル社会では非常に珍しい仲の良いサル社会を形成するこの群れ、学術的にも貴重な生きた資料として注目されていて、個体識別や家系管理を行ないながら行動分析やデータ収集が行なわれているためなのです。おサルさんにGPSまで付けているんですよ。

ここ10年程、特に大学などからたくさんの研究者達が調べに来ているそうです。
そして、科学的に実証された事があります!

″やさしさの遺伝子がある&群れ全体に寛容性がある″

だから"サル文字"ができるんですね〜
例えば「サル」という字の形に餌をまくと、ここのサルたちは餌を捕りあったりせず、きれいにその文字の形通りに並び、体を寄せ合うようにして仲良く食べるのです。素晴らしい家族愛ならぬ群れ愛ですよね。

また、最近は協力してエサを取るという実験もおこなわれていて、この日も研究者さんが来ていました。

そんな話をしていると、一匹のおサルさんが延原所長のもとへ寄ってきましたよ。

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10代目のボスザル、マートン君です。
ここのボス交代は争わずに死ぬまで全うする安定政権なのだとか…。しかもボスになるのは、強いサルではなく″やさしいサル″なのです。

子育ても群れ全体で行うそうで、新米ママさんの育児をひいばあちゃんが手助けするとか…いやあ実に素晴らしい事です。
昨今、人間社会では育児放棄とか児童虐待とか軟禁とか、悲しい報道を目にする機会が多くなりました。みんな、ここの福祉社会を見習えば良いと心から思います。

と、・・・ちょっと気になる親子サルが・・・
少し青白くなった赤ちゃんを大事に抱いているお母さん。

あれは?? と延原所長に聞くと、
初産の子どもが死んでしまったんだけど、離さないんだよね〜
早く埋葬してあげたいんだけど、無理に離そうとすると群れの仲間も怒ってくるので…。

もう涙が出ちゃうほどの感動モノです!
ぜひ、みなさんもゆっくりとおサルさんの様子を見て、延原所長のお話も聞いて下さい。
人間も持っている″やさしい気持ち″が、身体の奥底からでてきてホッコリしますよ。


エサやり体験もお勧めです。

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人間がオリの中に入って外のおサルさんにピーナッツやイモなどのエサをあげるんです。
手渡しして、握手するスリル感は病みつきになってしまうほど(笑)


そんなこんなでタップリと楽しんだ後は、お食事タイム。

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施設に併設されているお食事処『ちゃりこ』さんで、一番人気の「地だこの天ぷら定食」いただきました。プリプリなのに柔らかくて、とっても美味しいんです!

帰り道には、ちょっと海辺に下りて目の前に見える″沼島″を眺めるのも贅沢な時間。

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やさしさ、美味しさ、美しさ、3拍子揃って体験し憂鬱はどこかへ消えちゃいましたね^^
(3年前に書いた記事も良かったらお読みください。こちら

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2018年06月23日

変わっていく淡路島

こんにちは!ジャズミンです。

先日の地震はビックリしましたね。一瞬でしたが淡路島でも強い揺れが感じられました。
ニュースを見ていると、自然の力には勝てないなあと少し怖くなりました…
そして、当たり前のように過ごしている日々のありがたみに感謝すると共に、いつ起きるかわからない災害に備える必要性があると改めて思いました。

自分も含めて日頃から意識をしていきたいものですね。


さて、6月と言えば梅雨の時期です!
毎日のように雨で嫌になりそうですが、そのおかげで花などが元気な姿を見せてくれると思えば楽しくなりますね☆

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散歩の途中で見つけた花たちに癒やされます


長男にとっての小さいお友達も姿を現します。

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てんとう虫を見つけ、無事に道路を渡りきるまで見守る(笑)


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移動中のカブトムシでしょうか?踏まれないように木の上に乗せるようパパにお願いをする


成長をしていく子どもたちが見せる自然への気遣い、母としては嬉しものです。


どんな子でも優しさであふれている、それを引き出してあげる指導さえあればいいと思います。

そんな想いが通じたのか先日、小学校にお邪魔しワタシの母国語である「スペイン語を使って遊ぶ」というものしてきました。
英語は聞くだけならだいたいの意味はわかる、数字や果物などの簡単な単語だけなら話せるという子も多い中、スペイン語は意外とまだ馴染みがないので、あいさつをしてみたところ目がテンになっていた子どもたち(笑)

実は、数年前からいくつかの保育所では「スペイン語で遊ぼう」とういう異文化にふれるというものをやったことがあったのですが、小学校では初めてでしたのでドキドキでした…

45名を相手に、あいさつやペルーと日本の学校の違い。
同じ言葉でも国による意味の違い、その違いによるトラブル。
自分の経験を元に話をさせて頂きました。

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真剣に話を聞き、質問をする子どもたち

話の後は、覚えたての数字を使ったゲームで全問正解をする子どもたち。
その吸収力の凄さには驚かされました!

