2017年07月28日

南あわじ 住んでみたらこんなトコ【移住体験バスツアー】

はじめまして

2017年1月 東大阪市から南あわじ市へ移住し半年あまり。。。
穏やかでゆるりとした島独特の時間軸に慣れず、
淡路島ではまだアウェー感満載な 岩本幸代と申します。


ここ淡路島の魅力を、世界一せっかちな「大阪のおばちゃん」目線で
発信したいと思っています。どうぞ、宜しくお願いします。




さてみなさん、ご存知でしたか? 淡路島には3つの市があることを。
(私は・・・知りませんでした・・・)
南あわじ市は兵庫県最南端、淡路島の一番下に位置します。
「映画観に行こう!」「ケンタッキー食べたい!」と思ったら、
神戸に出るより断然近い、徳島へ遊びに行きます 笑!


そんな南あわじ市が、移住を検討している方を対象に
【7/16 暮らしの体験ツアー】を開催しました。


・過去に南あわじを訪れたことがある
・南あわじの農業を知りたい
・南あわじの食材を使ったカフェを開業したい
・国の政策である地域おこし協力隊に興味がある


さまざまな思いで集まった参加者は、
主に京阪神地区にお住いの20代〜70代の男女19名。
お天気にも恵まれ、参加者を乗せたバスは南あわじ市役所を出発しました。


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2015年4月に完成した新庁舎!!!
道路にどーんとそびえ立つ看板はもちろん、
いたるところに日本三大瓦であり南あわじの特産品である
「淡路瓦」が使われています。


出発してしばらくすると、「ほら、見てみて、むき玉ねぎ募集やて」
「さっきからこんな求人、めっちゃ多いやん」と話されているのが聞こえました。


そう!!そうなんです!!!


私も移住したての頃「玉ねぎ作業員募集」の張り紙
めちゃくちゃ多いやーん、玉ねぎをどうするんー?と思ってました!

玉ねぎの島、淡路島ならではの求人ですね。




最初に向かったのは、南あわじ市の中で比較的移住者が多いとされる阿万地区に、
2016年11月オープンした kitchen&pension AMA TERRASSE 


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先輩移住者との交流会は、楽しくためになる話題ばかりで、終始和やかな雰囲気でした。


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・地域行事、多いよ〜
・プライベートは近所の共有事項 ww でもそれが地域の防犯につながってます!
・車の運転は必須!でも時々、野生どうぶつ事故発生するかも・・・
・はじめてできた友達は、なんと69歳のおばあちゃん w


移住するにあたり転職することになった先輩移住者は、
住宅ローンを組むのに苦労したとおっしゃっていたのですが、
それを聞いた参加者から「リフォームローンは必要なかったのか?」
と質問が・・・


なるほど〜!
田舎に移住するイコール古民家で暮らす、そう言うイメージを持たれている人が多いのか〜

実に意外な質問でしたが、なんとなく納得 。。。


交流会のあとは、みなさんお待ちかねのランチタイム /
私は、淡路島カレーをいただきました。


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1人前に1個使用する淡路島の玉ねぎ
丁寧に炊いた鶏ガラスープと香味野菜のスープ
16種類以上のスパイス、と美味しいヒミツがてんこ盛りの淡路島カレー!
もちろん完食!ごちそうさまでした!




その後、バスは田舎道からのどかな田園地帯を抜け、
空き家バンクに登録されている住宅へ 。。。


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広々した土地で家庭菜園するも良し、趣味のアトリエを建てるも良し・・・
自由な発想で自分らしい暮らしができそうなこの住宅は、
いくつかの助成金を受けることができ、
1000万円以下で購入することが可能とのこと・・・


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あたり一面田んぼなので、夜は必然的にカエルの合唱を
お楽しみいただくことになります ♫ ♫ ♫




次に南あわじのシンボル!!!パワースポットとされる、
おのころじま神社へ行きました。


縁結びや安産の神様・・・と言うことで?
いや、もしかしたらEXILEのメンバーが以前ここを訪れたから・・・?
この日も観光客と思われる女子が、たくさんお参りに来ていました。


