ども!あわじ暮らし総合相談窓口相談員の小松です。
移住相談にお見えになる方々の少なからぬ割合に、「農業をしたい」という人がおられます。
でも、その夢をかなえられる人の割合は、想像以上に少ないのが現実なのです。
農地法などの法的な縛りをご理解いただいていない方、水利権など地域独特の縛りがあること、そしてなにより代々続いてきた農家の跡取りでも、兼業農家でしか農地を維持できていない厳しい現実、これらをしっかり直視して移住・就農のビジョンを描いていただきたいなと思います。
そんな淡路島に、まったく農業経験もないのに淡路島に移住し、新規就農を果たし、そればかりか農業生産法人(有限会社)を立ち上げ、新規就農者を雇用している「と!(とんでも)」会社・2525ファーム。
社長の迫田君が新規就農された時から、私たちは心配しながら彼の営農を見守ってきました。
でも私たちの心配は取り越し苦労だったと正直思っています。しっかりと営農計画を立てながら、収支計画、労働配分にも配慮しながら、経営的に軌道に乗せつつあります。
そんな2525ファームさんと、29年度の事業について打ち合わせをさせていただくため、お伺いさせていただきました。
「地域の農地面積、農業経営の現状、そして5年、10年先の後継者の確保状況などがわからなければ、地域の農業を担う覚悟があっても、採用計画・経営計画が立てられない」「農地は借用できても、農機や資材、そして調製に必要な倉庫が確保できなければ、営農はできない」等々、現場の切実なお話を聞かせていただきました。
「事業として」農業を展開していく、淡路島の農業を維持するため、新規就農者=後継者を確保していく、玉ねぎ・レタスなどの確立された産地を維持するための手立てを講じていく、そんな思いをお聞きしながら、やはり淡路島の農業を維持・発展させていくためには、新たな経営感覚を持った農業者の存在が必須条件なんだなと痛感しました。
29年度、迫田君たちと同様の思いを持った新規就農・農業法人立ち上げ・そして地域外からの新規就農者の正規雇用を成し遂げているグループとともに、淡路島の明日の農業のあり様を考える仕掛けを試みたいなと意見が一致しました。
そう遠くない時期に、プロジェクトの内容についてお知らせできるかと思います。ぜひ、ご協力をお願いします。
2525ファームの皆さんが精魂込めて作っておられる玉ねぎ=蜜玉=今は超極早生のセンチュリーの収穫が行われています。
超極早生とは思えないほどの大きく育った玉ねぎばかりです。
今日頂いたセンチュリー、むっちゃ甘くって美味しかったですよ!
収穫した超極早生玉ねぎも、1~2日乾燥させて水分量を調整して、よりおいしく、そして少しでも日持ちがするように手をかけてくれています。
そして、昨秋玉ねぎオーナー制で定植をしていただいた玉ねぎ。しっかりと育っていました。
『雨が少なくって育ちが遅いんですよ』と仰っていますが、今の時期でここまで育っておれば、しっかりした「淡路玉ねぎ」として収穫していただけると思いますよ!
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あわじ暮らし総合相談窓口
相談員 小松 茂
「移住すること」が目的ではなく、
「移住してどんな暮らしをするか」こそが
大切だと思っています。
そんな視点で、あなたの移住相談に
日々真剣に対応させていただいています。
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自然豊かな淡路島で暮らそう
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