終わった後、子どもたちから「楽しかった」との言葉を受け、ホットしました。

そして、国際社会になってきたことで大人たちがこうやって
子どもたちの世界が広がるための働きをしている様子を肌で感じられたこと。
その上に、子どもたちただけではなく、ワタシもそのお手伝いができたことを心から嬉しく思います!

自分が移住してきた頃と比べて変化した淡路島♪

国や言葉の壁を乗り越え、
違いを理由に意地悪をするのではなく、
違って当たり前!
お互いの違いを理解し受け入れることで新しい発見がある。
そして、それを楽しむ!

ワタシが伝えたいことが、1つでも子どもたちの中に残っていてくれたらいいなあ☆


では、また来月よろしくお願いします!

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☆ジャズミン☆

ペルーや日本に暮らし、いろんなギャップの中で過ごした結果

変わった感性の持ち主に成長し、今は楽しい日々をすごしてます。

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posted by awajigurashi at 23:39| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月16日

観光の島、淡路島!ハイシーズンを迎える淡路島!

こんにちは!岩本幸代です。




6月・・・今年もはや、半年が過ぎましたね。

自身の加齢とともに、年月が早く過ぎるように感じるのは何故でしょう?笑




淡路島に移住して、不便に感じたことの一つに天気予報があります。

関西ローカル番組の天気予報には、淡路島洲本市のお天気情報が載るのですが、

そうではない放送局の天気予報に、淡路島のお天気情報がありません。




大阪?兵庫?四国?それとも和歌山?どこの天気を見たらええん?と、なります。




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でも私は気づきました!




今日はえらい、海からの風がきついなぁと思ったら、たいてい雨が降ることに!

もちろん絶対ではないのですが、海の近くに住んで1年半のたんなる私の勘です。




それだけではなく、淡路島で暮らすようになってから、周りの景色や匂いで季節を感じるようになりました。




晩秋から初冬に玉ねぎの苗が植えられ、初春から晩春に大きく育った玉ねぎが収穫される、そしてあっという間に玉ねぎ畑が耕され、そこに水が張られてお米の苗が植えられる梅雨時、カエルの大合唱を聴きながら眠る夏、新米の美味しい初秋。




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今の時期は、我が家の周りの田んぼにも水が張られていて、夜になると海沿いのホテルの灯りが水面に反射して、キラキラと輝くのです!これはもう、本当に幻想的な光景です!




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そして冬の間、荒れに荒れていた播磨灘の海が、びっくりするほど静寂を取り戻し穏やかな姿を見せ始めると、ああ、もう夏が来るんやぁ!と思います。




この大海原に、またたくさんの人が観光や海水浴で訪れ、それぞれに楽しい思い出を作られるんやなぁと思うと、私の心もウッキウキ♡




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淡路島では、毎年7月と11月に島挙げての「全島一斉清掃」を行います!

詳しくはコチラ




環境立国「公園島淡路」の実現に向けて・・・とのことですが、私は個人的に夏のハイシーズンに向け、観光客の皆さんのために島を綺麗にし、シーズンが終わる頃に、今年もようさん(たくさん)来てくれはった!おおきに!の気持ちを込めてまた掃除をするんだと思ってます。




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お・も・て・な・し




東京オリンピックに来られる全世界の方々を、おもてなしの心でお迎えします・・・と。




淡路島に来られる全世界の方々を、綺麗な島でお迎えします・・・と滝川クリステルさんに言って欲しいものです 笑




さて、あわじFANクラブは、全島一斉清掃で綺麗になった淡路島で、714日にハワイイベントを開催します!




淡路島洲本市は、ハワイ島のヒロと姉妹都市提携を結んでいます!

温暖な気候と豊かな自然を持つ島、地元産食材へのこだわりや伝統文化の継承など、淡路島とハワイ島はとっても良く似ているんです!

〜淡路島でハワイな時間を〜皆さん、是非お越しくださいね!