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ん????  杉良太郎農園と書かれた玉ねぎが売られている。
杉良太郎って、あの、杉良太郎?
(人生で、こんなに杉良太郎って書いたのはじめてや・・・(^^;; )



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さあ、いよいよツアー最後の目的地
南あわじ市倭文(しとおり)にある、株式会社A&H Farm へ向かいます。


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代々、淡路島で農家をしているヒシイケ家。
「ひょうご安心ブランド」であるA&H Farmのたまねぎを使い、
生産から加工販売まで一貫して行っています。
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明石市から移住し、A&H Farmの社員として農業に勤しんでおられる
大田さんの熱い想いは、みなさんの心にグッと響いたようで、
積極的に質疑応答されていました。


『 農業をすることで体力的なしんどさはあるけれど、
都会で働いていた時に感じた精神的なしんどさの方が辛かった。
太陽の下で健康的に働くことは自分に合っている 』


うん、私もそう思います。人間にも光合成が必要って 。。。


このあと、2人1組で玉ねぎが入ったコンテナに向き合って座り、
用意された玉ねぎの葉っぱと根っこをチョキチョキ 。。。


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簡単そうですが、根っこ部分は一度でスパッと切れないことがあり、
意外と悪戦苦闘のみなさん。


作業が終わる頃、A&H Farmさんのご好意で、
よく冷えたあまーいスイカをいただきました!


うーん、農作業のあとのスイカはうまいっ!!!→ 私は作業していませんが (^_^;)




体験ツアーのすべての工程が終わり、集合写真をパチリ / 
みなさん、お疲れ様でした!


集合写真2.JPG




南あわじ市役所まで戻るバスの車内で、
少しだけ私の移住に至った経緯などをお話しさせていただきました。


・そもそも移住や田舎暮らしには、興味がなかったこと
・たまたま大好きなハワイを表現できる素敵な家が南あわじにあり、
これを手に入れなければ一生後悔すると思ったこと


移住のきっかけは、何の計画性もない実に突発的なものでした (^ ^)


でも実際に住んでみたら


・大好きな海を感じながら生活できている
・土の匂いに生きてることを実感する
・思わず深呼吸したくなる澄んだ空気がいちばんのご馳走だと知る
・ただボーッと夕日を眺めることでちっぽけなことがどうでもよくなった


これまでは想像もできなかった、
なんとも幸せで贅沢な暮らしをしていることに気づき、
今、あの時の決断は間違っていなかったんだと言い切れる自分がいます。


移住に対する考え方はいろいろありますが、
この体験ツアーが、参加されたみなさんの一歩踏み出すきっかけになればいいな・・・




まだまだ新米移住者の私にとっても、
この体験ツアーは有意義で実りあるものになりました!


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19歳まで大阪府寝屋川市の実家で自由気ままに暮らし
20歳で結婚して東大阪市に新居を構え息子3人の子育てを存分にenjoyし
48歳になった2017年、夫+17歳の愛犬と淡路島に移住しました
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sachiyo iwamoto




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2017年07月22日

ゲストハウス花野さんが新たに手がけたシェアハウスとシェアメイトのご紹介【後編】

こんにちはKeiです

梅雨明けして、いよいよ夏本番ですね皆さんお元気ですか
娘の通っている保育園でも先日から水遊びが始まり8月末まで毎日行われています
淡路島の海水浴場も今月から海開きしています。
この夏は是非、淡路島お越し下さいね

さて先月(前編)に引き続き、今回は後編です。ゲストハウス花野さんが手がけられたシェアハウスに住まれている、シェアメイトの方々にシェアハウスの事・淡路島での暮らし方等、詳しく伺い、今回もレポートさせて頂きます


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写真左側から高崎さん・中央は長田さん・右側は新田さんです

・現在お住まいのシェアハウスの情報はどこで知りましたか

新田さん『一年前に東浦に移住し、食のわのシェフ神瀬さんのご飯を食べに通っていて、花野家と仲良くなり、今のシェアハウスの事を聞きました』

高崎さん『今年の1月にゲストハウス花野に宿泊していて、新田さんに紹介してもらいました』

長田さん『知人の紹介です。既に目をつけていた古民家は見つけていましたが、家主さんに会えずで断念。このシェアハウスなら引っ越しではなく、荷物だけ持って気軽に来れそうだった為です』


・シェアハウスの長所

新田さん、高崎さん『家事が分担出来て共に助け合い、ご飯も一緒に食べられます。お互い手の届かない所が掃除出来ます。その習慣をつける事で、今まで見えなかった部分がお互いに見えてきて楽しいです。また家の造りが落ち着いています

長田さん『仕事の帰りが遅く、新田さん・高崎さん達にはほとんど会えませんが、帰って玄関の電気がついているという安心感があります』


・シェアハウスの短所

皆さん、見つからないそうです。
短所は捉え方で、長所に変えられるそうです。
携帯電話の電波が悪いそうですが、携帯電話と離れる時間が持てます。
古民家なので冬は隙間風もあるそうですが、そこも捉え様で、古民家の良さに繋がる。という風に感じておられました。


・目指している島の暮らし/過ごし方

新田さん『淡路島の自然栽培の野菜を毎年多くの方に食べて頂きたいです。手段として家と畑が一つになった集楽にし、みんなで分担して野菜を育てて消費したいです。淡路島は食の島なので、野菜・肉・魚全てが食べられ、食の有り難みを感じられます。地元の方々と一緒に分かち合いながら過ごしていきたいと思っています』

高崎さん『自然栽培の野菜を広げ、自分が食べられるだけの野菜は自分で育てたいです。自給自足の出来る生活を実現させたいと思っています』

長田さん『丁寧な暮らし。時間に追われて仕事のために生きるのではなく、日々の生活に生きることを丁寧に暮らしたいと思っています』


・淡路島に来て驚いたこと

新田さん『夜、道路を普通に堂々とイノシシが歩いていること』

高崎さん『人と人とのつながり。地域の人達が顔見知りだったり、農家さんとのつがりだったり、人と人とのつがりが濃い印象を持ちました。また、島の方々が移住者に対して暖かく迎えてくれます』

長田さん『時間がゆっくり進んでいます。せかせかしていない。みんな早起きです』


・淡路島の魅力

新田さん『人と食。魚・肉・野菜が全てある地域って日本にあまりないのではないか。作っている人の思いに触れ、近所付き合い(人と人との繫がり)が都会では中々体験出来ないと思います』

高崎さん『人と食。自然が豊かで山があって海があり心の中が浄化されます』

長田さん『気軽に来やすく、都会からこんな近くの場所にこれだけ良いものがそのまま残っています。場所も歴史もそのまま残っています』


淡路島での繫がりはその後どんどん広くなる事、私自身も淡路島に移り住んで実感しています。
島の魅力、驚きも淡路島に来て暮らしているからこそ、これらの様にしっかりと感じられることだと、私も思います。
今回このご縁にとても感謝しています。貴重なお話を有り難うございました。

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最後にお部屋の一部をご紹介します。畳も張替えられとっても綺麗です✨


今回、お世話になった、花野家の皆さん、シェアメイトの新田さん・高崎さん・長田さん
本当に有り難うございました。
花野さんは2件目の空き家を見つけ、秋頃に改装予定とのことです完成まで乞うご期待

最後まで読んで頂き有り難うございました

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子育てママブログライターKei

移住して4年目を迎えます。
家族3人、淡路島で子育てしながら
日々楽しく過ごしています
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2017年07月15日

〜淡路島で紡ぐすてきな日常〜 vol.3 淡路島の最南端、沼島との出会い

こんにちは!紡ぎ屋の藤本沙紀です。


淡路島はすっかり夏の陽気で、毎日暑い!!

梅雨明けはまだのようですが、体感では雨の日はかなり少なかったように感じます。

そしてこの梅雨が明けたら、淡路の夏本番!