イベントのフェイスブックページはコチラ




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19歳まで大阪府寝屋川市の実家で自由気ままに暮らし
20歳で結婚して東大阪市に新居を構え息子3人の子育てを存分にenjoyし
48歳になった2017年、夫+17歳の愛犬と淡路島に移住しました
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sachiyo iwamoto


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2018年06月09日

〜淡路島で紡ぐ素敵な日常〜vol.14 はじめての鱧漁

こんにちは!紡ぎ屋の藤本沙紀です。

淡路島も梅雨入りし、雨の日が増えてきたこの頃です。

そんな淡路島では玉ねぎの収穫が終わり、今度は田植えが始まります。水が張られた田園はちょっと涼しげで、この時期がくると「あー、夏がくるなぁ」と感じます。

たまに吹くそよ風に優しくなでられると、水面がキラキラと波打つのですが、それがとても美しくて癒されるんです。わたしはその景色が大好きで、この時期の秘かな楽しみだったりします。

そしてもう一つ。この時期の淡路島と言えば鱧です!今回は、先日取材させていただいた沼島の鱧漁の様子をお届けしたいと思います!!

わたくし藤本、生まれて初めての夜の漁体験です。それではどうぞっ!!

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【7:00 p.m.】
最終便で土生港を出発。
半年ぶりの沼島に胸が高鳴ります。
船の中から見る夕焼けがキレイでした。

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沼島港へ到着。どこか懐かしく、静かな港の景色は、いつ見ても心が落ち着くんです。のんびりと夕暮れの景色を楽しみながら、お友達の漁師さんに指定された場所まで歩いて行くと…

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やってんね〜!!!いつもの野郎勢ぞろいで、漁の前に腹ごしらえをしていました。笑

この日釣れたばかりのヒラメのお刺身と、たこの唐揚げ。旨くないわけがありません。沼島の食卓ではこんな風景が当たり前…贅沢の極みです!

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このまま宴になるのではないかと心配し始めたころ、「っしゃあ〜、行くか!!」と重い腰をようやくあげてくれた盛漁丸の前川雄哉船長。

タオルを頭に巻き、助手で地域おこし協力隊の小野山豪さんも引き連れいざ出発です。

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すっかり外は真っ暗。雄哉船長の船に乗るのは3回目ですが、夜に乗るのは初めて!ドキドキです。

あぁ、夜風が気持ち良い…

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鱧漁は、「底引き網漁」といって、大きなネットで一気にすくい上げる方法が主流ですが、雄哉船長は、沼島で100人ほどいる漁師の中で数少ない「延縄(はえなわ)漁」にこだわっています。

延縄漁とは、一本の幹となる縄にたくさんの枝縄を付け、その先に針と餌を取りつけて釣りあげるという手法。要は一本釣りと同じなので、魚に傷をつけずに済むのだそうです。

でもこの延縄漁、針一本一本に餌をつける労力はもちろん、縄が絡まないように保ったりと、とにかく準備が大変なんです。そして漁中も、縄を途中で噛みちぎられていたら、残りの縄を探す作業から始めなければいけないので、リスクも高い漁なのです。

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こうした努力の末に釣れたときの感動はひとしお!夜の海に銀色の光を放ち、大事に引き上げられる鱧の姿は神々しくも見えます。

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おぉ〜!!デカイの釣れた!!と喜んでいたら、「大きいのは売れへんねん」と雄哉船長。

どうやら市場では、800〜1kgの鱧が一番高値で取引されるそうです。というのも鱧は、調理の際、骨切りが必須の魚。大きいモノは骨も太く、あまり喜ばれないのだとか。

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手慣れた手つきで次々に鱧を引き上げる雄哉船長。あまりにも一瞬のできごとで写真を撮る間もありません。笑

あの〜…もうちょっとゆっくりやってもらえない?私にシャッターチャンスを与えてはくれませぬか!?涙

「イキっとるからはよせなあかんねん」

どうやら動きが俊敏で、ちゃっちゃと引き上げて生け簀に入れ蓋をしなければ逃げられてしまうんだそう。確かに、漁中何度も、蓋をしているはずの生け簀から鱧たちが飛び出てきていました…

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こうして延縄をひたすら引き上げること2時間弱。なんと20匹ほどの鱧が釣れました!

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最後は土生港まで送ってもらい、初めての鱧漁は終了。いや〜…過酷!!

実はわたし、1時間もしないうちに船酔いが始まって、めちゃめちゃグロッキーだったんです!(*_*)見よ!このブレブレの写真を!笑

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まともな写真がほんとに少なかったんだから!汗

どうやら夜は足元しか明かりが無いので、日中の漁より酔いやすいんですって!勉強になりました^^

紀淡海峡と鳴門海峡の真ん中に位置し、その二つの海流の中で育つ沼島の鱧!京都の料亭でも出されているほど絶品です♡

ぜひ沼島へお越しの際は、食べてみてくださーい!