どれだけ暑くなるのだろうと、今から怯えております。。()


そんな私は現在、自身で出版予定の雑誌制作に明け暮れる毎日・・・


今回、その雑誌の題材となっているのが南淡路の外れにある、“沼島(ぬしま)”です。


「国生みの島」と呼ばれている淡路島ですが、

その淡路島の中でもいちばんはじめにできた「ヲノコロ島」が、沼島と言われています。


人口400人程度の、小さな漁師町。

もちろん私と同世代(20)の若者は、指で数える程度。

島にはコンビニもなく、夜の18時には眠る町。


最初に沼島へ訪れて感じたのは、“なにもない島”、そんな印象でした。


しかし聞くところによると沼島は、小さい島ながら、その海で捕れる魚は“沼島ブランド”と呼ばれるくらい絶品とされ、全国から年間を通して、多くの釣り人が訪れています。ちょうど最盛期を迎えている鱧は、ほとんどが京都の料亭で使われる超高級品なんだとか!


さらに沼島は、国生み伝説ゆかりの「上立神岩」や「平バエ」など、多くの奇岩に囲まれた島。その奇岩を周遊するおのころクルーズには、平成28年度はなんと1000人もの観光客が来場するほど、年々、人気の観光地となっています。


しかし、そんな取材先の沼島で私が最初に出会った青年は、沼島を「もったいない」と表現していました。


ならばと始まった私の、沼島の“もったいない探し”。


沼島へ何度も足を運び、たくさんの島民の方とお話をさせていただき、

山の中も汗まみれに土まみれ、クモの巣に何度も顔面を突っ込みながら、

くまなく歩きまわり、とにかく沼島を見て聞いて、感じていきました。


そんな中ですごく印象的だったのが、二年前に島外から移住をされたSご夫婦との会話の中で出てきたヒトコト。


「沼島は、精神的な豊かさがある。」


たとえ人口が少なくとも、そこにはしんみりしている雰囲気は一切なく、一人ひとりパワーがあり、みんなが元気なのだと。一人ではなく全員で、いっせーのせで動く島。


そしてなにより、沼島の子供たちはみんな、そんな沼島のことが大好きなのだと。


だから、一度島を離れたとしてもまた、必ず戻って来る。

そしてしっかり沼島で根を張り、生きていくのだと。

そのサイクルがここにはあると。


「だから沼島はきっと、これからもしぶとく残っていく島だと思う。」


そのお話の中で見えてきたのは、

きっと沼島を「もったいない」と放った彼には、彼が見てきた沼島のベストがあり、

それは島民全員、それぞれに言えることなのではないかということでした。


それぞれが思う(知っている)、沼島のベスト。


それを沼島に訪れる観光客に見てもらえないもどかしさ。


“沼島はこんなもんじゃないんだ”


きっと彼の沼島に対する愛情から出たコトバなのだと、そこでようやく、本当の答えをみつけることができました。


でも、取材を終えて私は、“このなにもない現在(いま)の沼島が、最高に素敵だ。”そう、心底実感したし、


きっと訪れる観光客全員の、“そのときに出会った沼島”が、またそれぞれのベストになっていくはずだと、そう確信しました。


だから決して、“もったいなくなんかない。”


取材を通して出会えた、たくさんの人たち。

そして最高に思い出深い、私にとっても原点となった、大切な沼島。


いよいよ佳境の制作も、引き続き頑張ります☆

8月には、販売予定です!^^ 乞うご期待!!



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       <今回の取材で大変お世話になった、沼島総合観光案内所の吉甚さん>




〜紡ぎ屋〜藤本沙紀---

20173月東京から単身、淡路島へ移住。


小さな想いを大きな景色に


まだ見ぬ多くのマイノリティが秘めている価値や想いを
大きな景色に紡ぎ発信していくことを目的とした、
プロデュース・制作活動を行っています。


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2017年07月08日

淡路島の暮らしを楽しむ美容室 coda

こんにちは。Tです。
今回ご紹介するのは、淡路島で開店したばかりの"暮らしを楽しむ美容室"codaです。

淡路島を縦断する高速道路の津名一宮ICのすぐそばという便利な立地で、淡路島民で知らない人はまずいないであろう「たこせんべいの里」のすぐそばにあります。観光客にも人気のお店で、たこせんべいを淡路島のおみやげにする方々でいつも混雑しています。

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codaさんはこのすぐ裏側、小高い丘の上にあります。

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白が印象的な平屋。
車で向かってみたところ、平屋の前が駐車スペースになっていて、アクセスはとても便利だと思います。

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今回お話を聞かせて頂いたのは代表の早田さんと西さん。素敵なご夫婦で、私、時間を忘れて話に夢中になってしまいました。

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実は、お二人とも淡路島のご出身。大阪で美容室の仕事に就かれた後、去年淡路島にUターンされ、今年5月にcodaを開業されました。
この平屋の白はお二人の好きな色であると同時に、「彩りは周りの淡路島の豊かな自然、そして素敵な人がつけてくれる」そんな想いも込められた色なのです。

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平屋の内部も白に統一され、まさに「暮らしを楽しむ」ための素敵な空間となっているのですが、まずはcoda開業までの長い道のりやcodaに込めた夢など、お二人から伺ったとても楽しい話を紹介させて頂きます。

◆淡路島へのUターン
淡路島で生まれ育ったお二人は、高校卒業後、大阪へ出られました。
ご主人の早田さんは、早速美容の道を志し、美容室2店舗の店長にまでなられた方です。
一方の西さんは大阪芸術大学に進学後、美容業界に足を踏み入れます。
しかし、高校時代からお付き合いされていたお二人は「いつか淡路島で」という気持ちをずっと温め続けてこられました。

淡路島を出て大阪で暮らし始めてから15年が経ちました。
いよいよ淡路島へ…と計画を立て始めましたが、15年という月日が淡路島にもたらした変化は相当大きかったようです。淡路島出身のお二人が淡路島のガイドブックを買い、島外移住者向けの「あわじ暮らし総合相談窓口」に相談に行かれたくらいに(笑)。
実際にUターンされた今、淡路島の環境の変化についてこう仰ってました。

  • 明石海峡大橋の通行料金が下がり、行動範囲が随分広くなった
  • インターネットで世界中の情報が簡単に手に入るようになった
  • 島外からやってくる移住者が増えた

恐る恐る「淡路島に移住者が増えることをどう感じますか?」と質問してみました。
私自身も島外からの移住者。淡路島で生まれ育った方々にどう見られているのか、聞いてみたくなったのです。返ってきた答えは、

「いいことだと思う。手に職がある人、自然が好きな人が多く、淡路島の良さをよく知っている。そういった移住者も含めて人との関わりを大切に、地域の人に必要とされるお店にしていきたい。」

ホッと致しました(笑)。

◆coda開業までの道のり
随分と便利になった淡路島とはいえ、coda開業までの道のりは苦労の連続だったようです。
まず、場所を見つけるのに2年。
土地だけでなく、テナントや古民家も含めて島内の様々な物件を周ってようやく見つけた場所に、今のcodaはあります。
今の姿からはなかなか想像しづらいのですが、購入当初はちょっとした"森"だったそうです。自力で開墾、整地するところから始まり、一歩一歩準備を積み重ね、いよいよ大阪の美容室の引き継ぎ等も終えて淡路島に本拠を移してからも難題の連続…。
波乱万丈のお話なのですが、ここでは伏せさせて頂きます。お二人から「気になる方はいろんなエピソードお話しますので是非聞きにきてください」というお言葉を頂いているので、直接聞いてみてください。きっと楽しいお話が聞けると思いますよ(笑)。

いずれにしろ、全てはこのcoda開業のためであることは言うまでもありません。
お二人が内に秘める美容への熱意に心底圧倒されました。

◆codaの未来
美容のトレンドは刻一刻と変化します。淡路島を拠点にしたとはいえ、日本を、そして世界を見ながら新しいものを取り入れていかなければなりません。
淡路島での開業は、インターネットによって情報を得るのが比較的簡単になった今だからこそ、できた選択なのかもしれません。
さらに、お二人はこんな話をしてくださいました。

  • 美容が人を作り、人が町を作る
  • 美容が作る人、そしてその人が作る町を、逆に淡路島から世界に向けて情報発信したい

codaは美容室であると同時に、暮らしを楽しむ人が集まる場所であり、そんな人や町を世界に向けて情報発信する場所でもあるのです。

長くなりましたが、そんなお二人の思いのつまった素敵な店内を紹介しましょう。白を基調としつつ、少しずつ彩りを加え、ギャラリー感覚で使っていきたいと仰っておられました。

まずは美容スペースから。

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子育て中の方にも安心して利用してもらえるよう、キッズルームも設けられています。

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ふと、こんなトロフィーが目にとまりました。

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奥様の西さん、「ウエラ・トレンドビジョン2014ジャパンファイナル」という美容の大会でペアで日本一を受賞、日本代表としてモナコ世界大会に進出したという経歴もお持ちなのです。
雑誌にも取り上げられたことがあるということで、お願いして見せてもらいました。
大阪時代の西さんの一日をご紹介!(笑)

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こちらが、今回私がお話を伺った場所です。本を読みにふらっと立ち寄れるような空間をイメージされていて、将来はカフェスペースにすることも考えておられるとか。

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美容を切り口に、暮らしを楽しむ人、そんな人々が作り出す町にも焦点をあてるcoda。
淡路島に将来が楽しみな場所がまた一つ増えました。

暮らしを楽しむ美容室 coda
兵庫県淡路市中田4182-1
0799-62-0381
9:00-18:30営業(金曜日9:00-19:00、月曜日定休)

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by T

東京から淡路島に移住してきました。
移住者の私の目から見た淡路島を紹介させて頂きます。
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2017年07月01日

洲本港に船便が復活!

6月25日から、大阪府岬町の深日港と洲本港の間を結ぶ一日4往復の船便がスタートしました。
ちょうど10年前の平成19年4月に、洲本港と関西国際空港を結ぶ「洲本パールライン」が運航を休止して以来、10年ぶりの航路復活です。
岬町がなんとか定期航路を復活させたいと努力され、3か月間の社会実験として運航が始まったものです。

早速初日に乗船してきました。
岬町からの第一便が洲本港に到着。

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双胴船で定員は60人程度でしょうか。

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深日港では「深日港フェスティバル」が開催中。大勢の人々が訪れていました。
屋台もたくさん出て、大賑わい!

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さすがは泉州、水ナスも生、浅漬けどちらも売られています。

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普段は鳴門の渦潮で観潮船として活躍しているジョイポートの「日本丸」も、クルーズ船としてチャーターされていましたよ。

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しばらく岬町で楽しんで、帰途につきました。
帰りの船が出港した時、岬町の人たちが風船を飛ばして見送ってくれました。 感激っ!


50分ほどの船旅を楽しむと、美しい淡路島・洲本の海岸が見えてきます。やっぱり淡路島は美しいなぁと改めて認識。


この夏、船旅で淡路島へ来てみませんか? 明石海峡大橋の眺めも素敵ですが、海からの淡路島の眺めも最高ですよ!
また、淡路島の皆さん、久しぶりに船で島外へお出かけしてみませんか? 今の淡路の子どもたち、島に住んでいながら船に乗ったことがない子も多いと思います。この機会に船旅を経験させてやってください。

淡路島の大人の方々にはなつかしいみさき公園へ家族連れで出かけるのもいいと思いますよ。
京阪神の遊園地、阪神パーク、宝塚ファミリーランド、あやめ池遊園地、奈良ドリームランド・・・ことごとく閉園してしまいましたが、みさき公園ひらかたパーク*だけは元気に営業中です。
*関西人さんからひらかたパークは元気に営業中!とご指摘いただきましたので、記事を訂正しました。ありがとうございました。

運航ダイヤ、料金等は こちら をご覧ください。

また、7月中旬には洲本港と関西国際空港を結ぶ航路も開設される予定とか。この夏、淡路島が熱いぞっ!



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