藤本が身体を張ってお届けしました♪


〜紡ぎ屋〜藤本沙紀---

2017年3月東京から単身、淡路島へ移住。

―小さな想いを大きな景色に

まだ見ぬ多くのマイノリティが秘める価値や想いを

大きな景色に紡ぎ発信していくことを目的とした、

ライター業・制作活動を行っています。


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2018年06月02日

淡路島移住者のその後 vol.3 〜森晶子さん〜

こんにちは!梨花です。
空が青い!海も山もとっても美しい、すっかり夏モードの淡路島です

さて、今月は森(旧姓藤澤)晶子さんの「その後」について、結婚4年目の森さんご夫妻からガッツリお聞きしました。
題してTwo hearts are better than one♪ (1人より2人がいいね)

〜森晶子さんのその後〜
(以前の記事は こちら)


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前回の記事では、結婚を控えた晶子さん(35才)を紹介させてもらいましたが、今回はご夫妻そろってお話しを聞くことが出来ました。
その場所は淡路島の中腹に位置する洲本市五色町鮎原にある「森果樹園×ツギギ」。
もともとは、だんな様の森知宏さん(34才)のおじいちゃんが長年経営してきた果樹園です

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なるとオレンジはは300年も前に淡路島で見つかった原種の柑橘(写真提供:森さん)


この果樹園では、淡路島原産のなるとオレンジを中心に、各種の柑橘類や白桃が生産されています。
知宏さんはご両親の暮らす淡路市で生まれ育ったため、お正月など年に数回か遊びに来ることがあっても、おじいちゃんが働く姿を目にすることは全くなかったのだとか。
なので、まさか後に自分が果樹栽培を引き継ぐことになるとは全く考えていなかったといいます。
島外の大学に進学した後には都市に住みデザインの仕事を経験し、10年前に淡路島に戻った時にもお父さんの看板制作業を手伝っていました。

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一方、移住から2年を迎えるころには淡路島に住み続けようと決めていたという晶子さん。
ある時、知宏さんを連れて淡路島のいいところをプレゼンしながら車で島を一周しました。
そして、最後にたどりついた晶子さんとっておきの場所は・・・
じゃじゃ〜ん!それはまさに森果樹園だったのです

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最近はテレビ出演や取材を受けることも多い知宏さん(提供:森さん)

ときに、目の前にあるステキな物が目に入りにくいことってあるようですが、知宏さんにとっては、晶子さんと一緒に訪れたことで、この果樹園の魅力をほぼ初めて知る機会となったのが、この時でした。
なんだか、映画の1シーンになりそうですよね

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それ以来、お二人揃っておじいちゃんの農作業を手伝うようになり、先祖代々受け継がれてきたなるとオレンジを絶やすことなく継承したいという思いを膨らませてきました。
結婚から2年目にはおじいちゃんと同居し、本格的な栽培や販売に取り組み始めました。

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ひとりからふたり、3人・・・なるとオレンジを守る仲間が増えました。(提供:森さん)

屋号を新たに「森果樹園×ツギキ」とし、次世代の担い手としてご夫婦で活躍中です。
初めは「やめとけ!」といっていたおじいちゃんもお二人のがんばりを飛び切りの笑顔で応援してくれています

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さらに2年前からは、春から夏に向け、なんと、パーラーオープン
自家農園のなるとオレンジを絞ったジューウスやアイスの提供や瓶詰商品の販売をおこなってるんです。

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パーラーの設計や店内のレイアウトには晶子さんの一級建築士のセンスが光ります。

金曜日と土曜日の開店日には淡路島の内外からお客さんが元気をもらいにやってきます!。
もちろん私もその一人!なるとオレンジのさわやかな味と香り、たっぷりのビタミン、そして森さん夫妻の笑顔と元気をもらってきました。

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「しんどさを知らなかったからこそ始められた・・・今は、もがきながら試行錯誤し続けている。」
知宏さんの言葉には真実味があり、農業の厳しさが感じられますが、その「もがき」も1人ではなく、しっかり者の晶子さんと2人です!
1歳半になる息子ちゃんの成長と果樹園の発展が楽しみでたまりませ〜ん

森果樹園×ツギキのwebサイトは こちら

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by 梨花(りぃふぁ)
時々英語の先生
間で日本語の学習のお手伝い
目指すは心を癒すライター
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posted by awajigurashi at 22:41| Comment(0) | 淡路に移り住んだ人たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする